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Posted by ブクログ
4年から。中学年からでも読みやすく、わかりやすい言葉と、爽やかな終わり方が良い。
多様性テーマに強さもなく、さらりと物語の流れに触れさせている感じも教育的な嫌な感じがしない。手芸クラブ他、リーダーとしてまとめたり、メンバーのいることの良さを強みに変える視点なども、大人だけでなく子ども達に必要な感覚であって、そういう見え方を教えてくれる本は必要だと思う。
Posted by ブクログ
リメイク【動詞】つくり変える、つくり直す、改造する。
手芸クラブのクラブ長になってしまった6年生由紀。バザーに出品する商品を巡ってメンバーと対立するし、メンバーはみんな頼りないしで、バザーの準備がなかなか進まない。なんとかみんなのやる気を出させなきゃ!
家では、男が手芸をやるなんて変だと言う弟亮太や、女のママや由紀にだけ料理を作れと言ってくるパパ、それを受け入れているママに、疑問が湧き上がる。家族みんなの意識を私が変えなきゃ!
はぎれ布をリメイクするように、手芸クラブや家族をリメイクしようとする由紀。でも、そうしてみんなと向き合ううちに変わったのは、由紀自身の心だったーー。
「自分のことは、決めつけられたくないって思う。でも、わたしもほかの人のことを、無意識のうちにたくさん決めつけているんだなあ。」
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「リメイク」=「手芸」というイメージが、読み進めるにつれて「クラブ」、「家族」、「男女の役割への意識」をリメイクしていくイメージへと広がり、最後には「由紀自身」の意識のリメイクへとたどり着くという物語の構成がとても面白かった。
Posted by ブクログ
料理や手芸ができると女子力高い、男がやるのは変、って、おかしいことだけどそういう風潮は少なからずあるんだよなぁ。好きなものは好きでいいのにね。
クラブ長も部長も、「長」がつく人が大変なのはわかる。うまくできるかとか、みんなの意見を聞けるかどうかとか。気付きながら成長していく由希はかっこいいなと思った。周りのみんなもそれぞれ個性があって、良い子たちでよかった。
Posted by ブクログ
手芸が好きな男の子って珍しいなと思った。
由希が手芸クラブを引っ張っていくときの苦労、友人莉奈にいらつく気持ちがよく伝わってきました。
最後はみんなハッピーになってよかったです。
Posted by ブクログ
友達の莉奈に押し付けられるままに、手芸クラブのクラブ長になってしまった6年生の由希。みんなを引っ張ってかなきゃと頑張るけど、なかなかうまくいかない。そんな中、毎年恒例のバザーで売る商品を作ることに。今まで通りでいいと思う由希ともっと欲しいと思ってもらえるものを作りたいひかるは、ぶつかりながらもバザーに向けて力を合わせる。クラブと家族、それぞれの中にある固定概念や見えない想い。変えていくこと、思いを伝えていくことの大切さを教えてくれる。
男女の役割がなくなってきた現代だけど、まだまだ完全とは言えない。由希のみんなの考えを変えたいって思いはすごく素敵だし、どんどんみんなの意識が変わっていってくれたらいいなと思う。