保科昌彦のレビュー一覧

  • オリフィス

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    ネタバレ

    刑事の主人公が、怪しげな店で死にぞこないの悪人の人生の砂時計を割る。ところがそれは別人の砂時計で。ねじれていく運命。家族を守れるか。ありえない設定なのに刑事物のリアルさが妙にマッチして面白い。長いけど飽きずに読めます。

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    2011年02月07日
  • オリフィス

    購入済み

    テンポの良い話で秀逸なのですが、やはりホラー小説。架空の話ですから不思議な部分のある結末もありなのですよね。ただ私の好みではありませんでしたが。

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    2020年05月09日
  • オリフィス

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    不思議なバーに迷い込んだことから始まるとある刑事の悲劇。

    思ったよりも面白かった!!でもなんでホラー小説って刑事が主役の話多いんだろう・・・

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    2011年07月03日
  • オリフィス

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    「オリフィス」とは、砂時計の上下を繋ぐ間隙のこと。そしてここに登場するのは、人の命をつかさどる砂時計。ともなればなんとなくよくある話、話の筋も読めるか……いやいや、そう一筋縄ではいかないぞ。
    なかなかにスリリングで、するすると読める一作。連続殺人鬼の正体とその理由もさながら、砂時計の真実にはなんともやられたなあ、と。バー「オリフィス」の雰囲気も素敵。そしてこのラストはやはり好きなパターンだなあ(笑)。
    バー「オリフィス」。見つけたらぜひ一度立ち寄ってみたいですねえ。……でも下手な手出しはしない方がいいな。

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    2010年01月26日
  • 相続人

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    ホラー大賞長編賞受賞作。怨念幽霊ものホラーか。次々起こる怪異、その原因、といったあたりはそこそこお約束。ストーリーもある程度の予測はついてくる。だけど、タイトルにもなっている「相続人」の意味。これにはやられた。片方はそこそこ見当つけてたんだけど、もう一方までは……ダブルミーニングだったんだなあ。
    ストーリーは全体的に、さくさくと読み進みやすい展開。中盤からは一気。だけど登場人物を「QB」とか「TE」で表していた意味はあったんだろうか……? なんか仕掛けあるのかな?って期待してたんだけど。

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    2010年01月26日
  • オリフィス

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    オリフィス…砂時計の細くなったところ。未来と過去の間隙。『人生の残量を示す砂時計』というモチーフはありがちですが、このタイトルにセンスを感じます。

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    2009年10月04日
  • オリフィス

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     刑事の北岡宣彰は妊婦を狙ったひったくり犯を追い詰めていたせいで、母親の死に目に会うことができなかった。犯罪者がしぶとく生き残るというのに、何の罪もない母親があっさり亡くなってしまうという人生の不条理に鬱々としていた北岡は飲み歩いた末、一軒のバーにたどりついた。中にいたのは髪の長い、頬に傷跡のあるママ。そしてママに案内されたバーの地下室で、北岡は無数の砂時計を見ることになる。そしてその砂時計にはそれぞれ、名前が書かれていた。これはひょっとして、人の寿命を表しているのか・・・?

     ”オリフィス”とは、砂時計の細くなった部分、時の砂が通り抜けてゆく穴のこと。北岡がうっかり、ひったくり犯の砂時計に

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    2011年09月26日
  • 相続人

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    第10回日本ホラー小説大賞。人間の「罪と罰」をつきつめた作品ではあるが、殺されていく人間にとっては困ったもんである。なぜに自分が他人の罪のおかげで殺されなくてはいけないのか・・・ホラーだから仕方ないじゃん(笑) 主人公が解決へと導く部分が唐突でもあったね。

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    2009年10月04日
  • 相続人

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    『相続人』の意味は読んでいくとわかる。前半はわかりにくいかもしれない。話しの進み方はいいのだが、最後の終わり方が納得いかない。長編の場合、最後まで楽しませてなんぼって感じだが。ラスト以外はいい感じでした。

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    2009年10月04日