東出昌大のレビュー一覧

  • つかのまのこと
    『幽霊が現れたり消えたりするように、わたしにもほかの人間が見えたり見えなかったりする。人々だけでなく、世界の全体が遠のいて、虚空に投げ出されたような心地になる』

    夢十夜の第一夜を彷彿とさせるような味わい。柴崎友香が踏み出した新しい境地を伺う思いがする。如何にも主人公の男性であるような男優の写真が少...続きを読む
  • つかのまのこと
    東出さんが古い日本家屋にすみつく幽霊を演じていらっしゃる。とてもよくお似合い。その家に住む家族に向けられるまなざしの温かさと、自分の顔も名前もわからない、その存在のあいまいさから滲み出るような寂しさとが混じり合って、なんとも言えない読後感があった。
  • 文藝春秋 2015年 6月号

    イイネ

    10年前から毎月購読していますが、本の整理が大変ですので3年前から電子ブックに変更。もう少し、普通の書籍に比べて安くなるとありがたいですが...
  • 文藝春秋2月号

    文芸春秋3月号

    年間購読にしているのですがどうしたら読めますか
  • つかのまのこと
    あたたかい、さみしい、せつない、、、色んな感情を抱きながら読みました。
    1人で静かな部屋で読むと、すっと入り込んできました。
  • つかのまのこと
    とても淡々と進んでいく、東出昌大さんの写真多めの本ですが、好きでした。
    今日も東出さんが出演されている落語の番組を見ていたので、一人称のこのお話が東出さんの声で再生されました。
    短いお話なのですが、光と不思議な時間の流れがあります。
    幽霊の「わたし」のこれからをぼんやりと考えてしまいます。
  • つかのまのこと
    東出君をモデルとした小説。異色、というが『騙し絵の牙』も同じようなものかと思ってた。まだ読んでないけど。
    東出君がとにかく好き。だからぜんぜんいいんだけど、
    いまいち、小説と写真がズレている気がする。かっこいいからいいけど。別物感が...かっこいいからいいんだけど。
  • 文藝春秋2021年4月号
  • つかのまのこと
    彼(そもそも男なのか?)にとっては、この家族が引っ越して去っていく間も、言うなればつかのまのことなんでしょう。
    古いおうちって本当に少なくなりました。この、本当にいい家が、取り壊されずに、次の人がやってきますように。
  • つかのまのこと
    文学と俳優さんの写真を合体しており、東出さんの雰囲気と文体がわりとマッチしていました。しかし、写真は写真、小説は小説で分けた方が集中できるかなぁ、と。この世に未練があったのでしょう。家に住みついている幽霊が家の移り変わりを見届け、やがて一番会いたかった人にようやく出会うまでのストーリーはちょっぴり切...続きを読む
  • つかのまのこと
    東出昌大の写真集?とコラボしたファンタジーというかある旧家に住み着いた地縛霊の話、まあちょっといい話という感じだった。
  • つかのまのこと
    東出昌大さんの素敵な横顔のカバーを外すと、きれいな赤の表紙。写真も懐かしい昭和の雰囲気で良いです。
    自分がだれで、ここがどこで、何をしているのかもわからない主人公。
    作品紹介で「ラスト、あなたはその<結末>に、きっと涙する。」と書かれていましたが…
    偶然の再会? でも結局誰かわからず、再会も主人公の...続きを読む
  • 文藝春秋2023年9月号

    秋篠宮家の娘たちの擁護記事

    どんな内容かと思って購入しましたが、A宮一家の娘たちがいかに大変で悲壮感たっぷりで辛い目に遭っているかという話がつらつら書かれていただけでした。残念です。皇族の方々が並々ならぬ重圧の中で役目を果たしてくださっているのは最もですが、この一家の人々と他の皇族の方々を並べて語ることは許せません。やたらと、...続きを読む