柳田東一郎のレビュー一覧
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邪鬼vs豪鬼、互いに重い宿命を背負った兄と弟の、最初で最期の兄弟喧嘩がついに決着ッッッ
兄の強さにどこまでも純粋に憧れたからこそ、弟はその兄を超えるべく、秘奥義に手を伸ばした
デカければ強いって訳じゃない。けれど、豪鬼ほど、中身のある強い男ならば、大きさが強さに直結する
さすがの邪鬼も圧倒されてしまうが、兄として、何より、一人の雄として、劣勢のままじゃいられない。弟が晒した一瞬の隙を逃さず、強烈な攻撃を見舞って、戦況を五分に戻してみせる
改めて、兄は強い、と感銘を受けた豪鬼は、とっておきの技を繰り出す
ただでさえ、攻撃力が最強クラスの真空殲風衝。それが、同時に二つ繰り出されたら、その威力はどれ -
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別に、(4)と死闘を絡ませているって訳じゃないだろうけど、この戦いは胸が熱くなり、血が滾ってくる。男が男に惚れる、それは理屈じゃない
前巻のvs狼忍で、見事な逆転を決めた邪鬼様
何故、勝ったっつーより、狼忍が負けたか、その説明がなされたのだけど、もう、とんでもない理由だった。けど、「なるほど」と納得させちゃうのが、邪鬼様の凄いトコ
続けて戦ったのは、回転する籠手を駆使して邪鬼様の打撃を捌く兄、桁違いの殺傷と腐食力を誇る毒を持つ弟のコンビ
またしても、苦戦を強いられた邪鬼様だったけど、危機の中でも鈍らぬ観察眼で、兄弟の秘密を見抜き、一転して攻勢に出る
圧倒的な力で、兄弟の背負っていた悲しみを粉砕 -
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うーん、濃い!!
先の巻よりも、濃さ、熱さ、強さが増しているように感じるのは、大豪院邪鬼って一人の男が、激戦を勝利して生き残り、命を預けるに足り、命を預かるに不足しない仲間を得たからに他ならない
こんだけ強いのに、まだ、上を目指し、行けちゃうところが凄い
いきなりかも知れないが、男塾メンバーの中でも、この大豪院邪鬼も政治家向きと言える。もし、男塾の卒業生が政治家となり、入閣し、重要なポストを占めたら、日本再生どころか、世界征服すら可能だろう
まぁ、それはさておき、戦いを愛し、戦いに愛された、超絶怒涛の帝王たる大豪院邪鬼は、新たなる戦場へ身一つで飛び込んでいく
濁流のごとき運命に逆らわぬ一方で、 -
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またもや、月並みな事しか言えないが、柳田先生、凄ぇわ
宮下先生ですら慎重に扱っている大豪院邪鬼って、本物の漢が持つカッコ良さを、こうも引き出すか。大豪院邪鬼って男に、死天王の面々に負けないくらい、惚れこんでいる証拠だろう
また、男塾の神髄とも言える、人知を超えた武術を極めた男たちの真剣勝負も重厚感がたっぷり。突風を顔に叩き付けられるようなバトルの太い迫力が、確固たる画力により損なわれず、読み手をワクワクさせてくれる
本家は当然だが、この外伝もまた、敵・剣崎の生き方と逝き様が、実に男心をグッと押してくる。全力を尽くして負けたからこそ、無様な最期を勝者の記憶に残さないよう、潔く、己の死を受け入れ、 -
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ついに、大豪院邪鬼様まで、スピンオフの主役に・・・・・・
男塾の塾生は、容姿や技、その強さが人間としてありえない人間ばかりだが、群を抜いて、桁外れなのは、やはり、この御方だろう
男塾の帝王、この呼称に偽りや誇張などは一切ない。これ以上に、しっくり来る呼び方があったら、教えて欲しいくらいである
全力推しの感想を、これまで書いてきた身として申し訳ない気持ちになるが、あえて、自分の印象を正直に語ろう
濃さは、この『男塾外伝 大豪院邪鬼』の方が、『男塾外伝 伊達臣人』を上回っている
画力の高さやストーリーの構成力が、柳田先生に尾松知和先生が劣っている訳じゃない。その点では互角だろう
濃さの差、それは単 -
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因縁の兄弟対決
本編の主人公である大豪院邪鬼と双子の弟の大豪院豪鬼の対決が見所です。因縁の生き別れた兄弟が同じ技を使って競い合うのは、外伝ならではのストーリーで勝負の行方が気になるところです。多分次の巻で勝負が付くと思いますが4巻も見る価値ありだと思います。