ノーマ・コーネット・マレックのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作者はノーマさん。自身の長男が亡くなってしまったことの悲しみを詩にされる。
それを読んだ佐川さんが大切な姉を亡くしてしまった時に重ね、心打たれて翻訳。
そしたら奇しくもアメリカで起きた同時多発テロの頃で、その時の作業員さんが書き残した詩だと話題になって反響を呼んだそうな。
人は大切な人が亡くなってしまった時、どれだけ尽くしたと思っても絶対に後悔する、もう絶対。
だから、後悔しないよう、伝えたいことは伝えるべき、ということがかかれてますん。
タイトルの「最後だとわかっていたなら」が何よりも物語っている気がしますん( ´・ω・`)
事故や事件や災害や……何があるか分からないからこそ、明日やろ -
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Posted by ブクログ
先日、幼い頃からよく知っていた方がお亡くなりになった。突然のことだったという。
親睦が深かった両親にとってショックの程は大きく、自分も涙が止まらなかった。それよりも、ご家族の悲しみはいかばかりかを考えると胸が締め付けられる思いである。一緒に迎えてきた朝を永遠に失うことになるなんて。
悲しみに暮れる中、本書のタイトルが不意によぎった。
中学時代の教師が読み聞かせてくれた詩で、確か9.11のご遺族が書かれたんだっけな…残された人たちへの慰安というより戒めのような内容だった気がするけど、何故だか今はそっち寄りの言葉を聞いていたい。そんな思いで今一度読み直すことにした。
「あなたが眠りにつくのを見 -
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Posted by ブクログ
大切な人をなくしたとき後悔しない人なんているのでしょうか。「最後だとわかっていたら」あなたがドアを出て行くのを見るのが、あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが・・・。私たちはいつだって次があると思っています。たしかにいつも明日はやってきます。なんでもない日常。こんな時間があと何十年も当たり前に続くと思っています。その何気ない時間の尊さを知らずにいます。でも、忘れないようにしたい。明日は誰にも約束されていないということを。私の父は心不全で突然亡くなりました。暫くは慣れない葬儀の準備で気が張っていましたが、葬儀が進み少し落ち着いた頃に、ふと最後に父と言葉をかわした電話を思い出しました。もし最後
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Posted by ブクログ
アメリカ人女性のノーマが、亡くなった我が子を偲んで書いた詩を、9.11テロの救助作業中に殉職した29歳の消防士が、生前に書き残していたことで有名になった。
亡くなった消防士は任務の危険性ゆえに、家族と笑みを交わすのはこれが最後かもしれないと思いこの詩の言葉を守っていたのだろう。詩にはこう書かれている。
あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしはあなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて
抱きしめただろう
If I knew it would be the last time that I'd see you walk out the do -
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