あらすじ
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もし、明日が来ないとしたら、
わたしは今日、どんなにあなたを愛しているか伝えたい。
9.11同時テロの後、アメリカで朗読され、世界中が涙した感動の詩。
子供を、恋人を、兄弟を、親を…、
大切な人を想いながら、この詩を読んでください。
(本文より一部抜粋)
たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終わるのだとしたら
わたしは今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
詩で満足いくまで感動させられて、残りはあとがきか。随分分厚いなぁ。と思っていた。
残り、というのは大間違いだった。
訳者・佐川氏にとっても、著者・マレック氏にとっても失礼なことかもしれないが、私にとってこの本は両氏の合作だ。
マレック氏の美しい詩には、当然独立した物語と価値がある。しかし、佐川氏の個人的なエピソードが、この詩にいくつもの新しい意味と深みを与えていると感じた。
詩でこれまで感極まったことは初めてで、世界が広がった気がした。
もっと地元に帰ろうと思う。
Posted by ブクログ
読み終えて娘を抱きしめた。
大切な人に大好きだよと伝えなきゃと思った。
娘たちは私の宝物。
そして私は宝箱。
宝物を抱きしめるために母はいるんだよ、いつでも蓋を開けて待っているからいつでも戻っておいでとずっと言ってきた。
自分が宝物であることをこれから先もずっと覚えていてほしいな。
Posted by ブクログ
作者はノーマさん。自身の長男が亡くなってしまったことの悲しみを詩にされる。
それを読んだ佐川さんが大切な姉を亡くしてしまった時に重ね、心打たれて翻訳。
そしたら奇しくもアメリカで起きた同時多発テロの頃で、その時の作業員さんが書き残した詩だと話題になって反響を呼んだそうな。
人は大切な人が亡くなってしまった時、どれだけ尽くしたと思っても絶対に後悔する、もう絶対。
だから、後悔しないよう、伝えたいことは伝えるべき、ということがかかれてますん。
タイトルの「最後だとわかっていたなら」が何よりも物語っている気がしますん( ´・ω・`)
事故や事件や災害や……何があるか分からないからこそ、明日やろうは後悔を産むよ、って、こんなに小さくて短い本なのに、思いの詰まった本でしたんฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ
Posted by ブクログ
学生時代の国語の授業を除いたら、詩を読んだのって、これが初めてな気がする。
全部が全部そうじゃないけど、本って著者が伝えたいメインメッセージにいろいろな内容を肉付けして、ボリュームをかさ増ししたものって印象だから、若干嫌煙しがちなところがあったんだけど、詩って著者の思いとか考えを著者が思う最適な言葉や文量で表現した言葉なわけだから、その点、詩集なら意外とストレスなく読めるのかもしれない。
この本のメインメッセージの「思いは伝えた方が良い」ってことももちろんそうなんだけど、詩というジャンルそのものの良さにも気づかせてくれた一冊。
Posted by ブクログ
講義でよくつかいましたね。
震災でしったかたが多いかも…震災のための本ではない。
今日は最後であり新たな未来にもなるのだ!
楽しみ感謝することに気がつく名著。
ぜひ〜
Posted by ブクログ
先日、幼い頃からよく知っていた方がお亡くなりになった。突然のことだったという。
親睦が深かった両親にとってショックの程は大きく、自分も涙が止まらなかった。それよりも、ご家族の悲しみはいかばかりかを考えると胸が締め付けられる思いである。一緒に迎えてきた朝を永遠に失うことになるなんて。
悲しみに暮れる中、本書のタイトルが不意によぎった。
中学時代の教師が読み聞かせてくれた詩で、確か9.11のご遺族が書かれたんだっけな…残された人たちへの慰安というより戒めのような内容だった気がするけど、何故だか今はそっち寄りの言葉を聞いていたい。そんな思いで今一度読み直すことにした。
「あなたが眠りにつくのを見るのが最後だとわかっていたら わたしは もっとちゃんとカバーをかけて神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう」
各ページの見開きには1節ずつ、受け止めるだけで精一杯な言葉が和英で記されている。受け止めていくのがしんどかったけど、両言語ともに全文書き写した。
原語(英語)だと若干ニュアンスが違うのも今回初めて知った。例えばタイトルは”Tomorrow Never Comes”。直訳すれば「明日は二度と来ない」だが、読み進めるうちにそれが「大切な人と、また明日を迎えられるとは限らない」ということが分かってくる。
まさに冒頭の話そのままだ。理屈で分かっていても現実として受け入れられない今の自分たちに、やはり必要な言葉だった。
この詩に触れる時、多くの人が自分にとっての大切な存在を思い浮かべるだろう。その存在がまだ存命なら、「最後だとわかっていたなら」必死にするであろうことを今目一杯やり切って欲しい。
そんな作者のメッセージが、最後の「そうすれば もし明日が来ないとしても あなたは今日を後悔しないだろうから」にギュッと込められていた。
作者はノーマ・コーネット・マレック氏というアメリカ人女性。詩は亡くなった我が子を偲んで1989年に書かれたものだと、訳者あとがきで知る。それが9.11の後、チェーンメールで世界中に広まっていったという。
あとがきにはマレック氏他、翻訳者の佐川氏が体験された大切な存在との別れが綴られている。佐川氏はお姉様を病気で亡くされたが、何もしていない自分からしてみれば必死に手を尽くされていた。「それでも後悔が残った」と言うのなら、これから誰かを失うたびに申し訳なさを抱えていかなきゃいけないのか。
「愛する人を失った時、どんなに心を尽くしても自分の足りなさを嘆かずにはいられない。それはもしかしたら、その人を忘れないでいたいという心の表れなのかもしれない。自分のためよりも、むしろその人の魂のために」
それに対して佐川氏は「どちらにせよ後悔する」と結論を出されている。
大切な存在を失い「最後だとわかっていたなら…」と後悔することがあっても、その人を心に留めたまま生きていくこと。そういえば「思い出すことが一番の供養」と母も言っていたな。
今いる大切な存在のためにも、まだまだやることは残されている。
Posted by ブクログ
この詩は作者が
事故で亡くなってしまった息子を
偲んで書いたもの。
別れた夫に連れ去られ
生き別れた後の悲しい報せ。
どんなに辛かっただろう。
どんなに後悔しただろう。
作者の深い悲しみは想像するに余りある。
この詩には作者の後悔と共に
願いが込められていると思う。
もしも今日で最後だったら
もしも明日が来ないとしたら
最後だとわかっていたら…
少しでも後悔のないように
生きていけたらいい。
Posted by ブクログ
友人を亡くしてから、自分が日々の人間関係の中で大事にしたいと思っていたことがまんま綴られていた。だけど実際としては、そうしたいのに毎日、自分の大事な人それぞれにできているわけではないから、いつも少しもやもやしてしまう。
詩が素敵なのは勿論だけれど、訳者解説のところの言葉もとても印象的で、相乗的に素敵な本だった。
死生についてこのような考え方が出来るのは素敵だなと思ったし、これを読んで自分も解放された部分があった。
誰かを亡くしてしまったときや、日々が忙しく視野が狭まったときに、また読みたい。自分の中で大事にしたい一冊になった。
Posted by ブクログ
写真と詩で5分で読める。
しかし、その内容は重い。
帯に書いてあるように、
もし、明日が来ないとしたら、わたしは今日どんなにあなたを愛しているか伝えたい。
⒐11を経験した方の心からの叫び。
気付き
確かにいつも明日はやってくる。
でも、もしそれがワタシの勘違いで、今日で全てが終わるのだとしたら‥‥。
考えるだけで恐ろしい。
でも、明日は誰にも約束はされていない。
todo
後悔はしたくない。
伝えるべきことは伝える。
特に感謝と謝罪は、言える時に伝えよう。
Posted by ブクログ
大切な人をなくしたとき後悔しない人なんているのでしょうか。「最後だとわかっていたら」あなたがドアを出て行くのを見るのが、あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが・・・。私たちはいつだって次があると思っています。たしかにいつも明日はやってきます。なんでもない日常。こんな時間があと何十年も当たり前に続くと思っています。その何気ない時間の尊さを知らずにいます。でも、忘れないようにしたい。明日は誰にも約束されていないということを。私の父は心不全で突然亡くなりました。暫くは慣れない葬儀の準備で気が張っていましたが、葬儀が進み少し落ち着いた頃に、ふと最後に父と言葉をかわした電話を思い出しました。もし最後だとわかっていたら、感謝の言葉を口にしていたでしょう。いつかではなく今、大切な人に「ありがとう」の一言を伝えようと思いました。
Posted by ブクログ
最後だとわかっていたなら、、、
明日は誰にも約束されていない、
忙しさを理由に
大切な人とのほんのちょっとの時間を
惜しんだことを後悔する
最後だとわかることはきっとない、
いくつもの、後悔をしながら
これからも生きていくのだろう。
こうすればよかった
ああしておくんだった
きっと、今までも
そして、これからも。
その後悔が少しでも少なければいいな、
ちゃんと日々立ち止まらないと
忘れてしまう、
こんな大切なことを。
毎日毎日を丁寧に
穏やかに
そして平和にすごしたい、
大切な人と大切な時間を。
自分にとってのそれは??
Posted by ブクログ
アメリカ人女性のノーマが、亡くなった我が子を偲んで書いた詩を、9.11テロの救助作業中に殉職した29歳の消防士が、生前に書き残していたことで有名になった。
亡くなった消防士は任務の危険性ゆえに、家族と笑みを交わすのはこれが最後かもしれないと思いこの詩の言葉を守っていたのだろう。詩にはこう書かれている。
あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしはあなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて
抱きしめただろう
If I knew it would be the last time that I'd see you walk out the door,
I would give you a hug and kiss, and call you back for just one more.
Posted by ブクログ
感動必至。
9.11の後話題になった短編詩集。
どの写真も綺麗で、日本語と英語が書いてあるから
日本人だけでなく、外国籍のご家族や友人がいる人も一緒に読める所が素敵。
もし、明日が来ないとしたら、
私は今日、どんなにあなたを愛しているか伝えたい。
言葉でちゃんと伝えるっていうことがどんなに大切で尊いことか気づかせてくれる本。
Posted by ブクログ
担任の先生が教室に置いてくれた本でした。言葉こそ少ないですが、身近な人の大切さに改めて気付かされる一冊です。1度読んだ本ですが、手元に置いておきたかったので自分でも購入しました。
Posted by ブクログ
また明日があると安心するけど、また明日がくるって後回しにしてたら大事なことをやり残してしまう。
人生は終わりがあるから、儚くて頑張れる。
9.11の時に広がったツイートで、
大切な人に、今の気持ちとか感情とか言葉を届けたくなって、時間の過ごし方がほんのすこし変わる。
泣きたくなるような、でも、今を大切にしようって活力になるような素敵な素敵な本。
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『ごめんね』や『許して』や
『ありがとう』や『気にしないで』を
伝える時を持とう
そうすればもし明日がこないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから(文中より)
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Posted by ブクログ
当たり前だと思っている日常が、本当はとても恵まれていて幸せだということを気づかせてくれる、思い出させてくれる本。そしてその日常を、傍にいてくれる大切な人を、精一杯大切にしようと思える本です。同じ毎日の繰り返しで、つい忘れてしまいがちですが、人間である以上いつか終わりがくる。その終わりはいつどんな形でやってくるかわかりません。その終わりが訪れたとき、どうしたって残るであろう後悔が少しでも減るように、時折開いては忘れがちな大切な気持ちを思い出す――。ずっと手元に置いておきたい本です。
Posted by ブクログ
明日が来ることは 誰にも約束されていない
今日を後悔しないために
今、この瞬間を大切に生き抜く
日々のぐうたらを反省します
夫には小言より感謝を伝えるようにします
おじいとおばあになるまで仲良くいられますように
Posted by ブクログ
毎日を大事に生きないといけないとわかっていても、
すぐダラダラと慣れた日常を繰り返してしまう。
苦しい、悲しいと思っていても、何もしない自分は所詮甘えているのだろう。
人生なんて、いつ何が起こるかわからないのだ。
大切に生きないといけない。
Posted by ブクログ
2017年、26冊目です。
職場の女性社員の誕生日にプレゼントしました。
もうすぐ結婚されると方なので、人生において大切な人のことを、
直ぐに思い浮かべるには、いいタイミングではないかと思ったりした。
でも、琴線に触れるかどうかは、本人の心次第ですが。
Posted by ブクログ
すごく大切だけどすぐに忘れてしまうこと。仕事柄命の終わる瞬間に立ち会うことが多いけど毎回後悔する。仕事では一日の中で1回は笑顔や楽しさを引き出したい。そして生活の中ではそばに居てくれる人が当たり前ではなく不変ではなく、一緒にいてくれてありがとうと伝えたい。けれど忙しいと忘れてしまいやすい事だと思うから、定期的に読み返したいと思った。
Posted by ブクログ
2001年9月11日に起きた同時多発テロを機に、
ある詩が世界中に広まった。
その詩はノーマ・コーネット・マレック氏によってテロが起こる前に自身の子供を想い書いたものだった。
それが誰かの手によりチェーンメールとして広がり、テロの遺族たちの気持ちに深く寄り添っていった。
"Tomorrow is not promise to anyone, young and old alike.
ー若い人にも年老いた人にも明日は誰にも約束されていないのだということを"
朝を迎えられることを、当たり前ではないということを忘れず日々を生きていく必要がある。
Posted by ブクログ
子どもが産まれてから読むと毎日の捉え方がすごく変わった。
ミルクやおむつで忙しくてついつい自分の時間を持とうと躍起になっていたけれど、泣いているその一瞬一瞬が今まで以上に愛おしくなった。
Posted by ブクログ
いつ離れてもいいように最良の関係でいよう。
喧嘩はすぐに終わらせよう。いつも笑顔でいよう。
簡単なことなのに難しい。
今この瞬間を大好きな人といられることが奇跡。
Posted by ブクログ
9.11の後に話題になった短編の詩。
大切な人はいつも隣にいてくれるとは限らない。
もし今日が最後だとわかっていたなら、私も大切な人にどんなにあなたを愛しているのか伝えたい。
そう思える素敵な詩だった。
Posted by ブクログ
頭ではみんなわかってる。でも、ありがとうを伝えたり抱きしめたりすることより、日々の不平不満を言ってしまうことが増えてるかも。今日から実行する。会いたい人には距離や時間を言い訳にせず会いに行く。
Posted by ブクログ
最後がくるとわかっていた。最後が近いとわかっていたから、できる限りのことをした。彼女の望みであろうと考えつくこと全てしてあげたいと思い、すべてを投げ打ってそのようにした。しかし、姉を天に送ったあと、私を常に苦しめたのは後悔だった。
「あれもしてあげればよかった」「これもできたはずだ」という思いは尽きることなく溢れて、わたしを責めた。もっともっとできたはずだ。足りなかったんだ。
精一杯捧げたはずなのに、なぜこんなにも後悔があとからあとから襲うのか。
大切な人をなくして、後悔しない人なんているのだろうか。 あとがきより
家族を見送ったことがある人は、必ず湧いてくる感情だと思う。そして、不安や後悔に押し潰されそうになる。
いつくるかわからない永遠の別れを、ちゃんと受けとめられるように生きている今の想いを言葉にして大切な人に伝えていきたい。