東亮太のレビュー一覧
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すごく面白かった。とても綿密に練られていると思いました。
怪談師の元に寄せられた噺を元に小説家が創作ホラーを書いていく、その話の中に出てくるものが実際に少しずつ繋がってていくミステリー的ロジックもありつつ、またホラーもいろいろな要素を取り入れながらもごちゃごちゃせず、正統派ホラーに纏っていた。私的には、本編より、小説家の人が書いたモキュメンタリー・サークルの話が一番好きだった。話の中で、書籍するにあたって関係者が失踪したり何か異常をきたすのはあまり好きじゃないのだけれど、この話の中の登場人物達はちゃんとそれぞれのキャラが立っていて、なぜ、どうして彼らが「そんな目にあうのか」をきちんと、またじわじわと知らしめてくれているので良かった。
人怖もありつつ、じっとりした空気を最後まで感じさせてくれた実に良いホラーだった。 -
Posted by ブクログ
シリーズ当初は単純に昨今の魔王勇者系の流行りに乗っかった作品かなと思っていましたが、開いてみれば仲間との絆を守るために突出した力は無いが機転と熱い心を持った主人公がコメディタッチで奮闘する仲々良いお話でした。
レーベルのプッシュが少ないせいか打ち切りと思われる勢いで本巻にて完結しているのが非常に勿体無く感じます。
作者の力量で綺麗にまとめられててはいますが、後半たたみにかかっているのが感じられ寂しい思いです。
ダメ人間?ながら憎めない愛嬌を振りまいてくれたドラゴン少女のフェリスやポンコツ可愛いアンデッド少女のタニヤ、若干チョロ臭のする高レベル女冒険者のリオ、健康的なお色気と先輩の気遣いを見せてくれるセイレーンのセレナさんなど愛すべきキャラクター達の今後を見ることができないのは非常に残念です。
恥ずかしながら作者のお名前は存じてましたが今まで未読だったため、ぜひ他の既刊シリーズも読んで見たいと思います。
追記
作者のブログを見に行き、もともとモンスターや妖怪愛好家であることを知り納得。
私も同好の徒であるため親近感を感じました。
水木しげるさんの妖怪大百科シリーズ私も全巻もってますよ。 -
Posted by ブクログ
知らないうちに勝手にトラブルに巻き込まれるという厄介な体質の主人公・高浪藍子。
そのマキゾエっぷりを多分に発揮し、度重なる転校を繰り返した彼女が行き着いたのは、近所でも有名な名門校・私立御伽学園。
しかし彼女が入ることになった一年乙組は勇者に巫女に超能力者に殺し屋と、特殊な能力を兼ね備えた人間ばかりを集めた特殊なクラスだった。
頭を抱えるのも束の間、何と転校初日にして彼女の在籍データが消滅しているという事実が発覚し−−−。
特殊なクラスメイト達に振り回されるメイン主人公・藍子と、そのクラスメイト達をまとめるサブ主人公・灘英斗のダブル主人公が織りなす、痛快かつ謎に満ちた学園ストーリー。
「ありえない」が詰め込まれた、とにかくぶっ飛んだ一冊です。 -
Posted by ブクログ
知らないうちに勝手にトラブルに巻き込まれるという厄介な体質の主人公・高浪藍子。
そのマキゾエっぷりを多分に発揮し、度重なる転校を繰り返した彼女が行き着いたのは、近所でも有名な名門校・私立御伽学園。
しかし彼女が入ることになった一年乙組は勇者に巫女に超能力者に殺し屋と、特殊な能力を兼ね備えた人間ばかりを集めた特殊なクラスだった。
頭を抱えるのも束の間、何と転校初日にして彼女の在籍データが消滅しているという事実が発覚し−−−。
特殊なクラスメイト達に振り回されるメイン主人公・藍子と、そのクラスメイト達をまとめるサブ主人公・灘英斗のダブル主人公が織りなす、痛快かつ謎に満ちた学園ストーリー。
「ありえない」が詰め込まれた、とにかくぶっ飛んだ一冊です。 -
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今ホラー界でブームとなっている、モキュメンタリー、なんだと思う。
怪談実話をもとに創作ホラー小説を書く、という体裁で話が進んでいくが、怪談実話も、それをもとにした創作ホラーも、短編のホラーとして楽しむ事ができる。特に、「ツチコのいる山」、「中庭」、「モキュメンタリー・サークル」、「庭にいるもの」が、良かった。話の核心にもなる、中庭に出られない家というのも、良い不気味さを醸していた。
特に「モキュメンタリー・サークル」は、構造が何層にもなって混乱を誘ってきていたし、後半は筆者周辺にも不穏な影響が出てきたり、書かれた小説もだんだん何が創作なのか分かりづらくなってきたりと、虚実ががないまぜになる仕掛けがふんだんに施されていた。
クライマックスでは、怪異の元凶や経緯が判明する事になり、それはそれで上手い構成だと思ったが、謎が解明(?)される事により前半と後半でホラーのタイプが変わってくるようにも感じた(個人的には前半の不穏な感じの方が良い)。
描写もうまくて、リアリティのあるイメージを持たせてくれたし、つながりのありそうな話が出てくる事で、先が気になってグイグイ読み進めていく事ができた。 -
Posted by ブクログ
絶対、題名で誤解してる人いる。
こんなに重厚で禍々しい話だとは思いませんでした。
これは面白い!
この題名だと、最近のホラーブームに乗っかった量産化されはホラー小説のように感じる人がいるんじゃないでしょうか。
下手したらモキュメンタリーホラーと勘違いする人も出てきそう。
「魍魎の匣」みたいな感じの題名の方が良かったと思いました。(具体的な案はないんですが…)
第一章から掴みが素晴らしかったです。
実話怪談とホラー短編が交互に記述されるんですが、何が起こるんだろうとワクワクさせられました。
その他の章も、基本的には実話怪談とホラー短編が交互に記述されるのですが、それぞれの話が単品だったとしても面白いものばかり。
全く飽きずに読む手が止まりませんでした。
妖怪や日本神話の話が出てくるのですが、それぞれ興味深い考察で、インテリ成分も摂取できます。
巻末に記載されている参考文献の多さにも納得でした。
また、話の展開は次々に謎が解明されたり、はたまた別の謎のがあらわれたりその謎の仮説が浮上したりと、ミステリー要素も多分に含まれています。
ホラーにミステリーが含まれている作品が大好きなので、ドストライクでした。
冒頭で述べた通り、題名のイメージで完全に油断してたので思わぬ収穫でした。
こういうのがあるから、題名だけで読まない判断をしちゃいけないなぁと思い知らされました。
ただ、そうなると、読みたい作品が溢れかえっちゃうのでどうしたもんか、ですね…。 -
Posted by ブクログ
玄人向けのラノベですねw幼馴染キャラ、転校生キャラ、なぜか女の子とフラグをたてまくる男の子、などアニメやゲーム作品での”キャラ付け”をうまくメタっている作品。そのキャラクターにつくお約束などもうまく外したり取り込んだりしているので、萌えや、そういった作品に理解がある人ほどクスっとできます。物語が終息に向かうまでドタバタしっぱなしであっという間に読み切ってしまいました。主人公が女の子だったり、結局萌えを記号化しただけなので、あまりキャラ萌えはないので一般受けはしなさそうですが、結構ライトノベル読んだなーと思う人はこういう違う切り口の作品を読むと新鮮ではないでしょうか?
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Posted by ブクログ
玄人向けのラノベですねw幼馴染キャラ、転校生キャラ、なぜか女の子とフラグをたてまくる男の子、などアニメやゲーム作品での”キャラ付け”をうまくメタっている作品。そのキャラクターにつくお約束などもうまく外したり取り込んだりしているので、萌えや、そういった作品に理解がある人ほどクスっとできます。物語が終息に向かうまでドタバタしっぱなしであっという間に読み切ってしまいました。主人公が女の子だったり、結局萌えを記号化しただけなので、あまりキャラ萌えはないので一般受けはしなさそうですが、結構ライトノベル読んだなーと思う人はこういう違う切り口の作品を読むと新鮮ではないでしょうか?