安永祖堂のレビュー一覧

  • 笑う禅僧 「公案」と悟り

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    宗教をかたるには、上のものをいかに下に持ってくるのかにあると思う。形を大事にするあまり、本質が違ってしまったものや、わかりにくいものがあるけれど、この本は形は違うけれど本質は近いものを見せてくれたような気がする。
    わかった事は、無は認識した時点で無ではない、前はいかにそれになろうかとする。
    そんな感じ。

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    2013年03月06日
  • 笑う禅僧 「公案」と悟り

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    評価あんまりよくないけど・・・これ面白かったよ!!
    禅という、アブナくて変テコで、それでいてヤクザな(いや、ほんとに)宗教を、よくぞここまでわかりやすくしかもそのややこしさを損なわずに書いたなーと、とても感心した。

    禅の本質ってなんぞや。これは究極の問いである。
    What is zen?
    わからない。というか、わかる人なんているのだろうか。もしいるとしたら、それはきっと「悟った」人であろう。で、もしそんな「悟った」人がいるとしたら、それは凡人から見ればかなりの確率で「イッちゃって」いる人だろう。
    つまりは、日常からの超越である。その人の規範は、きっと日常から超越してしまっているのではないかと

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    2012年03月03日
  • 一からはじめる禅

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    ネタバレ

    禅というものをその教えの概要と歴史、また修行の上に禅僧たちが紡ぎだした禅語、公案の話などが網羅され入門書としてとりつきやすい。

    心に残ったところ
    ・四諦・・苦を取り除く方法「苦諦」「集諦」「滅諦」「道諦」がある。
    ・八正道・・正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念、正定
    ・聖俗、善悪、左右という相対的な考え「分別」は嫌われる。無位とは差別がない人。
    ・「安心」とは心を知る、心を見ること。
    ・「人は仏だからこそ仏としての修行をせねばならない」
    ・嬉しい時は心から喜び、苦しい時はとことん悩み苦しみ、悲しい時は思いっきり泣く。瞬間瞬間を全身全霊で生きて、そのことに執着しなければ安心立命できる。

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    2019年06月22日
  • 笑う禅僧 「公案」と悟り

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    章の冒頭に紹介されている公案を見ても「なんでこれが公案?」とわからず、その後の解説を読んでもやっぱりどこが公案なのかわからないものがしばしばあった僕は、禅には向いていないのであろう。

    禅の思想は面白いんだけど、結局は「なんでもあり」だし、「言ったもん勝ち」みたいな気がしないでもない。

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    2018年09月22日
  • 笑う禅僧 「公案」と悟り

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    まえがきにある通り頭を空にして読んでみましたが、自分にはよく分からない公案も多かったです。
    安永先生の広範な知識に触れられるだけでも楽しめます。

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    2011年08月31日
  • 笑う禅僧 「公案」と悟り

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    悟りって二律背反の状況を一挙にぽんって感じで打破することのような気がした。多分これは自分の頭の中で分かったつもりになっているようで、分かっていないんだろうな。うーん。深すぎる。

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    2011年06月09日