ベネディクト・キャリーのレビュー一覧
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・「嗅内皮質」は脳に入ってくる情報をふるいに役割。「海馬」は記憶形成が始める場所で、「新皮質」では、保存する価値があるとの信号が発せられた情報が健在記憶として保存される。(海馬を通じんてネットワークを形成し、最終的には検索可能な状態で新皮質で落ち着く)
・結合してネットワークを形成するのが「ニューロン」。一方のニューロンから信号を受け取ると、反対隣のニューロンへその信号を伝達する。
・記憶を使えば、記憶は変わる。
・どんな記憶にも、保存と検索の2つの力がある。
・保存する力が減らないというのは、意識的に記憶した事はすべて永遠に脳内にあるという意味だ。
・「検索する力」は、情報をいかに楽に思い出 -
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環境(場所)に変化をつける
方法を変える(読む、議論、キーボード入力、手書き、鏡、BGM
睡眠
勉強時間を分散させる
覚える1:自己テスト2
行き詰ったら中断して別のことをする(その間も脳は無意識にそのことを考えている)
一度の練習時間に複数のことを混ぜる(インターリーブ)
知覚学習PLM
「秩序を乱す何か、その場にそぐわない何かを目にすることが、事実上脳を目覚めさせる。っして、『なぜそれがここにあるのか?』と潜在意識に問いかけて、その情報を掘り下げさせる」
種類を混ぜた練習を行うと、学ぶ力全体が向上し、ものごとの違いを理解する力が高まる。 -
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同じ場所で出来るようになるまで集中して反復演習するという勉強法が実は間違いであった。一度忘れる、時間を分ける、テストの前にテストをする、場所を変える、騒がしい場所が良い、中断する、一つのことをしない、別のことをやる、寝る。これが記憶の研究から分かった正しい勉強法である。
こうやって並べると、よくないとされていたことが実は正しかったということになる。ところで、行き詰ったときに気分転換でコーヒーを飲んだり、あきらめて寝たりした後、悩んでいたことが嘘のように理解できるようになったという経験があるのではないかと思う。これは「中断」した後も脳は考え続けており、しかも無意識のうちにさまざまな検討をして -
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ネタバレ邦題:How we learn
内容紹介
最新の科学研究によれば、これまで定説とされてきた勉強法は多くの場合に間違っているという。では、どうすれば脳は最も効率よく学べるのか。米三大紙『ニューヨーク・タイムズ』の人気サイエンスレポーターが、著名科学者らへの取材をもとに、脳をフルパワーで働かせる記憶法・勉強法を徹底解明。全米で話題の一冊!
目次
はじめに ── 余白を広げる
Part 1 脳はいかに学ぶか
第1章 学習マシンとしての脳
第2章 なぜ脳は忘れるのか
記憶のシステムを機能させる忘却の力
忘却に備わっているスパムフィルター機能
覚えるために忘れる理論
エビングハウスが生みだした「忘却曲線 -
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記憶に定着しやすい学習の仕方として、
学習する時に、場所や音楽など環境を変えながらやった方がよい。
勉強時間を分散させる。1日後、1週間後、1か月後、など。間隔を広くとると、長く記憶にとどまる。
流暢性の幻想に囚われないために、覚える時間と練習する時間の比率は4:6程度がよい。
自己テストや事前テストをすることが効果的。
思い出さなけばならない状況を作ることが有効ということ。
休憩を入れながら、取り組んだ方が解決を思いつきやすい。
途中でやめた方がよい。ずっと脳は考える。
ランダムに様々なやり方で練習した方が結果的に定着する。
PLM、知覚学習モジュールを活用して、五感を活用した方がよい -
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今までの勉強法を覆す本…かも?
ただ意外と人はその勉強法を無意識に実践している気がした。
場所を変えたり、いくつもの事を同時に勉強したり…。
人間の本能は間違っていないのだと感じた。
またこの勉強法にあたり、いくつかの研究、実験について詳しく書かれており、中には助長的で不要というレビューもよく見るが、個人的にはわかりやすく面白かった。
意外に単純な研究こそが発見なんだと思った。
なかなか世の中でどんな研究がなされてきたか…なんて知る機会ないじゃないか。
そういった視点からも多くの発見があった。
作者の目線も低くしているのか、大した脳味噌のない自分でも十分理解できた。 -
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脳科学の方面から、どのような時と場所と方法で勉強すれば効果があるのかについて書かれています。脳の働きというものを、どのように記憶と考え方の向上につなげていくのか。今までもこのような本は出ており、それと一部重なるものもあるのですが、具体的な例が豊富にあり、そのため分かりやすく、かつ楽しく読むことができました。またすぐに実行できるものが主で、日々の勉強に役立てることができることが多数あることが良かったです。勉強は無理してするものではなく、また諦めることなく続けていくことということかと思います。筋肉を付けるような気持ちで、脳を鍛えていくこと。その方法が学べるのではないかと思います。
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ネタバレ学習における分散効果について
いわゆる記憶の力には保存する力と検索する力の二種類がある。保存する力は衰えることはないが、検索する力は強化していないとすぐに衰える。記憶した時の背景や環境を手がかりとして思い出すことも多く、例えば覚える時と同じ色調の紙に書く方が別の色調の紙よりも思い出しやすいし、BGMが流れている環境で覚えたことは同じBGMがあると思い出しやすい。ただし、BGMが違うと思い出す力はBGMなしと同じなので、あまり意味はないかも(Smith, Am J Psychol 98:591-603, 1985)
学習においては分散効果が重要になる。一気に集中するよりも何日かに分けたほうが