ベネディクト・キャリーのレビュー一覧
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めちゃくちゃためになった。
一度覚えたことは必ず脳内にある。しかし、それを探索する能力が長けているか欠けているかで思い出せるのかが決まる。
つまり、探索能力を伸ばすことが大事。
もう一回読むPosted by ブクログ -
大脳生理学から、学習を考察した書。 ブームのはしりだったような。闇雲に経験則をふりまわすのではなく、科学的に実証された方法論で学習を進めていくことは、時代にあっていると思います。Posted by ブクログ
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結論、
没入する方向でやっていれば大体において合っている。
なぜなら、それは脳が感じていることであり、脳は成長を楽しいと感じ、成長がなければ面白いと感じなくなる。
インターリーブ学習や分散学習は、
反復練習による限界を感じている場合には、超有用な学習法で、
集中力が明らかに増すのを実感する。
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物事を覚えること、覚えたことをうまく思い出すこと、状況に応じて覚えたことを応用するための方法 (勉強方法、練習方法) が記載されている。
そこらへんの怪しいハウトゥとは違う。どちらかというと調査論文に近く、しっかりとエビデンス (根拠) を積み上げて、こうすると良いと解説している。
しかし、示され...続きを読むPosted by ブクログ -
安直な自己啓発本ではない。
論文をもとにした緻密な科学ノンフィクションだ。
インターリーブ、分散効果など、実用的な勉強法も紹介されている。
ちゃっちゃと方法だけ知りたいなら斜め読みすればいい。
しかしじっくり読めば、学習というものが学問的にどのように扱われてきたかがわかる。
読む価値のある本だ。Posted by ブクログ -
・「嗅内皮質」は脳に入ってくる情報をふるいに役割。「海馬」は記憶形成が始める場所で、「新皮質」では、保存する価値があるとの信号が発せられた情報が健在記憶として保存される。(海馬を通じんてネットワークを形成し、最終的には検索可能な状態で新皮質で落ち着く)
・結合してネットワークを形成するのが「ニューロ...続きを読むPosted by ブクログ -
脳の記憶メカニズムに即した勉強法を提示する本書。
ただ単に方法をわかりやすく紹介する簡易版と違い、研究者たちによる数々の実験、そして発見に至るまでの経緯を明快に示してくれる。読者の多くは自分の勉強法の改善のため、または他者への教授のために本書を手に取るのだと思うが、その目的は表面上の理論理解だけ...続きを読むPosted by ブクログ -
文句なく面白かった。脳はまだまだ不思議なことを隠している。
様々な実験の結果から、どのように勉強したら効果的かが書かれている。直感やいままで信じていたことと違う事実が示されると、「おっ」となる。それが随所に現れる。
一人でも実験できるんだなあという驚きと、なぜ学生時代に私自身で実験できなかったの...続きを読むPosted by ブクログ -
環境(場所)に変化をつける
方法を変える(読む、議論、キーボード入力、手書き、鏡、BGM
睡眠
勉強時間を分散させる
覚える1:自己テスト2
行き詰ったら中断して別のことをする(その間も脳は無意識にそのことを考えている)
一度の練習時間に複数のことを混ぜる(インターリーブ)
知覚学習PLM
「秩序を...続きを読むPosted by ブクログ -
いずれのメソッドも科学的裏付けがあり、「先の見えない」ものと思える勉強に、確かな希望が持てるようになる。
しかも、いずれも「小さな変化で大きなメリットをもたらす」ものであり、実用性は極めて高い。
どこかで聞いたことのある・感じたことのあるような現象(ex.ふとした時の思い出しやひらめき、模擬テストに...続きを読むPosted by ブクログ -
同じ場所で出来るようになるまで集中して反復演習するという勉強法が実は間違いであった。一度忘れる、時間を分ける、テストの前にテストをする、場所を変える、騒がしい場所が良い、中断する、一つのことをしない、別のことをやる、寝る。これが記憶の研究から分かった正しい勉強法である。
こうやって並べると、よく...続きを読むPosted by ブクログ -
邦題:How we learn
内容紹介
最新の科学研究によれば、これまで定説とされてきた勉強法は多くの場合に間違っているという。では、どうすれば脳は最も効率よく学べるのか。米三大紙『ニューヨーク・タイムズ』の人気サイエンスレポーターが、著名科学者らへの取材をもとに、脳をフルパワーで働かせる記憶法・...続きを読むPosted by ブクログ -
記憶に定着しやすい学習の仕方として、
学習する時に、場所や音楽など環境を変えながらやった方がよい。
勉強時間を分散させる。1日後、1週間後、1か月後、など。間隔を広くとると、長く記憶にとどまる。
流暢性の幻想に囚われないために、覚える時間と練習する時間の比率は4:6程度がよい。
自己テストや事前テ...続きを読むPosted by ブクログ -
今までの勉強法を覆す本…かも?
ただ意外と人はその勉強法を無意識に実践している気がした。
場所を変えたり、いくつもの事を同時に勉強したり…。
人間の本能は間違っていないのだと感じた。
またこの勉強法にあたり、いくつかの研究、実験について詳しく書かれており、中には助長的で不要というレビューもよく見...続きを読むPosted by ブクログ -
忘却には情報をふるいにかけるフィルター機能がある。
環境に変化をつける。つまりいつもの場所、静かな環境で勉強するのは非効率。
分散学習。一度に勉強するより、分けた方が効果的。
知識を確認するテストは学びを高めるツールであり、学力を測る手段でしかないと思ってはいけない。
事前テスト。学習前のテストは効...続きを読むPosted by ブクログ -
効率よく物事を覚えるには、分散して勉強すること異なる環境で勉強すること。
こういった本のレビューなども、読み終わってすぐに書くのではなく、2.3日後に内容を思い出しながら書くと記憶に定着するのかもしれない。
また、思い出せない内容を踏まえて改めて本を読み返すそういった繰り返しが大切。
と言いながらも...続きを読むPosted by ブクログ -
脳はどのようにして記憶しているのかということから始まり、より効率がよい勉強方法を様々な実験の結果を元に導き出した本。 なかなか難しい箇所も多いが、今までの勉強方法からこれはよく記憶できたな〜という経験が、実験でも効率が良いことが証明されている、と書かれていて、やっぱりよかったんだ!と感じました。 特...続きを読むPosted by ブクログ
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脳科学に効率の良い勉強法を紹介する本。具体的な数字が書かれていたり、説明や引用が多く、とても説得力があった。ただ「説明はいいから方法だけ教えて」という人には長い。ネットに要約があるのでそれを見れば十分な気がした。ただそれぞれの方法に関して興味深い実験なども紹介されているので、根拠が気になる人は読んで...続きを読むPosted by ブクログ
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脳科学の方面から、どのような時と場所と方法で勉強すれば効果があるのかについて書かれています。脳の働きというものを、どのように記憶と考え方の向上につなげていくのか。今までもこのような本は出ており、それと一部重なるものもあるのですが、具体的な例が豊富にあり、そのため分かりやすく、かつ楽しく読むことができ...続きを読むPosted by ブクログ
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学習における分散効果について
いわゆる記憶の力には保存する力と検索する力の二種類がある。保存する力は衰えることはないが、検索する力は強化していないとすぐに衰える。記憶した時の背景や環境を手がかりとして思い出すことも多く、例えば覚える時と同じ色調の紙に書く方が別の色調の紙よりも思い出しやすいし、BG...続きを読むPosted by ブクログ