ベネディクト・キャリーのレビュー一覧
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勉強の仕方でその効果が変わることがわかったら、だれもがその方法を知り、そして実践したいと思うだろう。
この本で行っているのは効果が高い勉強法は復習をすること。そして自分自身の理解を確認するテストをする事。
また復習や自己テストを実施する感覚によっても効果が違う事などを各種の実験の結果をもとに紹介している。
本書は主に4つのパートからできており。
・脳細胞がどのように形成され、新しい情報をどう保存すかの説明
・情報を保持する力を高めるテクニックの紹介
・問題解決力の向上にいかせるテクニック
・テクニックの効果を高めるために無意識を活用する方法
特に2つ目の情報を保持するテクニックの紹介は今 -
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一度覚えたことを忘れる。しかし一度忘れたことを思い出す傾向もある。
映像、写真、絵、風景などと結びついていると、数日後に浮かび上がってくる。
2回目に思い出したほうが、よく思い出せる。
音があったほうが、記憶しやすい。
分散学習または分散効果。一度に学習するより、少しずつ勉強するほうが脳にとどまりやすい。
ジェームズメソッド=英語の学習法・五感を使って覚える。
二ヶ月空けた復習のほうが良く覚えられる。毎回が新鮮な記憶になるほうがいい。一度、思い出すために忘れる。
間隔をあけて復習する。
ふ化段階にひらめきが出る。
完了していない目標は、長く記憶に残る=ツイニガル効果。
チャンスは、そ -
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ネタバレ流暢性の問題、いつもの環境ならできる、にしないようになるべく多様な環境で勉強する。分散学習。1、2日後、一週間後、1か月後。
試験1週間後、今日明日(前日)、1か月後今日1週間後(試験前日)、3か月後今日2週間後(前日)、6か月後今日3週間後(直前)、1年今日1か月(直前)
暗唱。覚えるのに三分の一、残り暗唱練習。
対象について事前テストする。1問解くごとに正解を教えてもらう。従来のやり方で勉強する。自分に自分でテストする。猫に教える。
問題は早く着手する。まず行き詰るまでやる。無意識に任せる。
複数のことを混ぜて技量を練習する。インターリーブ。物事を判別する能力の向上。
割り当てられた作業は -
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ネタバレ記憶、創造に有効な研究から、脳の活用方法を示している。
・記憶は、記憶することをまとめてでなく、時間を分けて何度も繰り返す。時間の分け方は、思い出したい日までの日数によって異なる。大体、次の日、3日後、1週間後、一か月後、と徐々に間隔をあけること。思い出すことを、再発見により情報が定着する。
・異なる場所(厳密には場所だけでなく、においや音でも問題ない)で勉強することで、特定の情報に紐づいて記憶される事柄が増え、検索に引っかかりやすくなる。つまり、思い出しやすくなる。キーホルダーと同じ効果。
・テストする。これにより、理解したことを、再現する過程でその情報の検索力が高まる。
個人的には、分散 -
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ネタバレサイエンスライターが様々な調査や研究をもとに、脳の視点から見た覚えやすい学習法を提唱。受験脳の作り方とベクトルは近い。(実際に受験脳の作り方の筆者がこの本を推薦している。)
この本も奇をてらったようなことはほとんど書かれておらず記憶しやすい学習法や脳の使い方を書いている。
以下要点。(受験脳とかぶっているところははぶいているかも。)
記憶を強化するために覚える方法、時間、場所などは比較的変えたほうが強い刺激になる
いつも同じパターンでの練習はできたつもりになるため、いろいろな変化をつけるとよい。(これを本書では流暢性の幻想と呼んでいる)
テストをうけるのは力を試すのではなく、どこがでる