中野晴啓のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
直販型ファンドの「セゾン投信」を立ち上げた、中野氏による本。
日本は個人が自分で財産形成をしなければならない時代がきている。
世界中の値動きは右肩上がりなので、預貯金をそのままもっているだけでは、実は目減りしているのだ。
20世紀は貯金だけでよかった。預貯金だけで何もしなくてよかったのは、日本が高度経済成長の新興国だったから。
これからは、線路がない国になる。自分でお金を運転していかなきゃならない。それができる人と、できない人で大きな差がひらいてしまう。
個人の財産形成の考え方、長期投資の考え方などわかりやすく、熱い。
とくに、投資は社会貢献であるとの考え方、胸があつくなります…。 -
Posted by ブクログ
一言でいうと、投資信託は長期運用することが大切。
証券会社や銀行の窓口で購入した場合、販売手数料がかかる。販売する側はこの販売手数料が取りやすい商品をお客様に売る傾向があるとのこと。そうすると、短期の売買を繰り返して、長期運用には向かない。
他にも運用管理費用など、運用会社で発生する費用を低く抑えたものやノーロードファンドを購入するほうが良いなど。
バランスファンドで、純資産残高が30億円以上のスクリーニングなどで導き出した9ファンドに著者のセゾン投信のファンドがあることはそのような長期運用の理念でやっていくという前提にある以上は当然の結果か。
まぁ、ファンドマネージャが変わった場合な -
Posted by ブクログ
投資に遅すぎることはない。
著者のおすすめは投資信託。
できるだけ長期保有する。そして必要になった場合、必要な金額に相当する口数を解約。残りはそのまま運用し続ける。
避ける投資信託。
1.純資産総額が50億円未満。
2.資金流出が続いてちふもの。
3.信託期間が有権の投資信託
4.コストが割高。
5.特定のテーマに集中投資する投資信託。例えばIT関連。
6.高額分配を売りにしている投資信託。むしほ分配金をできるだけ支払わずに運用するものが適している。
7.新興国に集中投資する投資信託。
8.外国債券のみを組み入れて運用する投資信託。
9.ターゲットイヤー型の投資信託。
10.売買回転率の高い投 -
Posted by ブクログ
完全に知識0の方が投資の基本方針を定めるのに役立つ本です。
また、最近円安が進んでいることを考慮してか、外貨を使った投資手法についても触れられています。中野氏らしい堅実な見解です。
私自信が外貨積立、外貨預金について懸念していたことが本書で言語化されており感動しました。
ただ、おすすめ9銘柄についてはちょっと考えさせられます。ご自身の経歴もあってか、アクティブファンド肯定派なのでチョイスについては賛否分かれるかもしれません。
ファンドや証券会社での勤務経験のある方はアクティブファンド肯定派ですが、彼らの主張の根底には
①将来的にもインデックスを上回り続けるアクティブファンドは確かに存