大内美予子のレビュー一覧

  • 沖田総司

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    新選組本での紹介やレビューなどで評判が良いようなので読んでみたのですが、これは!

    中盤までは普通に面白かったのですが、後半~終盤にかけてがいい。新選組の第一線から離れざるを得ず、病床の日々となるのですが、そこでの闘いは病魔だけでなく、まさに命そのものとの闘いでした。
    この時代と今の時代。あの時の彼らと今の自分たち。命の重さは同じでも、その重みは全く違ったのだと思わずにいられません。
    油小路の変の後くらいからその描写が強くなり、土方との別れには熱く苦しいものがこみ上げてきました。常に冷徹な指示を下す土方が、病の前にも後にも沖田には心を寄り掛けられる様子が、また切なくなります。

    他には好みとし

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    2014年10月31日
  • 沖田総司

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    25歳。あまりにも短い一生。限りある命の中にあるその一瞬はとても貴く眩しいものだと思う。生まれ落ちた時は違えど、感じ考え思うがままに生きていければ幸せなのだと思った。
    状況は異なるものの奇しくも沖田さんと同じ頃に死を意識したなぁ。でもこうして今も、それこそこんな平穏な時代に生きている。
    天命は何か、自分の意志、役割、そんなものがあるかはわからないけど、自分を見つめて、周りを慈しんで過ごしていけたら良いなぁ。
    まだまだよそよそしい世界と歩調を合わせられたら…きっと生の実感を強く感じられるんじゃないかなぁと思う。
    でもやっぱり新選組一番隊隊長、かの時代に生きた男なのだから、烈士として描かれる姿の方

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    2014年10月19日
  • 沖田総司

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    沖田総司の話としては勿論、新撰組自体の物語としても、“基本”をしっかり押さえて綴られています。
    この沖田像は好きですね。透明感あふれている印象です。

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    2013年11月23日
  • 沖田総司

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    沖田総司の人生って、新撰組ファンなら誰でも知っている。
    けど、この本は、誰もが知っていることはあまり書いてなかったので、それがまた新鮮でよかったです。

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    2013年10月24日
  • 沖田総司

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    新撰組の凋落と共に、徐々に死に近づいてゆくその姿が、季節の移ろいと共に丁寧に描かれ、とても繊細。
    歴史の大きな流れや出来事はサラッと流し、人と人との心の行き交う様子を中心に描いてある点も、スッキリして潔い。
    沖田総司って人は、女流作家に描かれる方がシックリくるみたい。
    この本読んだ女性から、また沖田ファンが生まれるでしょう。
    良作です。

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    2013年06月03日
  • 沖田総司

    購入済み

    切ない。

    もっともっともっと近藤勇や土方歳三と共に剣で闘いたかったのに、それが適わぬ歯がゆさ・哀しみが胸に染み渡ります。

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    2013年01月27日
  • 沖田総司

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    燃えよ剣と出逢い一瞬にして土方ファンになってから新選組に関連する書籍や縁の地を訪れました。そして土方歳三が弟の様に見守ってきた沖田総司も勿論大好きです。念願の沖田忌にも行っちゃいました。
    大内氏の描く沖田像は純粋無垢で子供に好かれ、悪戯っこ…でも剣を持ったら誰もが認める天才剣士。絵にかいたような沖田総司の教科書的な1冊。沖田好きは外せないと言えるでしょう。
    土方を送り出す所は涙ものでした。最期を知ってるだけに切なくなってくるけど、女性ならではの綺麗な文章と最後まで純潔な総司の描写が好感です。沖田総司入門編にお薦めです。

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    2014年06月13日
  • 沖田総司

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    可愛げがあって、悪気がなくて、明るくて、人懐っこくて、優しい。
    脚色されている部分はあるのかもしれないが、様々な小説や文献を読み比べても沖田総司という人はそういう人だ。
    昔の仲間だけでなく、新撰組隊士の多くから純粋に慕われた数年間が淡々と暖かく描かれている。

    天才剣客だったことを語らなくても、あの悲劇的な最期だけをピックアップしなくても、とても魅力的な人だったんだろうと思う。

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    2012年01月23日
  • 沖田総司

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    ひゃー。
    愛しすぎる、沖田総司さん。


    ”強い”と”優しい”

    相反するもののような響きを持つけれど、
    実際は、表裏一体のものだと彼の生涯を通してつくづく思う。

    強さのない優しさは、きっと本当の優しさではないし、
    優しさのない強さは、きっと本当の強さではない。

    しかし、
    幕末という混沌とした時代の中で、
    新選組という確固たる規則にがんじがらめの組織の中で、
    若くして労咳という不治の病に冒されていく中で、
    強さと優しさを保ち続ける彼の精神力は並大抵のものではない。

    彼が亡くなったのはわずか25歳。
    ちょうど今の私と同い年。
    強くも優しくもない自分にほとほと呆れ返る。
    強くて優しい女性にな

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    2011年02月14日
  • 沖田総司

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    中学~高校生の頃、まあありがちと思うけど新撰組にハマって、その頃、お金もないのに書籍で買ってしまった本書を久しぶりに見つけたので購入。
    多分、書棚の奥を探せば書籍版も出てくるはず。
    今読むと、どう考えても美化しすぎだと感じるんだけど、この沖田という人にはそういう女性のナイーブな部分に訴えかける何かがあるんではないかと思ったりしたりしなかったり。
    まあ、一番面白い新撰組関連本はマンガの『とってもひじかたくん』だったりするわけですが。

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    2010年01月14日
  • 沖田総司

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    誰もが斬るか斬られるかだけの生命と格闘しているときに、徐々に消えていく命の炎と戦い続けていた沖田総司。その内面に着目した作品は、熱く切ない男たちの結びつきを、うらやましいほどに感じさせます。

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    2024年02月18日
  • 沖田総司

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    沖田好きを名乗るのならばこれは入門書なのかな?
    ってくらいにポピュラーなものだと思う。
    沖田総司好きは読んでおかないと…みたいな義務感すら覚えた。

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    2009年10月04日