星野泰平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・こんな方に読んで欲しい
長期積立投資をするなら必ず読んで欲しい一冊です。かなり豊富なシミュレーション結果が掲載されているのですが、内容を理解できない人には無用の長物と化します。
ただ、本書の内容をしっかり理解しておけば乗り切れる局面が沢山あるのも確かです。何度も読み返す価値があります。
また、本書の内容を「難しくてわからん」で片付ける方は長期投資が続けられずに適当なタイミングで投げ出しそうだな、とも思いました。良い試金石になりそうです。
・残念な部分
①図表やグラフが白黒なので、一部読み辛い箇所がある。
②電子書籍版の場合、ケーススタディを解くのに行ったり戻ったりが若干不便
③本書で紹介されているWebページがもう無い
④コロナ前後のことや新NISAについて著者がどう感じているのか、今となっては知る術がない
・良い部分
①詳細な分析
②精神面への配慮
③一括投資・積立投資がそれぞれ一長一短であることを具体的な数値を交えて説明している
④特定の状況において「投資はしないほうがいい」と誠実かつ冷静な見解を臆せず述べていること。
⑤読者に甘い妄想を抱かせない
⑥しかし情熱はある
・本書を読み終えて思うこと
今年に入って特に顕著ですが
「投資をしないと損」
「長期投資は必ず儲かる」
という印象を抱かせるような宣伝がとても目立つようになりました。
結果、
①既に老後資金が潤沢にあるのに、周りに釣られて投資を始めようとするシニアの方
②長期投資は絶対に損をしない、と妄想する方
③「長期投資で儲かる見込みが高い」を「自分は長期投資ができる」と脳内変換してしまう方
④「長期投資!」と言いながら実際には短期のマイナスに耐えられなくて、他責思考で他人に罵詈雑言をぶつける不審者
等のお世辞にも冷静とは言えない方が次々に量産されました。
「不労所得=働かない=辛いことは何も無い」
という誇大妄想で市場に足を踏み入れた結果だと思われます。
「長期投資は持久戦ですから、精神的な負担を考慮して参入しないと怪我をしますよ」
と彼らに言っても逆ギレか無視されることがほとんどです。困ったもんです。
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Posted by ブクログ
投資信託、積立投資の論理的な支柱になる本です。
読み終えて積立投資への確信が深まりました。
資産がない若年層は必然的に積立投資となります。
その許可を自分に出すきっかけになり得ます。
↓↓↓
・毎月積み立てていく 「つみたて投資 」の場合 、必ずしもスタ ート時の価格から下がったからといって損をするわけではありません 。儲かる時もあります 。
・「つみたて投資 」の場合 、金融商品の成績と 、投資の成果が一致しない
・つみたて投資の場合 、価格が下がるということは 、多くの 「口数 」を買い込めるという意味
・つみたて投資の場合は値下がり後 、ある水準まで戻れば 、損から回復
・スタ ート時に買う口数は 、 「つみたて回数分の 1 」のインパクトしかないので 、そんなに気にしなくて大丈夫 -
Posted by ブクログ
つみたて投資の優れている点は費用対効果が大きいところだと感じます。投資に関していろいろと考え、時間を投入してもそれほど大きなリターンが得られるとは限りません。その時間を自分に投資する方が圧倒的にリターンは大きいです。
さらに、つみたて投資の優れている点は精神的ストレスが小さいことです。実際、わたしもつみたて投資をしています。つみたて投資をはじめてしばらくは基準価額がどんどん下がっていき、マイナスの状態が続きました。しかし、最近すこし基準価額が上昇しました。すると、一気にプラスに転じてしまいました。つみたてをはじめたときの基準価額に戻ったわけではなく、わずかに上向きに変化しただけです。この威力は強烈です!まさにこの本に説明されている状態と同じです。
基準価額が上昇局面は当然、精神的に楽ですし、下降局面で下がっていっても少し上を向けばプラスに転じる。このことが理解できれば精神的に楽です。一発勝負をしていないので大儲けをすることはできませんが、そこそこには増える投資法ではないでしょうか。
注意する点は出口です。わずかに上昇すればプラスになるということは、逆に上昇していている状態から、わずかに下降したらマイナスに転じてしまうということです。ここで精算するとマイナスで終わります。ここは耐えて(つみたてを続けなければなりませんが)、また上向いたときに精算すればいいのです。 -
Posted by ブクログ
投資って「安く買って高く売る」これが常識だと考えられていたけれども、つみたて投資は「口数を積み上げて最後の価格が大事」という風に全然特徴が違うというのをわかりやすく解説しています。
一括投資と比較したメリット、デメリットをちゃんと解説しているので、やっぱり一括投資がいいという人はこれまで通り一括投資すればいいし、つみたて投資の方が安心できそうと思えば、つみたて投資を始めてみて欲しい。
投資って結局下がったときに止めちゃうとそこで終わりなので、どう続けるかが大事で、つみたて投資にすると回復力が高いとか、将来に向けた仕込み時ってプラス思考にできるんじゃないかな? -
Posted by ブクログ
【内容】
積立投資で投資信託を継続的に購入すれば、たとえ投信の評価額が半額になっても、儲けがでる。
積立投資をやるべき。
積立投資は下がっても、ちょっとだけ上がれば、儲けが出る。
逆に一括投資すると、下がった分だけ損をする。
【得たもの?やってみること】
どれだけの額を積立に回すかは考慮が必要だが、積立投資をやってみよう。
【感想】
なるほど、半値になっても儲けがでるということを聞いてびっくりした。
しかし、あくまでもこれはそのあとで上がることが前提、下がり続けたらもうからない。
また、一括投資の場合の危険性もわかった。これをみると、今の資産をどう運用すべきか迷ってきた。
額の大小はともかく、積立投資を始めることは決断する。あとはいくら積み立てるかが問題。 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルの通り、「積立投資」についての解説書です。「これを読めば『儲かる積立投資』の方法がわかる」というものではありません。
説明しつくされている「一括投資」ではない「積立投資」と言うモノについて、どういった性質のものであるのか、様々な面から検証しています。一般に流れている楽観的/希望的観測の入った情報とはまた違った面が見えると思います。良い面と悪い面をしっかりと説明しており、非常に良い本だと思います。
書籍の前半は、前書「半値になっても儲かる「つみたて」投資」でも書かれている、積立投資のメリット面が主に書かれていますね。(1~4章)
後半からは、他の積立投資の本とは違った側面を様々な点から述べています。
「積立投資は黒字化しやすい」のは、前書でも述べられていましたが、「積立投資は赤字化しやすい」点にも触れられています。また、「終わりが重要」である点は一括投資と同じであり、積立投資期間の最後に大きく下落した場合、大きな損失が出やすい面もしっかり触れています。
そして極めつけ(?)は、それほど大儲け出来る投資法ではない点についてしっかり書かれていました。大損をし辛い投資法だ、ということですね。
また、将来に資金を用意するためにいくら積み立てれば良いのかの検証もなされています。積立投資だけでしっかり資産形成を行うのはハードルが高いようです。本書では、積立投資だけでなく、ボーナス時の投資を併用する等の手法を提示しています。 (当然、何に積み立てるか? はありますが)積立投資だけで、老後が万事解決・バラ色の結果が待っている訳ではない事がわかります。
最後の総括では、「積立投資の提案書」の案が載っていました。一括投資用の情報提示(基準価格チャート・騰落率など)ではなく、積立投資用の情報提示(積み立てた場合の結果など)もしてはどうか? と触れられていますが、これは僕も非常に欲しい情報ですね。よく、基準価格の上がった下がったを聞きますが、一括と積立では実際の着地点は違うわけで、そのあたりのパフォーマンスは知りたいな、と思っています。(ベンチマークへの積立パフォーマンスとの比較等、知りたいですね)
デメリット面にもしっかり触れられていますし、そこを中心にレビューしたので、このレビューだけを見ると、「積立投資があまり良いもの無いのでは?」と感じる人がいるかもしれません。が、当然、黒字化しやすかったり、心理的に安心出来る効果など、前書・本書の前半で述べられているメリット部分も当然あるので、人の感性によるのかもしれません。
どちらかというと、良い悪いというより、将来に誤解による想定外の結果を生まないためにも、「自分の行なっている投資手法の性質」というものをしっかり知った上で投資するのが大事と思います。そういう点で、一度読んでみる価値はあると思います。良書です。
ちなみに、P326にて、月1,000円での資産形成は難しい点が述べられていますが、これは完全同意ですね。金額が低いと入りやすいのはそうですが、それだけで資産を形成しても、さほどメリットが無いと感じます。(裏を返せば、一般市場でも最初は無料等でハードルを低くし、それからロックインするのは商品販売の戦略の一つとも思いますし)
お金がない人・リスク資産や経済を勉強するために、まずちょっとやってみると言う点では月1,000円は良いのかもしれませんが、月1,000円を積立(30年で36万円)した所で、一生を考えた上で、あまり役に立つとは思えません。(以前に述べたかもしれませんが、1,000円から積立の大きなメリットは細かな積立配分が可能になる点だと思います)
リスク資産である程度値動きがあることを知ったら、後は将来の資産形成に向けて本格的・現実的な拠出を考えるべきと思います(保留の場合は、預貯金への積立でも良いと思います)