つかいまことのレビュー一覧

  • 世界の涯ての夏

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    ネタバレ

    難しく書けば難しくできそうなことをライトに表現しているので読みやすい。あと、次元が複数あるわけではないので理解しやすい。もうちょっとノイのパートが多くてもよかったかな~

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    2021年03月18日
  • 棄種たちの冬

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    献本でいただきました
    初めて読む作家さんです。
    棄種と呼ばれる人達が住む世界は
    ナウシカの世界をイメージすると近いかも
    彼らが住む世界と、演算世界(こちらはマトリクスとかアバターなかんじ)
    この2つの世界がどう絡むのか
    「生きる」とはどんな意味があるのか

    もう少し長いお話になってもよかった

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    2017年04月07日
  • 棄種たちの冬

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    データ世界に移行した人類を描くSFは一つの定番ではありますが、そこから取り残された人々を描くSFはあまり見ない気がします。
    死ぬこと、そして命を継承すること、普遍的なテーマですね。

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    2017年01月28日
  • 世界の涯ての夏

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    終末好きとしては外せない。本作では緩やかな滅亡を予感させつつ、それでいて日常が維持されている、そんなややもすると中途半端とも言える状態が維持されている。それでいて、明るい未来があるわけではないという閉塞感もある。オチはまぁ途中である程度読めてしまうんですが、ラストの切り方は結構好きでした。

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    2015年11月29日
  • 世界の涯ての夏

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    なんとも表現し難い、というのが率直な感想。
    ひとつの結末を迎えたといえばそのとおりなのだが、何の出来事も起こっていないとも言える。

    気に入らなかった部分を先に挙げてしまうとすると、まずは文体。
    「〜だった」という過去形が多すぎて、リズム感が悪い。

    二つ目は構成。
    この作品は、少年と少女のパート、老人が懐古するパート、ゲームクリエイターのパートの3つから成り、場面転換が多い。
    それがやや苦痛だった。
    私はゲームクリエイターのパートは不要なのではないかと思う。
    書き方次第で、他の2つに集約できるはずだ。


    良かったのは、少年と少女のパートで、子供らしいワクワクとか、ドキドキが伝わってきたとこ

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    2020年10月07日
  • 棄種たちの冬

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    SF。
    演算世界と物理世界。生と死。
    世界観的にも文章的にも、暗い雰囲気が漂う。
    一章の物理世界での冒険譚が、読みやすく面白い。
    物理世界と演算世界のリンクが分かるシーンもなかなか良い。
    ラストの三章にはあまり魅力を感じなかった。
    テーマであると思われる、生と死の意味についても、わりとありきたりな回答に思えた。
    ちょっと物足りない感じ。

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    2020年06月27日
  • 棄種たちの冬

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    ネタバレ

    20200507_棄種たちの冬

    「魂にパターンが読み取れるのなら、やつには……、計算された知性には俺たちの行く末もわかるんじゃないのか?生きるとは、生命とは最終的に何であるのかがわかって、その答えをもう出してしまったんじゃないのか?」
    (中略)
    「作られた知性は答えを得て、生命の行き着く先の、その向こうへ行ったんじゃないのか?俺たちには見えない、理解もできない、感じることさえできない在り方。俺たちは置いていかれ、棄てられてるんじゃないのか?俺たちみんな棄種なんじゃないのか?」
    (中略)
    「……俺は怖いんだ。俺たちが本当はもう終わっていることを知っている知性が、俺たちの右往左往している様をじっ

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    2020年05月07日
  • 世界の涯ての夏

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    〉あの夏、ぼくは子供だった。
    〉半ズボンとビーチサンダルと、汗ばんだり乾いたりするTシャツだった。

    〉世界の「終わり」が始まったのは、もうずいぶん昔のことだ。
    〉つまり「涯て」が世界に現れたのは、ということだ。

    ノスタルジック終末お仕事SF、かな。
    球状の侵食異次元空間の進行を止めるために記憶を「思い出す」仕事をしている老人と、
    その子供時代の少年、
    それから老人の依頼を受けた3Dアバターデザイナーの青年。
    三者の視点を交互に描きながら、時間の流れが世界とは違う「涯て」という存在について語る物語。

    球状の異界が侵食してくるって言うと、「時の果のフェブラリー」(山本弘)とか「闇の中へ」(グ

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    2018年12月20日
  • 世界の涯ての夏

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    ネタバレ

    分かりやすい展開というか、小説にメリハリを求めてしまう俺にはちょっと物足りない作品ではあった。ただ、とても美しい小説だと思う。

    思い出と意識があり、時間軸が現在と過去と未来を自由に行き来できる世界であれば、俺たちは永遠に生き続けることができるのだろうか?死後の世界とはそういうものなのかも知れない。

    こういう小説はいつもの読書空間、布団の中とか通勤電車の中とかではなく、気持ち良く晴れた秋の日差しを浴びて公園で…みたいな環境で読んでみると、沁みるんだろうなぁ

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    2017年12月04日
  • 世界の涯ての夏

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    SF。近未来。終末もの。
    ”涯て”の存在が一番の見どころ。
    アニメ『DARKER THAN BLACK』のゲートを思い出した。
    青春SFに分類したい。
    あまりに抑揚のないストーリーだったが、読後感は悪くない。☆2.5。

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    2017年11月15日
  • 棄種たちの冬

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    最初の設定や前半の展開は面白かったが、途中からだれてきてしまった。もう少し短めの話になっていたら、良かったかも。。。

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    2017年04月13日
  • 世界の涯ての夏

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    この非モテ男子の心をくすぐる独特の世界観、「どうして世界は僕を孤独にするんだろう」的なセンチメンタリスム・・・映画化するなら新海誠で!

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    2017年01月14日
  • 世界の涯ての夏

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    ファーストコンタクもの(かもしれない)。優しい世界の週末が描き出されていて、世界の終わりが見えているのに悲壮感ではなく、ジュブナイル小説のようなみずみずしい感じが、この作品には漂っている。

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    2016年09月04日
  • 世界の涯ての夏

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     今年の読書はじめの一冊。
     大晦日明けの電車の中で読みました。
     舞台設定としてはSFなんだけれども、どちらかというとファンタジーな印象。あとものすごい男性目線(男性作家だからね!)。
     男性にとって一番理解しがたい隣人が女性なのかもしれない。

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    2016年01月22日