【感想・ネタバレ】棄種たちの冬のレビュー

あらすじ

災厄による滅亡を免れるため、人類が演算空間に移住した遠未来。棄てられた物理世界で生きる旧人類のシロとサエとショータは、黒のクランの暴力的な支配に怯えていた。一方、クーは安全な演算世界で倦んでいた。蓄積された体験を代謝する時間は、生きていると言えるのか。緩やかに滅びゆく世界で、生と死を問う

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Posted by ブクログ

献本でいただきました
初めて読む作家さんです。
棄種と呼ばれる人達が住む世界は
ナウシカの世界をイメージすると近いかも
彼らが住む世界と、演算世界(こちらはマトリクスとかアバターなかんじ)
この2つの世界がどう絡むのか
「生きる」とはどんな意味があるのか

もう少し長いお話になってもよかった

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2017年04月07日

Posted by ブクログ

データ世界に移行した人類を描くSFは一つの定番ではありますが、そこから取り残された人々を描くSFはあまり見ない気がします。
死ぬこと、そして命を継承すること、普遍的なテーマですね。

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2017年01月28日

Posted by ブクログ

SF。
演算世界と物理世界。生と死。
世界観的にも文章的にも、暗い雰囲気が漂う。
一章の物理世界での冒険譚が、読みやすく面白い。
物理世界と演算世界のリンクが分かるシーンもなかなか良い。
ラストの三章にはあまり魅力を感じなかった。
テーマであると思われる、生と死の意味についても、わりとありきたりな回答に思えた。
ちょっと物足りない感じ。

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2020年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

20200507_棄種たちの冬

「魂にパターンが読み取れるのなら、やつには……、計算された知性には俺たちの行く末もわかるんじゃないのか?生きるとは、生命とは最終的に何であるのかがわかって、その答えをもう出してしまったんじゃないのか?」
(中略)
「作られた知性は答えを得て、生命の行き着く先の、その向こうへ行ったんじゃないのか?俺たちには見えない、理解もできない、感じることさえできない在り方。俺たちは置いていかれ、棄てられてるんじゃないのか?俺たちみんな棄種なんじゃないのか?」
(中略)
「……俺は怖いんだ。俺たちが本当はもう終わっていることを知っている知性が、俺たちの右往左往している様をじっと見ていると思うと、恐ろしいんだ」

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2020年05月07日

Posted by ブクログ

最初の設定や前半の展開は面白かったが、途中からだれてきてしまった。もう少し短めの話になっていたら、良かったかも。。。

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2017年04月13日

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