佐々木眞一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
トヨタ生産方式が現在どのようになっているのかを解説された本。
トヨタ生産方式と言えば、生産現場の生産性向上を目的としたイメージがあるが、本書は著者の経歴から品質検査の立場から品質改善を進めていくうちに「自工程完結」の考え方に行き着いていくが、その後にスタッフの仕事にも適応させていくのが、すごいと思うし、読者からするとありがたい。
スタッフのように常に非定常な仕事をしていても、必ずそこには意思決定のステップがあり、工程のプロセスが存在し、「正しい仕事のやり方」というのが存在する。
というのは目から鱗だった。
仕事をしていく中で時々参照したくなるような良書だった。 -
購入済み
「目からうろこ」
仕事とは何かを、具体的な事例で判りやすく説明されていて、現場で事実をつかむことが大変重要であることを認識させられました。
海外と競争をしている中で、日本が、今、何をすべきかがよく判りました。 -
Posted by ブクログ
トヨタの元役員が自社で適用したホワイトカラーの生産性向上の取り組みについてまとめた本.特に大企業の管理職が読むと良い本と思えた.簡単にまとめておく.
■定義
自工程完結(JKK)とは,仕事のミス・やり直しをなくし,スピード・モチベーションを上げるための手法.仕事の非効率は,上司部下の間で①仕事の目的・ゴール,②成果物のイメージ,③具体的プロセス・手順,④成果物の要件と判断基準,⑤成果物作成に必要なモノ・情報,⑥手順やルールの背景,が共有できてない場合に起こる.これを無くす.
■ステップ
気遣い作業(ストレスを感じる作業)の洗いだし
⇒①目的理解度,②やりにくさ、面倒さ,③必要情報の充実度を -
Posted by ブクログ
ネタバレ仕事の進め方を振り返る機会がありました。
他の業界での仕事の進め方はどのような方法があるのかが気になりました。
その際に、手に取った書籍です。
記載しているのは徹底して曖昧さを排除すること、定量的に表現できないかを模索することでした。
なんとなくで進めてしまう仕事は、手順を明確にして誰が行っても品質の問題なく進めることができるようにする。
この考えは、分かっていたつもりでした。しかし、実践できているかと問われると首を傾げてしまうことばかりだと気づかされました。
記載内容に対して納得感をもって読み進めることができました。
漫画形式で問題を定義して、詳細に言及していくという方法で展開 -
Posted by ブクログ
●自工程完結
①目的・目標を明確にする
②アウトプットのイメージを持つ
③仕事のプロセスを洗い出す
④プロセスの判断基準を明確にする
*誰が見ても同じ判断ができるのがベスト
⑤プロセスの実行に必要な良品条件を洗い出す
*情報、道具、能力、注意点、理由
⑥上記を踏まえたマニュアルを作成する
●理由
①柔軟な対応を可能にするため
②認識の齟齬をなくすため
③アウトプットを効率的に提供し続けるため
④意思決定の不安を減らすため
⑤要素のヌケモレをなくすため
⑥知見を関係者に伝承するため
●メモ
・質の高い仕事: 後工程を含むお客さまに、
ご満足いただけるアウトプットを
継続的、効 -
Posted by ブクログ
新しい仕事を任せられ、責任も増えるポジションになり、モヤモヤした中で久しぶりに手に取ったビジネス書。
社会人2年目。今まで2年間の仕事の仕方を定期点検できた時間だった。
この2年の間で先輩を見て、自分で試行錯誤してたどり着いた方法がトヨタでは「正解」とされており、安心する一方で、トヨタ自動車株式会社ではそれが公式であり、きっと新入社員入社後にはすぐ浸透されている当たり前のことなんだろうな。
そう考えるとやっぱり仕組み化して、無駄な時間を増やさないことってすごく大事だと気付く。
ベンチャー企業だと「とりあえず挑戦してやってみる」「気合い