アン・レッキーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1000年を超す月日を重ねる主人公が語り手のSF。
どう説明していいのかわからない。
私たちの生きる今からかけ離れた文化と認識を当たり前のように語られる。時系列も個もゆらぐ主人公の正体が分からない。主人公の性別も人格も不明で、ただ歌が好きだということはわかる。
何をする物語なのか、どういう社会なのかもわからないまま、不思議な世界にどんどん引き込まれていく。
この本は「わけのわからなさ」がOKかどうかで楽しめるかどうかが分かれる気がする。私も最初はよくわからなかった。でも大丈夫、わからないまま読んでいくといい。そしてそんな読者のために、何もわからないセイヴァーデンがいるという安心設計