上総朋大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレファンタジア大賞の金賞受賞作
話の展開としては王道、各街のエピソードはかなり概略的で、いいペースで読み進められるのも
古き佳き時代の小説を思い出す。
王道が故に、かなりの早い段階で物語のオチは読めるのはまぁ しょうがない所か。
判っていてもほろっときたし、これはこれであり。
しかし強く言いたいのは、物語の根幹を成す 紅の魔女 の伝説。
まんま ファルコムのRPG 英雄伝説3 白き魔女 にかぶりすぎている。
最初にその伝説を読んだ瞬間に突っ込みをつぶやく位ににかぶっていた。
世界中を周り警鐘の予言を残した魔女の伝説
悪い予言が当たると魔女の呪いと罵られ
それでも彼女は旅を続けた いつしか 彼女は白き魔女と呼ばれた
として、物語の背景があり
主人公たち男女は巡礼の旅として世界を巡る
伝説が似ていて、巡礼というのも被る。
何分に古い作品なので、作者が白き魔女を知っているとは思わないが、選考者の中に知っている人は一人もいなかったのだろうか?
というのは気になったり。
綺麗に話が終わっているのに、タイトルに1と付いている、と言うのが気になったのだけれど
連作のうちの一部分ということらしい。
キセキ は軌跡であり奇跡
物語の中であからさまに何個も伏線を貼っているので
先々で逆転のハッピーエンドな物語につながったりするのかな? と期待していたりする。
ハッピーじゃないからこそ良いという人もいるだろうけれど。
しかし
カナクの名に反応した人
忠告ではなく警告した人 とかいたのだし。
この辺がどのように繋がっていくのか? と言うのが気になるところでもある。
すでに一つ パラドックスは生じているので、時間軸自体の錯綜もありだと思うし。王道を越えていって欲しいと期待している。
難点を挙げると、安易にダークエルフ、ドワーフ、オウガなど既存イメージのある言葉に頼り過ぎているように感じるところでしょうか。
白き魔女に被ると 書いたけれど、個人的には好きな感じなので続きも購入します。
と、ここまで書いて気づいたのだけれど
(本当に自分は手で思考する人なのだな)
○○○の軌跡 ってすると ファルコムの最新の英雄伝説シリーズ
意図的だったりするのだろうか? -
Posted by ブクログ
魔法が存在する世界のファンタジーミステリ
史上最年少で特級魔法学士の資格を取得したがその免許を剥奪された少女アイカ
元軍人で自称紳士のユートをワトソン役にし、警察が解決できなかった難事件を解決するお話
ユートはアイカの活躍を執筆する事を条件にアイカが所有し暮らしているアパートに間借りしている
一応ミステリなんだけど、謎解きの質はいまいちかな
1.箱と鍵
2.一〇エル銅貨事件
3.狙われた養護施設
1話目は鍵のかかった箱を開けて欲しいという依頼
ファンタジー要素はないけど、依頼者が馬鹿すぎる
そこは気づこうよと思わないでもないし、最終的にはザマァ展開ではなく回心したのは無理やり過ぎないか?と思う
2話目はユートの親友の殺人未遂事件
ってか、ハウダニットの真相に説明不足な魔法要素を取り入れるのはアンフェアじゃね?
事前にファンタジー要素がすべて説明されて入れば納得だけど、「そんな事できるのかよ」という魔法を解決編で出してくるのはなぁ……
あと、動機にしてももっと他の方法あっただろ?と思う
コインケースに関しても、その前提条件はおかしいとも思う
3話目も2話目同様にハウダニットに魔法を使っているのに説明不足
ただ、この話はフーダニット、ホワイダニットに重きを置いているんだろうね
全体的な疑問として、警察は無能なのか?
科捜研みたいに魔法に関する犯罪を解析する人たちがいてもいいと思うが……
ってか、この世界での世間一般の魔法の発展具合の常識がわからないのが一番の問題かな
世界観があやふやなのに、作者しか知らない描写されない事柄を前提にストーリーを語られてもねぇ?
そして使われている技術というか知識は中学生程度の化学というね
なんか子供だましなんだよなぁ
ただ、アイカが養護施設を作った理由に関しては他の探偵キャラとは違って好感が持てる
このテーマを深堀りしたのが東野圭吾の「手紙」なんだろうか
被害者に家族がいるように、加害者にも家族がいるわなぁ
現代日本でも加害者家族の責任やそのバッシング具合についても問題視されてるしね
あと、セリフで「」と『』の違いがあるけど、声の大きさを表しているんだろうか?
その辺は地の文で説明すべき所なんじゃないかな
ま、ラノベなんてこんなもんかなって感じはする
ユートの過去とか、2話目の事件のさらなる真相とか、続編があるような感じだけどあまり手を出すきにはなれないかな -
Posted by ブクログ
主人公は、史上最年少で素晴らしい資格を獲得し
剥奪された少女の経営するアパートに間借りしている。
形式的には、ホームズのような状態? になるかと。
ワトソン役たる主人公が、少女のすべてを
補佐している状態です。
ホームズより、まったく生活能力皆無、な少女を…。
マイペースと言えば聞こえはいいですが
自己中心的な少女に振り回されてみたり
ついて回って仕事をしてみたり。
主人公の最大のミスと言えば、水が貴重ではない所から
貴重な所へきた、という感覚ぐらいでしょうか?
日本以外では、大概こんな状態だろうな、という落ちが。
かっこと鍵かっこを使って会話をしているので
何か意味があるのかと思ったのですが、多分
大声がかぎかっこ? -
Posted by ブクログ
黒夢の魔王となったカナクを救おうとするネウの旅と、白夢の世界イストリアル・セントラルのリーゼ姫の物語が、交互に展開されていきます。
カナクが黒夢の魔王となったことで、アレンシア大陸に夢魔(ムーマ)があふれ出し、人びとを「眠りもの」に変えていきます。そんななか、ネウはカナクの同級生だったレニウスとリリルと再会し、ネウとレニウス、そしてアルマの3人に、大氷山脈ディルギニアに住む銀獣人への書簡を届けることになります。
途中、ソーン音楽団の歌姫ヤヒロも合流し、4人は銀獣人ディクトが住むセスコム荘にたどり着きますが、すでにディクトは眠りものにされていました。銀獣人がやがて脅威になると考えたカナクとリーゼが、一足先にディクトに攻撃を仕掛けていたのです。しかし、ネウたちはディクトの息子ライカを探し当て、彼にアレンシアを魔王から救うため協力してほしいと訴えます。
ところで、アレンシアの人びとを苦しめている魔導師リーゼは、かつてイストリアル・セントラルの姫でした。イストリアルの人びとは、あらゆる欲から解放され、争いごとのない世界に暮らしていました。ところが、イストリアル人と精霊界フェイエリアの住人フェイエルフのハーフであるリーゼ姫は、従者の少年ポルトに恋心を抱くようになり、それ以後イストリアルにアレンシアからの黒夢があふれ出します。黒夢の力をまとった黒い獣との戦いでポルトを失ったリーゼに、黒晶石をアレンシアに封印する役目がいいわたされます。リーゼはこの命令を引き受けますが、ポルトを失った悲しみと、フェイエルフとのハーフであるためにアレンシアに行かされることへの憎しみに包まれた彼女の心の中に黒夢が入り込み、支配されてしまうことになります。
2巻まではカナクが主役でしたが、ここからはネウが主役となります。2巻までに比べると、劇的な展開も少なく、ちょっと失速した感もあります。その一方で、ライトノベルらしいネウのキャラクターが、作品の評価を下支えしているような気もします。