有馬賴底のレビュー一覧

  • 無の道を生きる―禅の辻説法

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    無の道を行くこと、簡単ではないけれど、無の自分を意識していこう。体験して経験して納得していく、その回数が多ければ多いほど人間として成長する、という有馬さんの言葉は重い。読んでいて涙が自然に流れるのは何故なのか。うまくいかない今が、自分を磨くチャンスだと思える。生かされている自分、ちっぽけな自分を好きになろう。

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    2013年07月14日
  • 力を抜いて生きる

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    先日読んだ、「無功徳」に続き、
    心にグーっと響いてくる本でした。

    『まだ起こりもしないことを心配したり恐れたりしないで、
    ただ目の前の事実を処理することだけに専念せよ』

    『ひたすら一つのこと、いまなすべきことに徹していれば、
    いつしか妄想はどこかへいってしまう』


    手元に置いておきたい本が、また一つ増えました。

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    2010年01月23日
  • 無の道を生きる―禅の辻説法

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    本来無一物。
    自分自身の存在そのものが、そもそも無であり、空である。
    事実は死と生のみ。
    その間に得たり起こったりするものは、全て仮のもの。
    まさに諸行無常。

    こういう教えを知ることができただけで
    この本を読んだ甲斐がありました。
    下手なカウンセラー本よりも役に立つと思うし
    生きる指針を与えてくれます。
    やはり、古代から教え伝えられてきたものは説得力があります。

    著者は波瀾万丈な人生を送られてます。
    だから、読んでいても退屈しません。
    禅のことも、とてもわかりやすく解説してくれています。
    著者の京文化を守り伝えようとされている考え方にも
    とても共感できました。

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    2009年10月04日
  • 『臨済録』を読む

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    書かれた経緯とかは不明だが、対談形式で西川さんという女性が有馬さんから話を引き出す感じ。難解な臨済録だが、こうしてお坊さんの語りを聞くと少しとっかかりがつかめる気がする。
    赤松氏の流れを汲む有馬という良家の出で平成天皇のご学友だったけど両親が離婚し親から離れて九州へ、久留米や日田の寺で修行。22歳で3番目の師と出会い京都の相国寺へ。
    そこから臨済録の話。大事なフレーズを以下のように抜き出してみる。生まれてしもうたんやからしゃあないやないか、生きろ。仏に逢うては仏を殺し、は煩悩を殺せ。自由になれ、そのためには悟りが必要だ。サトリを得ると死ぬも生きるも自在。密教の影響を離れた純粋な禅は大燈に始まる

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    2025年01月13日
  • 金閣寺・銀閣寺の住職が教える 人生は引き算で豊かになる

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    禅的な生き方に興味があり購入。
    執着を捨てて丁寧な暮らしをし、日々当たり前のことをコツコツと行なっていくことが大切だと説く。
    実際の生活に応用するのは簡単なようで難しいと感じた。定期的に読み返したい。

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    2020年11月26日
  • 金閣寺・銀閣寺の住職が教える 人生は引き算で豊かになる

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    仏教の教えを説いたもの。目新しいものはないが、著者の教養と徳の高さが随所に散りばめられていて、読むだけで落ち着いた心持ちになる。当たり前のことをすることが一番難しい。まさにそうだなあ。

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    2020年05月26日
  • 金閣寺・銀閣寺の住職が教える 人生は引き算で豊かになる

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    なかなかありがたいお言葉ばかり。たしかに今は豊かになりすぎているな。これからはシンプルに、シンプルに生きる。ご馳走様でした。南無〜〜。

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    2020年05月24日
  • 金閣寺・銀閣寺の住職が教える 人生は引き算で豊かになる

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    ✔和敬清寂(協調、尊敬、綺麗に、動じず)
    ✔一期一会(最後だと思って接する。余韻に浸る心の余裕)
    ✔日々是好日(転じる力を持って晴れ晴れとした心を持つ)
    の考え方を大事にして、足元(今この時)を見ながら一歩一歩当たり前のことを着実に実践していきたい

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    2020年05月06日
  • 金閣寺・銀閣寺の住職が教える 人生は引き算で豊かになる

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    人生を豊かにするのはその人の気の持ちよう、価値観だという当たり前にも感じることを、歴史的に高名な僧の言葉を引用しながら丁寧に説いてくれる本書。
    人生を豊かに過ごす道はいわば心の持ちようと言うことになるが、これを実践するのは容易いことではない。その心の持ち方を日々の生活で実践できる考えや行動について教えてくれ、色々と心に残った。
    掃除はその行為自体に意味があり、汚れたらでなく日々ルーティンで実施すること。自分の足下を見つめて日々を大切に生きること。他人に優しくすること。怒りや悲しみはどんな人でも起こるものでそれをいかに早く捨てるかが大事であること。ものや人に対する価値観の追求を止め、ありがたみを

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    2020年05月02日
  • 金閣寺・銀閣寺の住職が教える 人生は引き算で豊かになる

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    自分がちょっとしんどい時、自分がちょっとまわりが見えなくなった時、もしくはめちゃくちゃ乗りに乗っている時などに読んでみるのが良いと思います。

    良いことも悪いことも続かない。
    心の動きを止めない。
    足るを知る、そして今日いちにちを精一杯生き切ること。
    執着しないということは難しいけど、何を大切にすべきかを見失わなければ薄まるのかなぁと思いました。

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    2020年04月12日
  • 真贋力 金閣寺・銀閣寺住職が教える目利きの力

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    物事の本質は、体験でしか捉えられないといった考え方、大事ですね。行住坐臥、喫茶去、看却下、仏教、禅というのはやはり深いです。

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    2019年12月31日
  • 無の道を生きる―禅の辻説法

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    著者の説く禅の話よりも人生の方に興味がいってしまった。名家の生まれで平成天皇のご学友。自身の意思(というより選ばされたようにも思える)で小学生くらいの年齢で仏門に入るという戦国大名の次男坊みたいな人生を現代で歩まれている。
    少し発言に俗っぽさもあるがそれも人間らしくて良い。

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    2025年09月16日
  • 60歳からヘタれない生き方 人は裸で生まれ、裸で死んでいく

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    60歳からヘタれない生き方
    ~人は裸で生まれ、裸で死んでいく

    有馬賴底著
    2018年1月25日発行
    幻冬舎

    少しまとめて読んだ有馬賴底老師本、3冊目。すでに読んだ2冊とダブる部分は多いが、ごくごく短くて読みやすいエッセイをたくさん集めた本。爽やかに読めた。

    有馬老師は臨済宗相国寺派第七代管長。京都五山第2位の相国寺はもちろん、末社の鹿苑寺(金閣寺)と慈恩寺(銀閣寺)の住職でもある。東京の名士(久留米藩主)・有馬家出身だが、幼い頃に両親が離婚して九州に。小僧から修行して8歳で得度。有馬記念の有馬頼寧の従兄弟の子にあたる。「宗教者九条の和」の呼びかけ人。

    (メモ)
    宝くじで大金を当てた人が

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    2021年03月29日
  • 『臨済録』を読む

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    『臨済録』を読む

    有馬賴底著
    2015年10月20日発行
    講談社現代新書

    少しまとめて読んだ有馬賴底老師2冊目の本。臨済宗開祖の臨済(唐の僧侶)の語録。インタビュー形式で編集者がまとめた本なので比較的分かりやすいが、謎も多くて、その分考えさせられる。これを読むと実に意外。臨済は、なにもするな、人はなにもできない、それでよい、と言っているように思える。

    最後まで読むと、古代の人が大きな石などを運んだそりを、なぜ修羅というのかも出てきて面白かった。
    (知りたい方は一番最後だけ読んでください)

    有馬老師は臨済宗相国寺派第七代管長。京都五山第2位の相国寺はもちろん、末社の鹿苑寺(金閣寺)と慈恩

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    2021年03月29日
  • 金閣寺・銀閣寺の住職が教える 人生は引き算で豊かになる

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    禅僧の心得を日常生活に落とし込みたいと思った。
    今の自分を認め他人と比べない
    どんな状況も受け入れ楽しんでみる。
    桃源郷を求めるのではなく現在地をそう思えるように意識してみる。

    無職状態が続いてしまっても過度に考えこみすぎずに平常心を意識したい。

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    2020年06月03日
  • 金閣寺・銀閣寺の住職が教える 人生は引き算で豊かになる

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    《踏み出す勇気と捨てる勇気》

    多くのことを抱えるのは良くない。
    執着しないことは大事。
    一歩踏み出す時は捨てる時。
    足りないと思っているくらいが、
    心穏やかに生きられそうだ。

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    2020年04月20日
  • 金閣寺・銀閣寺の住職が教える 人生は引き算で豊かになる

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    禅の思考が、故事など折り込まれながら現代人にも通ずる解説でわかりやすく、読みやすかったです。人間は執着や自己顕示欲、妬みなどさまざまなことに心を縛られて生きています。僧侶のように生きることは難しいけど、考え方を少し変えるだけで軽くなる。まさに心のホコリを払ってくれるような、気持ちの楽になる本です。

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    2020年04月09日
  • 金閣寺・銀閣寺の住職が教える 人生は引き算で豊かになる

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    無間地獄=欲望が限りなくエスカレートする状態をいう。
    本当の自分を取り戻すために、手放す。
    辛い経験による痛みも永遠に続くことはない。

    無事是貴人=平穏無事ではなく、何もしないこと、を意味する。願いをかなえようとして願わない、求めない、いつの間にか叶うもの。淡々と何もしない、生き方をする。

    小欲知足=欲が多いほど苦悩が多い。豊かさは心次第。
    一掃除二信心=毎日淡々と掃除する。汚れたからするのではない。

    これが最後、と思ってその時々を大切にする。瞬間を大事にする、より分かりやすい。明日同じ瞬間がやってくるとは限らないと意識する。

    日々是好日=毎日が最良の日である。怒りは過去に対して、不安

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    2019年12月10日
  • 『臨済録』を読む

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    「臨済録」について禅宗の高僧がどんな話をするのか、この人の場合は……という感じ。対話形式なので素朴な形で質問したり応えたり。どういう人なのかも冒頭にあるので人を踏まえて読むことができる。

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    2017年12月18日