【感想・ネタバレ】無の道を生きる―禅の辻説法のレビュー

あらすじ

人間本来無一物。いちど死に切って楽になれ。正真正銘の「正味」の生き方の真髄を異色の名僧が語る。京都仏教会を束ね、物言う禅僧として世界レベルで行動し、伊藤若冲の「動植綵絵(さいえ)」展などを催した承天閣美術館の館長としても名高い著者が、その数奇な人生の中で禅の心と共に培ってきた正味の生き方。そこには、現代の迷う心を解き放つ知恵が満ちている。覚えておきたい禅語・仏教用語解説つき。【目次】はじめに/第一章 禅って、なんやろ?/第二章 人を育てる/第三章 人を動かす/第四章 文化を育てる/第五章 生きること、死ぬこと/あとがき

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

無の道を行くこと、簡単ではないけれど、無の自分を意識していこう。体験して経験して納得していく、その回数が多ければ多いほど人間として成長する、という有馬さんの言葉は重い。読んでいて涙が自然に流れるのは何故なのか。うまくいかない今が、自分を磨くチャンスだと思える。生かされている自分、ちっぽけな自分を好きになろう。

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2013年07月14日

Posted by ブクログ

本来無一物。
自分自身の存在そのものが、そもそも無であり、空である。
事実は死と生のみ。
その間に得たり起こったりするものは、全て仮のもの。
まさに諸行無常。

こういう教えを知ることができただけで
この本を読んだ甲斐がありました。
下手なカウンセラー本よりも役に立つと思うし
生きる指針を与えてくれます。
やはり、古代から教え伝えられてきたものは説得力があります。

著者は波瀾万丈な人生を送られてます。
だから、読んでいても退屈しません。
禅のことも、とてもわかりやすく解説してくれています。
著者の京文化を守り伝えようとされている考え方にも
とても共感できました。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

著者の説く禅の話よりも人生の方に興味がいってしまった。名家の生まれで平成天皇のご学友。自身の意思(というより選ばされたようにも思える)で小学生くらいの年齢で仏門に入るという戦国大名の次男坊みたいな人生を現代で歩まれている。
少し発言に俗っぽさもあるがそれも人間らしくて良い。

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2025年09月16日

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