日本推理作家協会のレビュー一覧

  • ミステリーの書き方

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    作家の苦労が垣間見える
    小説の要素を分解しきったのちのレベルの高い言語化に触れると、嫌でも作品に対する狂気的な執着を感じる

    好きっていうのはそういうことなんだろうな

    ==
    「美しい色きれいな色、よりもいい色という表現がいい。そのために前後の表現の積み重ねが大切」

    冷遇されていることを認識すること=ブスの視点
    ブスの視点が独自の気づきを生む

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    2025年10月09日
  • ミステリーの書き方

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    ミステリー作家の皆さんが惜しみなく裏側を綴ってくれる本作。単純に読み物としても面白いし、ミステリー作家さんを知るきっかけにもなっている。

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    2022年12月04日
  • ミステリーの書き方

    ネタバレ 購入済み

    有名作家のアイディアの出し方

    有名なミステリー作家さんたちの
    ストーリー構成やアイディアの出し方が語られています。

    とにかくまず観察し、多様な物に目を向けること、興味を持つことの大事さに加え、『終わりから考える』ことによって、物語が破綻しないテクニック等がかかれています。

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    2019年02月13日
  • ミステリーの書き方

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    ・現地に出掛けたとき、わたしは原則としてメモは取らない。写真やVTRも撮らない。そういう行為が必要なのは対象そのもののインパクトが弱いせいだと思うからだ。そして、カメラのファインダーを覗くことは視野狭窄に陥る最大の理由だと経験則として知っているからである(船戸与一)
    ・写真を撮るときは、まず被写体を心の中にしっかり焼き付けてから、忘れたときの保険として撮ることを心がけている。写真の映像は正確だが、心に残った映像のほうがより正しい。そして文字に起こし直すときは、こちらの心象風景のほうが確実に役に立つ(垣根涼介)
    ・とにかく、真ん中部分で何らかの事件を起こすと、全体のバランスが取りやすくなる(朱川

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    2018年11月04日
  • ミステリーの書き方

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    見知った名前がずらずらと。圧巻である。こんなことを考えながら作品を書いていたのか、と、一読者としても面白かった。
    未読の作者もいるし、紹介されていたミステリーで読んだことのない作品もたくさんあったので、少しずつ読んでみようかと思う。

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    2025年08月24日
  • ミステリーの書き方

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    現役のミステリー作家が、これからミステリー小説を書きたい作家志望の人にアドバイスを提供する。複数名の作家からのアドバイスということもあり、さまざまな意見があるが、本書によると、小説以外の作品からアイデア(映画、漫画など)を得たり、継続することが小説を書くコツなど、ある程度共通する箇所がみられる。

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    2025年03月18日
  • 1968 三億円事件

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    2024.10.14
    こういっては本当に失礼で申し訳ないのだが、売れている作家とそうでない作家の実力差が如実に現れている。
    5人の作家の競演だが、そのうちの4人は2024年現在のまずまず知られている作家である。あとはノーコメント。

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    2024年10月14日
  • ミステリーの書き方

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    ミステリー小説が好きで有名どころは一通り読んだなと思っていた。そして疑問に思ったのはどのようにして作品が生まれるのかという事。それを一部覗き見でくる本書は、作家を目指す人はもちろん、読書が趣味の人は読んでおいて損はない。また、新たな作家や作品も知ることができ読みたい本が増えた。作家になるには相当の努力と才能、運が必要で、職業として作家を目指す人は覚悟しておいた方がいいと、先人たちの言葉が響いた。

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    2024年02月27日
  • ミステリーの書き方

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    物凄く参考になりました。
    ミステリーに限らず、小説を書く上で大切なことが凝縮してまとめてあります。特に参考になったのは以下のポイント。

    ・沢山読んでどんどん書くことが大事
    ・冒頭とキャラ作りの大切さ
    ・タイトルの決め方
    ・好きな作品の良かった部分を考え、原文を書き写す
    ・文体は生まれ持ったもの(自分が1番自然と思える文章を書く)

    読めて良かったです。
    何度も読み返したいと思います。

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    2023年06月26日
  • 1968 三億円事件

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    ネタバレ

    旅のお共として。三億円事件についてのアンソロジー。作家さんによって全然書き方が違う。まぁ違うようにしてるんだろうけど。事実を踏襲している部分もそれぞれあって、ざっくりとしか知らない私も、新しい情報を知ることができた。しかし、ほんとこんな数十年経ってもアンソロジーが組まれるくらい、この事件が社会に与えたインパクトは大きいんだろう。警察自作自演説というのは初めて知った。学生運動もそういうことが日本で行われていたなんて信じられない。最後の今野敏「特殊詐欺研修」が他のより断トツ短いのに、圧倒的に面白かった。さすが今野敏。

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    2022年08月06日
  • 1968 三億円事件

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    今野先生以外は初めて読む作家さん達だった。1968年といえば、いまやおばさんの私さえまだ子供だった。その事件が今なお小説の題材となるのだから凄い。やはり今野先生が断トツに面白かった。

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    2019年12月16日
  • ミステリーの書き方

    匿名

    購入済み

    興味深い

    ミステリーの書き方の指南書としては、普通です。結局それぞれのやり方を見つけましょうというオチが多いです。
    ただ、有名どころの作家さんがたくさん参加されていますので、好きな作家さんの仕事っぷりを知れるという意味では面白いです。

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    2019年11月18日
  • 1968 三億円事件

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    三億円事件の犯人と名乗る人の本を先日読んだ。
    それよりも、こっちの方が面白かったかも。

    三億円事件をモチーフに5人の作家が書いた短編集。
    どれも個性的で、最初の下村敦史さんのは面白い終わり方だった。
    織守きょうやさんのは、事件を目撃した小学生が犯人に恋をしてしまったし、
    最後の今野敏さんのは三億円事件を違った目線で書かれてて良かった。

    今野敏さんの作品は他にも読んでみたいと思った。

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    2019年05月16日
  • 1968 三億円事件

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    日本推理作家協会・編『1968 三億円事件』幻冬舎文庫。

    下村敦史、呉勝浩、池田久輝、織守きょうや、今野敏の5人の作家による『三億円事件』を題材にした短編を収録した競作アンソロジー。

    中でも特に下村敦史、池田久輝、今野敏の短編が良かった。

    下村敦史『楽しみ人生』。三億円事件の真相を描いた創作短編。説得力があり、読み応えがあった。

    呉勝浩『ミリオンダラー・レイン』。こちらは三億円事件のアナザー・ストーリーという造りで、面白い切り口だと思う。

    池田久輝『欲望の翼』。日本ではなく、香港の暗黒街を舞台に三億円事件に魅了された人びとの悲劇を描いた佳作。

    織守きょうや『初恋は実らない』。三億円

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    2018年12月08日
  • ミステリーの書き方

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    別に小説を書きたいわけじゃないけど、何かしら勉強になるかと思って読んでみた。それなりにやはり面白かった。

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    2017年07月27日
  • ミステリーの書き方

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    有名作家達の方法論がぎっしり。
    アプローチも考え方も人それぞれでおもしろい。
    松本清張をお勧めする作家の多さにもびっくり。やはり圧倒的なのかな。

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    2016年01月25日
  • ミステリーの書き方

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    ネタバレ

     作家がどうやって作品を構成しているのか、意識的にせよ無意識的にせよ、そのテクニック、構造を作家自身が語る。

     「若い男を見た」というセリフ一つとっても、誰が語っているかによって印象を変えることができる。という説明が印象的だった。

     退職寸前のサラリーマンの視点か、あるいは婚期を逃した四十代の女の視点かによっても読み手に与える印象はまるで違う。

     
     600ページ超で二段組みと、内容は長い。

     ミステリーに限らず、物語を構成する上で参考になる(いつ役に立つのか?)。

     ただし、作家志望への作家からのアドバイスより。

    綾辻行人「例えば『ミステリーの書き方』のようなHowTo本はあまり

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    2015年11月18日
  • ミステリーの書き方

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    書く人それぞれの方法論が見られる。もちろんこれを読んだだけでは書けるようにはならない。まず、書くこと。

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    2015年11月07日
  • ミステリーの書き方

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    十人十色
     はじめの作家が現実的なことを諭して、読むそばから精神がもたない。肝が据わってゐれば読み通せるし、ためにもならうが、なにしろ十人十色だから端的に指南されるでもなく、あれしろこれしろと迷はされる。

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    2025年10月30日
  • ミステリーの書き方

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    日本推理作家協会の編著ということで、作家陣の顔ぶれがすごい。
    創作哲学、メイキング、技術論にノウハウと内容もバラエティに富んでおり、書くための参考書としてはもちろん、エッセイとしても読めるお得な本。
    これまで「物語のようなもの」を書き散らかしていた身には、職業作家の「最後まで書くこと」、「とにかく書き続けること」というアドバイスがとても重かった。

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    2025年08月24日