ジョージ・ザルカダキスのレビュー一覧

  • AIは「心」を持てるのか 脳に近いアーキテクチャ

    Posted by ブクログ

    読むのに1年程度かかってしまったが、素晴らしい一冊だった。
    シンギュラリティ、コネクトーム仮設、人間原理、宇宙はコンピュータシミュレーション、といった様々な仮説をそれぞれ紹介するだけでなく一歩深堀していておもしろい。
    AIに関する思索について、これまで読んだ中では最先端で、「意識」や「心」の正体にも腹落ちする仮説であり、もって人工生命の可能性をよりクリアに捉えることができるようになった。


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    【目次】
    ・第1部 電気羊の夢
     −第1章 「新しい心」の誕生
     −第2章 ゴーストの森の生活
     −第3章 機

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    2018年10月11日
  • AIは「心」を持てるのか 脳に近いアーキテクチャ

    Posted by ブクログ

    AI、人工知能。最近、よく目にするようになったキーワードについて理解が深まるかと思ったが、「心」とは何か、「心」をプログラムによって再現できるか、という内容が印象的だった。(タイトルで気づくべき)
     
    科学技術としての側面だけではなく、哲学や脳科学の見地から考察と解説がされており、ぼんやりしたAIや人工知能のイメージがより具体化される。

    AIはビックデータの解析やアナリストのような機能的役割と映画に出てくるようなアンドロイドのような人間的役割の二つに分かれるが、本著は後者における考察がメイン。
     
    技術的な転用に対する考察について学ぶには、関連書籍を併読する必要がありそう。

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    2019年02月05日
  • AIは「心」を持てるのか 脳に近いアーキテクチャ

    Posted by ブクログ

    4万年前の洞窟の壁画からギリシャ時代をへて、「ロボット」や「人間の意識」についての考察をたどり、現代の「脳科学」や「人工知能」へたどり着く。巨人の肩の歴史を哲学やSFそして情報工学や脳科学などから数多くの引用を行い振り返ると共に未来を展望します。AIなどが普及して人間がいちいち判断しなり失敗が無くなると、失敗を通じて成長する私たち人間がどのように変化するのかがとても気になります。

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    2015年11月08日