箕曲在弘のレビュー一覧

  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    表紙が良かったので買った。表紙に書いてある問いに興味を持った。けど、中身はそれほどでもなかった。

    当たり前なのかもしれないけど、表紙や目次にあるような問い達に対して、ずばっと答えが明示されているわけじゃない。要は、「日本では当たり前とされている感覚も、広い世界を見渡したら、当たり前のことじゃないのかもよ」と言っている。
    それだけ。
    タイトルにもあるからそこが一番重要なのは分かるけど、一冊使って伝えたいメッセージはそれだけなんだ……という肩透かし感があった。

    あと、挙げられている例がいわゆる「未開」のイメージのある場所ばっかりで、それだと「先進国の考え方は似る」という誤解に繋がりそうな気がし

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    2025年10月02日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    常識を相対化する
    それは多様性を受け入れ未来志向で生きていくための手段でもあり、自由に生きるための重要な鍵でもあるはず

    『文化人類学は、文化の多様性を理解するだけではなく、多様性を踏まえたうえで見いだせる人間としての共通性について探求する』

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    2025年09月07日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    自分が当たり前と思っていることは世界では当たり前なのかを世界の多様な人々の生活様式を通して視野を広げてくれる本。

    導入は身近で疑問に思っていることを取り上げてくれるので入りやすかったが、本題の内容は少し難しく、大学で文化人類学の授業を取っていた自分も懐かしく感じる中で少し飽きてしまいそうだった。
    最後のまとめでは、文化人類学者もひとつの物事を比較することしかできなくなっているが、多様な視点を持って共通点を繋ぎ合わせる視点を持つことも重要だと書かれていた。これは日常生活でもひとつの物事だけでなく広い視野を持って考えるべきだというメッセージのようにも感じた。

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    2025年08月19日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    8月は仕事が忙しい&職場のコロナ対応に
    追われて

    気づいたら、もう8月も下旬に入りそう(涙)
    コロナにかかってないのがもはや奇跡。

    そんな中で読んだこの文化人類学入門のこの本。
    私たちが「普通」、「当たり前」と思っていることが
    別の国や地域では当たり前じゃないことを
    改めて再確認できる内容でした。

    個人的には日本と海外の宗教への考え方や
    日本の就活はある種の大人になるための
    儀式のようなものという考え方に
    なるほどなぁーと思いました。

    きっとこれからの日本は外国人も増えていく中で
    お互いの価値観や考え方を尊重していくことが
    必要になっていくんじゃないかなと思うけれど
    中々、自分

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    2025年08月18日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    知識としてまとまっているのがわかりやすい。キャッチーな売り文句に対して新規性みたいなワクワク感はなかった。実際にこうゆう研究をすると楽しそうだけど本で読むとふーんで終わっちゃう感じ。

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    2025年08月16日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    実際に大学で行われた講義内容が一冊にまとめられているので、講義を受けているような感覚を楽しめた。人は見たいものしか見ないという一文にはハッとさせられるものがあった。長い年数をかけ様々な民族の文化を切り開いてきた学者たちには敬意を示さずにはいられない。

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    2025年08月09日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    家族、宗教、民族などの複数の切り口から、文化人類学という学問と、各国の文化の多様性、そのベースとなる思想、思考について学ぶことができる本。
    自分がもつ考え方は物差の一つにすぎず、言語や文化が違うだけでその物差しは大きく変わること。そして、自分の物差しが生み出す偏見なしにものを見ることが難しいことを自覚することの重要性と、見たいものしか見ていないのだからこそ、柔軟な思考をもつために、それを反省的にとらえる思考をつねに働かせることを忘れないようすることの大切さを学ぶことができた。

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    2025年05月17日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    文化人類学の入門書として読みやすくわかりやすい。すでに文化人類学を学んでいる人にとっては当たり前を切り崩す、までの衝撃はないものも、項目ごとに分かりやすくまとめられていて、改めて理解が進んだ。

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    2025年04月26日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    あたりまえとも思えないぐらい身体に染み込んでいるあたりまえが崩された。あまりにも自分が見ているもの、感じていることは世界のほんの一部なんだなと実感。
    特によかったのは「通過儀礼」についてと「宗教心」について。

    文化人類学、おもろしろい!色んな文化を知ってみたい。面白い風習とか文化の地域が世界にはたくさんあることを知れた。

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    2025年04月18日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

    Posted by ブクログ

    引きのある切り口で文化人類学とは何かを知れる本でした。良い意味で抽象的な学問に思えます。何かと何かを対立させたり比較させたりすることもなく、新しい学びから変化を強要することもなく、ただ、その状態がなぜ存在しているのか本質を考えようとすることで、自分たちと意外と地続きなんだと思えることもある、そんな話のように思いました。最近の社会の流れにも合っているような気がして、興味深いところでした。
    中では、日本の努力信仰の話がおもしろかったです。たしかに呪術信仰みたいなものですね(笑)。
    構造好きにおすすめの本です。

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    2025年03月30日