箕曲在弘のレビュー一覧

  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    文化人類学の本を読むのは初めてだったけれど、非常に楽しく読んだ。知らないことを知れて楽しい反面、あまりにも自分が今生きている日本や令和と掛け離れた部分が多く「そんな世界もあるんだ〜と」豆知識を得るような読み方になってしまった。

    なんでマイナーな地域ばっかり取り上げるんだろう、と疑問を持っていたのだが、それが後半に解消されたのが良かった。すでに社会やコミュニティが形成されている地域の風習や文化を取り上げ、比較・考察するのは「社会学」らしい。文化人類学とはそもそも未開の地(のような場所)を研究するものなのだそうだ。全く知らず、なんとなく手に取ったのだがそれを知れて良かった。

    細かいことを言うと

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    2026年02月27日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    本書は、世界の異文化事例を紹介し、私たちの日常にある「常識」に問いを投げかけ、文化人類学的な視点を与えてくれる一冊です。既知の事例であっても、改めてその背景にある理論的解説を読むことで、より理解を深めることができました。

    特に興味深かったのは「アノマリー(境界にあるもの)」についての記述です。空間や概念の境目にあるものは、しばしば「不安で危険なもの」とみなされます。例えば「汚れ」という感覚は、物質そのものの成分による問題ではなく、それが「身体の内と外の境界をまたいでしまう」ことによって生じます。人間にとって「自分であって自分ではない」という矛盾した存在は、既存のカテゴリーに分類しきれない気持

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    2026年01月30日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    異文化の習慣と私達日本人の習慣の違いを知り、文化的な多様性を認めることができることを研究しているのが、文化人類学という学問だということがわかるような本の作りになっています。非常に面白いですが、表紙の絵のようなポップな軽い感じの文章ではなく、中身はしっかりしています。

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    2025年12月05日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    おもしろかった!

    贈り物のお返しをすることが客観的には交換に見えること、汚さの正体、家族と血のつながりの話が私には特に興味深かった。

    文化ごとの違いと、違う文化同士でも共通点があることが非常におもしろい。

    自分の当たり前が必ずしも他者や違う文化における当たり前でないことはなんとなくわかったつもりでいたけど、きっと全然わかっていなくて、この本を読んで自分の「べき」みたいなところが少し緩んだ気がして楽になった。
    ☆4.0.

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    2026年03月08日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    世界の民族の文化と日本の文化の違いや似ている点が書かれていて面白かった。

    印象的だったのは
    スーダンのアザンテ人は事故や友人の機嫌が悪い等、何かあった際に「妖術」のせいということにする。
    自分達の力の及ばない所で起る、運要素の強いことを昨今「努力」のせいにしがちだが、キリスト文化では「神」だったりスーダンでは「妖術」だったりを用いているという事。
    自己責任とするよりよっぽど健康的な考え方だなと思った。
    日本の宗教やスピリチュアルや科学も同じで、ある事柄を別の言葉で説明しているに過ぎないんだろうな。

    文化人類学が視野が広がるから好き。

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    2026年03月01日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    ネタバレ

    文化人類学が問う「あたりまえ」を平易に解説してくれるめちゃ良書。
    いくつかポイントはあったけど、「私たちがあたりまえと思ってることって何だろう?」がやはりキーかな。

    学びになった内容は多いけど、穢れ/タブーとされるのは、カテゴリーの間にあるアノマリーだというダグラスの論理は驚いたな。
    境界が異例なものを作り出すのは井戸や川に代表されるけど、あれはそういう理屈だったのかと。道祖神はある意味その不安定さから人を守るために開発された神だったのだなぁ。

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    2026年02月08日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    入門として、わかりやすく、そして興味をそそる書き方で、とても良かったです!
    いかに自分に固定概念があるか気付かされる!

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    2026年02月04日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    この学問における大項目で章を構成し、各章に身近な例と具体的な経験を踏まえつつ、この学問がどのような観察や考え方をしているのか、分かりやすく面白く書かれていると思う。
    異文化理解だけでなく、対個人において価値観等が合わない人と出会った際の、相互理解への姿勢とい日常においても、この考え方が役立ちそうだと思った。

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    2026年01月15日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    本のタイトルが、「あたりまえを疑う」ではなく「あたりまえを切り崩す」となっているのを疑問に思っていたが、実際に本書を読んで、その意味が理解できた。
    「あたりまえが切り崩されてしまう体験を大事にしよう」という本書のメッセージを忘れずに心の中に入れておきたい。

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    2025年12月31日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    文化人類学とはなんぞやを説いた本。
    思っていた学問と違った❗️文化とは多様で常に変化的であり、また歴史や地理や政治によっても変遷していく。そのなかで、人類の普遍的な物は何か?を見つけていく学問。
    本書でも説かれているが、婚姻一つとっても多様で、しかし生殖行動、生き残りの確実性という点を見極めると、その多様性にも普遍的なものがみつかる。
    日本人としての民族としての定義の難しさと、他民族との間の文化の連続性を考えると、人種差別、民族差別とはなんぞや。と思いたくなる。しっかり文化人類学を学ぶ事は差別をなくす一歩かもしれないと思うと同時に、冒頭で述べられているように、文化や生物学的生存性が連続してるた

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    2025年12月26日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    興味のある内容とそうでない内容に差はあったものの、自分の正解=皆んなの正解ではない。
    同じ地球上に生活しているものの、国が違えば風習や考え方も全く違う。

    例えば、私は犬を可愛いと家族として生活しているが、他国の文化ではイヌ食もある。これは私にとっては信じ難きことだが、それを当然と捉える人も地球上に多くいる。

    国という大きな視点で文化の違う人類がいることは分かっていた。
    だが、自分が関わる職場や地域のコミュニティなど対象を小さくしたとき違和感やズレと感じていた。

    育った環境や経験も違うから考えや意見も違ってくるよね、と。身近になればなるほど同じ括りで決めつけてしまっていたので、根本が違うん

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    2025年12月04日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    青少年向けに文化人類学の概説として書かれた本だと思うけどどの世代が読んでも面白いと思う。汚穢れと禁忌の章が特に面白かった。はっきりとしたカテゴリー分けに収まらない境界のアノマリーが穢れと見られてしまうというのは色々なところで見られる現象だと思う。この説を唱えたメアリ・ダグラスの著作も読んでみたい。

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    2025年11月15日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    初めて文化人類学に触れてみました。
    私達が当たり前だと思ってたこと、ものごとの境目が他の社会では全然違うことがあるというのが面白いなと思いました。

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    2025年09月25日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    あたりまえをどう切り崩すか?
    家族のあり方については、物凄く考えさせられました。
    自分の中では確固たるものだと思っていたものが、国、地域、日本においても時代によってもここまであり方が変容しているとは思いませんでした。
    少子化、AI化が進むとどんどん変わるようなきかしました。

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    2025年09月22日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    「当たり前」ってなんだろう 大学教授の著者が、文化人類学って一体どういうものかを多岐な例を使って説明した本著は、大学の講義的な分かりやすさと丁寧さ、寄り添いに満ちている。
    自分の「当たり前」の理由を考えたとき。
    それが「当たり前」ではない人たちのことを考えたとき。
    あるいは、自分自身のルーツ・アイデンティティに想いを馳せるとき。
    ここで説明された内容を頭の片隅に思い出せたら、と思います。

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    2025年12月18日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    「自分の物差しで問うのではなく、自分の物差しを問いなさい」

    自分の癖や習慣 思考パターンに気づく→自己変容

    運という考え方は 中国の陰陽五行説から

    今日の努力信仰も神秘的因果関係

    神秘的因果関係の比較。納得させる世界観の中を生きている⇒呪術は他人に原因を求め,神の御加護は超自然的存在に原因を求め、努力は自分に原因を求めている

    ↑ 原因結果の形で収束させたい脳の働きかなぁ(my opinion)


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    2025年09月26日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    文化人類学がフィールドワークによって得られた知見の蓄積であるということがわかりました。
    異なる文化同士の共通性について知ることができ面白いと思いました。
    特贈答文化のところの首飾りとかの贈り物が島々をぐるぐるまわっていくというクラの文化が特に印象に残りました。

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    2025年07月31日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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     文化人類学の入門書。大学での次年度以降の専攻を決めるために読んでみた。
     自分にとっての「あたりまえ」が、この広い世界においては必ずしもそうでないということを、家族・宗教・呪術・贈答などの様々な事例からまざまざと感じた。個人的には、呪術と科学の共通性や民族及びエスニシティの定義にまつわる話が興味深かった。

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    2026年02月12日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    文化人類学のものの見方を教えてくれる本。
    人は境界を忌み、不安を感じるという話が興味深く、印象に残った。

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    2026年01月28日
  • 自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門

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    目次の、身近なテーマから当たり前を切り崩し、視点が多角的になる感覚に惹かれて購入。社会人という概念が日本特有なものであること、努力という新しい宗教に僕らは生きているかもしれないこと、当たり前に考えていた常識がただの偏見だったことに気付かされた。

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    2026年01月28日