岡本一広のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前巻のような、オデロ視点と言う括りを付けただけのエピソードの羅列ではなく、あるグループや出来事を塊として想いにふけるよう、まとまりが出てきたように思う。
前巻と同じような構成だったら星2かなと身構えていたが、改善されていたようなので多少評価を上げた。
ギロチンの執行人で鈴の音のファラ・グリフォンについて。
女性ばかりで構成されたにも関わらず、歴戦の猛者感を漂わせ、悲しく散っていったシュラク隊について。
爺さんのような老人が主であり、死を見続けてきたために、一種死に対してマヒしてしまった所もあるカミオン隊について。
民兵による反抗組織であるリガ・ミリティアについて。
ザンスカール帝国について -
Posted by ブクログ
Vガンダムの物語をウッソでなく、オデロの視点で描く外伝。
オデロを何故に最終決戦で殺してしまったのか、は視聴当時から謎なんですよ。
あれよあれよとエースパイロットとしてアンタッチャブルになっていたウッソ。彼の兄貴分として、日常との接点であったたはずなのになぁ、と。
突然戦争に巻き込まれて故郷を失い、憧れで淡い初恋だったカテジナさんがあんな風になってしまい、失った故郷とのつながりだったシャクティも兵器の一部となってしまった。
そのウッソが失ってしまった日常、取り戻したかった日常への一筋の糸だったんだよなぁ、と思うんですよ。
親友というわけではないし、好敵手というのでもないけども、民間人の少年 -
購入済み
ヒロインがけなげ
子育て放棄の話である。当然のことながら、残虐で汚くて可愛そう という感情が先行するが、このような作品の通例として、ヒロインがしっかりしていてけなげである場合が多く、この作品もその例にもれない。あまりうまいとはいえない絵柄がかえって残虐さや汚さを覆い隠していて読みやすい。