あらすじ
Vガンダムのパイロットのウッソ・エヴィンにもっとも近いところから見続けた少年オデロ・ヘンリーク。エンジェル・ハイロゥ攻防戦で命を落としたオデロが見てきたザンスカール戦争、そしてその戦場を駆け抜けた人々の想いとは!?機動戦士Vガンダム放映30周年記念作品、激動の最終巻!
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Posted by ブクログ
前巻のような、オデロ視点と言う括りを付けただけのエピソードの羅列ではなく、あるグループや出来事を塊として想いにふけるよう、まとまりが出てきたように思う。
前巻と同じような構成だったら星2かなと身構えていたが、改善されていたようなので多少評価を上げた。
ギロチンの執行人で鈴の音のファラ・グリフォンについて。
女性ばかりで構成されたにも関わらず、歴戦の猛者感を漂わせ、悲しく散っていったシュラク隊について。
爺さんのような老人が主であり、死を見続けてきたために、一種死に対してマヒしてしまった所もあるカミオン隊について。
民兵による反抗組織であるリガ・ミリティアについて。
ザンスカール帝国について。
木星帰りの男カガチと、カガチに利用され宗教指導者に祭り上げられたマリアについて。
自分を殺したカテジナ・ルースについて。
走馬灯のように振り返ってゆく。
そして、未来のあり方をオイニュング伯爵のある言説とともに思考を深めていく。