福田直子のレビュー一覧

  • デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まだ読んでいる最中だが今年のザベスト確定。ポピュリズムの話かと思いきや、序章はビッグデータブローカーが節操なく暗躍する現代を的確に表現。
    ・ソーシャルメディア上では「すました自分」を見せがちで嘘がつかれることが多いが、検索は真実を語る。
    ・やっぱりアメリカはデータ産業への規制が緩い。Facebookに自分に関する情報を請求したら消去したはずの記録も含め拒否した友達リクエストなど膨大な行動記録が残っていた。人の繋がりの監視が実現してしまっている。
    ・しゃべるスマート人形「ケイラ」はいつも会話に待機しているため、周囲の会話が勝手にサーバーに送られていて、ハッキングされる可能性も高かった。シリは大丈

    0
    2018年10月30日
  • デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義

    Posted by ブクログ

    多くが米国の例で特にトランプの大統領選挙を中心としたSNS関連のものである。筆者の友人との実例もあるので、読んでみて米国のSNS利用について知るのはいい。
     卒論では、SNSの日本との対比としての米国の実例としては使えるのかもしれない。

    0
    2021年12月03日
  • デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義

    Posted by ブクログ

    ソーシャルメディアと政治の関係は年々密接になっている。特にアメリカ大統領選挙2020は代表的な例だった。特に最近は新型コロナの影響もあってソーシャルメディアのようなオンラインのプラットフォームは政治家にとっても有権者にとっても重要な媒体。オンラインで繋がれるメリットは大きいが、情報の信頼性といった点では課題が残る。また無意識に自分が得る情報も自分に似た考えばかりになってしまうのも問題。

    0
    2021年03月11日
  • デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義

    Posted by ブクログ

     ツイッターやフェイスブック等のソーシャルメディアは、コミュニケートしたい人たちとだけ、コミュニケートする。字数も限られ、論理だった物言いではなく、決めつけ・生な感情の吐露が中心となる。自分の見たい現実だけを見ることが通常化し、事実かどうかより、あってほしい世界が大切にされる。エコーチェンバー現象。閉鎖的な空間でのコミュニケーションを繰り返すことにより、特定の信念が増幅または強化されていく。
     パーソナリティに応じて、ニュアンスや広告のタイプを変える「個別化されたプロパガンダ」としてのマイクロターゲット広告。それが、SNSを事業とし、拡大し、既にTVを超える広告収入をもたらし、巨大産業化を可能

    0
    2021年02月22日
  • デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義

    Posted by ブクログ

    SNSをやらないから知らなかったが、こういう世界がすでに相当な深度で社会に浸透していることに衝撃を受けた。支配者層の”養分”となって搾取される運命にあることが知られるようになっても、今さらSNSを使うのをやめるわけにはいかないし、国家権力で規制する訳にも行かないのだろう。これからも似たような、そしてさらに強力な情報収集、解析ツールが登場すると思われるが、もはやなすすべもなく、無力感しかない。

    0
    2019年10月20日
  • デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義

    Posted by ブクログ

    最初はダラダラまとまりがないなぁ‥と感じたものの、豊富な事例(週刊誌みたいで失笑をさそうものも含め)と各国の状況や国民性が丁寧に記述されていて好感が持てる。ポピュリズムの台頭をネットやSNSだけの責任にはもちろんできないが、民意を操作しようとする権力者にとっては非常に便利で残酷な兵器に、私たちは便利さを享受することと引き換えに片目をつぶった状態で今までやってきたのだという事を改めて考えさせられた。

    0
    2018年07月13日
  • ドイツの犬はなぜ吠えない?

    Posted by ブクログ

    ドイツの犬事情を知りたくて読書。

    ドイツに別の意味で興味を持たせてくれる。ちなみにタイの犬も吠えない。正確に書くと暑いので元気がないのかもしれないが。

    犬の先進国であるドイツから日本は学ぶことは多いと思う。犬のパーキングは面白い。日本にもあってもいいかも。

    犬は環境によって吠えないと理解したのであるが、犬種による違いはどうなのかと思う。

    動物愛護も行き過ぎると活動が過激化して愛護テロと呼ばれるような社会悪になるのでバランスが重要である。中国の都市部でもすでにど動物愛護の傾向が高まっていると感じられる。

    読書時間:約30分

    本書はバンコクのブックオブワールドで購入しました。

    0
    2012年04月03日
  • デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義

    Posted by ブクログ

     ポピュリズムは、日本語では「大衆迎合主義」となるけど、要するに<反多元主義>だろう。

     つまり、民主主義と真っ向から反対するのがポピュリズム。これはかなり厄介だ。

     そのデジタル版がテーマということで、本書は、ダイナミック・プライシング、マイクロターゲット広告、フィルターバブル問題などに言及して紹介をしているが、読み進めていくにつれて、トランプ大統領の黒幕の富豪についてや、監視国家であった旧東ドイツなどのおぞましい面も紹介されている。

     新書でライトな読み物だろうと読み始めたが、ハードな記述もあり、なかなか脅威を感じる読書だった。

     私は、デジタルから距離をどの程度取るか、今の課題に

    0
    2025年04月08日
  • デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義

    Posted by ブクログ

    消費生活と政治に関する最新のデジタルテクノロジーの手法を紹介し、「民主主義」に及ぼす影響

    使い方はどんどん洗練され上手になっていくのが歴史の流れ。起こり得る結果であったとしても、

    0
    2018年10月13日
  • デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義

    Posted by ブクログ

    救いようがない現実を前にして気分が悪くなってしまった…。ただ、形や規模は違うにしても、大衆操作は昔からあったことだと思うので、負けてはいけないのだと思う(難しいとは思うけど)。

    0
    2018年10月07日