川島良彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ今までのコーヒーとは消費者軽視で、たとえ値段が高いコーヒーでも良い豆(新鮮で温度管理が行き届いてる)、挽きたて、淹れたてとは限らなかった。
それがコンビニコーヒーの襲来で、値段の割に美味しいコーヒーが生まれたということで、コーヒー業界にも変化が起こり始めている(と筆者は期待している)。
消費者が出す値段に比例して、良いコーヒーを提供する流れを作っていきたいとのこと。
美味しいコーヒーの挽き方、淹れ方は下記の通り。
・欠点豆の少ない鮮度の良い豆を選ぶ
・できれば真空パックでないものを選ぶ
・豆を買ってきたら、形の悪いなどの欠点豆を全て取り除く(苦味雑味えぐみの原因)
・粉よりも豆を選ぶ
・必要 -
Posted by ブクログ
川島氏の理想とするコーヒーのサプライチェーンの話。
彼の言う事によれば、コーヒーはもっと美味しくなる。
今のコーヒー文化を作ったのは、商売に偏り過ぎた供給者側の問題。
しかし、商売として考えれば利益は重要な訳で。
彼の言うとおりにすれば、膨大な原価を投入しなければならない。
逆にもっと原価投入すれば、無限大に珈琲は美味しくなる。
という事か。
3000円のテーブルワインでも、何十万もする高級ワインでも、
TVショーの格付け番組とかを見るにつけ、
「良し悪し」「美味しい美味しくない」は分かれるわけで。
なかなか難しい所である。
しかし、彼のコーヒーに対する情熱は、絶大なものがあるし、
コ -
Posted by ブクログ
ネタバレ1990年代の半ば頃、スターバックスが上陸したのが日本のコーヒー文化におけるサードウェイブだとすると、コンビニで淹れたてコーヒーを提供するようになった今がフォースウエイブと言える。
1956年、静岡市のコーヒー焙煎卸業の家に生まれ、小学生の頃すでにコーヒー屋になることを決めていた著者の川島良彰氏。
そんな川島氏をもってしても、コンビニのコーヒーは100円以上の価値はあると、おおいに認めている。
それはなぜか。
コンビニコーヒーの原価は1杯あたり12~13円。カフェで出されている1杯500円前後のそれは、10~15円。高級ホテルでは1杯1000円前後もするが、原価はほぼ同じだという。