川島良彰のレビュー一覧
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ネタバレ読みたかった一冊
近著。
ブルーボトルコーヒ〜1号店が話題になっていたのは
最近のことなので、記憶にある方も多いでしょう。
アメリカでは、「何を今更日本人がさわぐのか?」と。
アメリカの映画やドラマでもご承知の通り、
コーヒーメーカーに、作られたコーヒーは保温のまま
何時間にも渡ってそのまま、、、が普通。
美味しいコーヒーとは程遠いのが普通でした。
日本では、コーヒー豆が不足し、原料がなかなか
輸入できない時代に、コーヒー好きの
専門店オーナーや焙煎家が、原料を選べない時代
創意工夫をして以下の美味しいコーヒーを提供するか?に
日本人らしい探究心で、海外のコーヒーを淹れる技術を
はるかに押 -
Posted by ブクログ
ネタバレブルー・ボトル・コーヒーが日本上陸、などのニュースが出ていた頃この本のタイトルと触りを読み、興味があって今般手に取りました。
川島さんのお名前をよく知らず、西洋至上主義を批判するような内容なのかなと思っていましたが
コーヒーに対する愛情、現在の日本のコーヒー業界への疑念など
兎に角コーヒーへの愛情に溢れた本でした。
今までコーヒーに興味がなかったこともあり、
日本は世界第4位の消費量を誇るコーヒー大国だということを知りませんでした。
ミカフェートは知っていたので、プロフィールを見てなるほどと思いましたが、この本を読んで川島さんというのは
本当に凄まじい人だなと感服しました。
自分はコーヒ -
Posted by ブクログ
ネタバレコーヒーはフルーツ。酸味を味わうもの。
果実はコーヒーチェリーと呼ばれる。
現在のベンチマークのコンビニコーヒーの原価は12~13%。
コーヒー店のスペシャリティコーヒーも原価差は10円程度。
ホテルのコーヒーは1杯ごとに挽いて淹れていない。
それでいてコンビニの10倍の売価。
品質のための最低限のこだわり
1.単一品種栽培
2.完熟
3.精選
4.空輸または定温コンテナ(温度管理しない場合との差は20円/kg)(麻袋は軽くて安いだけの理由)
5.低湿定温管理
6.焙煎後の密閉保管
ブランドにあぐらをかいて品質を二の次にした結果、ブルーマウンテン、コナは神話が崩壊。 -
Posted by ブクログ
世界的な「コーヒーハンター」がコーヒーの最新事情を説く一冊。
著者の川島良彰氏はエルサルバドルの大学に留学し、エルサルバドル国立コーヒー研究所に入所。その後UCCに入社し、ジャマイカやインドネシアなどでコーヒー農園の開発を行った日本人です。
その川島良彰氏が、昨今話題になっているコンビニコーヒーを解説する。なぜ100円でおいしいコーヒーが提供できるのか。どうしてホテルのコーヒーは1000円もするのにコンビニコーヒーよりもおいしくないのか。おいしいコーヒーはどのようにして栽培され、私達消費者の手元に届くのか。そんな疑問に応える一冊となっています。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者の川島氏は、コーヒー農事技師で、コーヒー農園の開発、生産国の栽培技術や栽培種、コーヒー豆の精選方法の調査、農薬の使用状況を調べる仕事をしている人。
この本は、著者が、高校卒業後、エルサルバドルの大学へ留学、エルサルバドル国立コーヒー研究所に移ってコーヒーの栽培を学び、その後、ジャマイカ、ハワイ、スマトラなどでのコーヒー園の開発を経て、絶滅したと言われていたコーヒーの希少品種ブルボン・ポワントゥを旧ブルボン島(現レユニオン島)で探し当ててよみがえらせるまでの手記である。
「コーヒーハンター」とは、最高級のコーヒー豆を目指し、失われた品種、”まだ誰もその価値を見出していないコーヒーを探して