中野かれんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
イタリア人実業家、セルジョのロンドン・オフィスの一角には、プレイ途中の高価なチェス盤が展示してある。“手を触れないでください”と表示されているにもかかわらず、この三週間、夜ごと一手ずつ駒を動かす者がいる。セルジョが舌を巻くほどの腕の持ち主だ。意外なことに犯人は、夜間、ビルの清掃作業に通うキャシーだった。ある辛い過去ゆえ、ひっそりと暮らす女性だが、そんな事情を知らないセルジョは好奇心をそそられ、彼女の行為は自分の気を引くための策略に違いないと考えた。彼は警備主任を制して言った。「この件は僕が処理する」。
リンにしてはヒーローの傲慢度が低め。そのせいか全体のバランスが良かったと思う。ヒロインの冤 -
Posted by ブクログ
☆4.5でもいいかも。 久しぶりにイマージュで途中でダラけず、一気に読めた(というより、寝る前に数十ページだけ読むつもりが止まらなくなってしまった…) 今まで他人の面倒を見るばかりで守られたことがないヒロインの境遇をヒーローが思いやり、とても心のこもったプレゼントを用意したり、心優しいヒロインが契約終了後いつまでも自分のことを心配したりしないようにと、病気も別れも本当は辛いのを押し隠して現状に満足できて幸せになったフリをしたりする。でも、最後にはプライドを忘れて、ヒロインを追いかける( ̄ー ̄)ニヤリ
ヒロインもとても気持ちの良い性格で、自分の気持ちよりヒーローの幸せを第一に考えて行動する。お互 -