那須田淳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第60回青少年読書感想文コンクール・中学校課題図書。
14歳の少年レオは、幼い頃から転校を繰り返したために周囲とは上辺だけの付き合いしか出来なくなっていた。ある日ギターと出会い、その練習を通じてケチな老人ケチルと親しくなる。中2の夏休み、レオはひとり降り立ったベルリン。はじめての異国、はじめて出会う人々。少年レオはそこで友人ケチルとの約束を果たせるか。
ベルリンでひとり過ごす4日間。外の世界に飛び出したレオに、刺激と変化が訪れる。
YAらしい一貫した爽やかさはありながら、ずっしりとしたテーマも多々詰まっている。
青春、音楽、旅、国籍、出会い、淡い恋、そして成長。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ三つの願いを神社でしたコースケ。帰りに土手で足を滑らせ、そのまま三途の川へ・・・。作務衣を着た変なネコ=脱衣婆(だつえば)が現れた。
そのネコの脱衣婆が言うことには、ぼくには、三途の川を渡って 閻魔様のお裁きをする事に、神社からの渡船差し止め願いが出ている。神社とは、僕が死ぬ直前にお参りした江ノ島神社の宗像三女神が、ぼくがお願いした3つの願いを、次の満月までの間なら見届ける、すなわちあと6日間は生きて、願いを叶えるチャンスをくれる、というのだ。
神様に願いをかける、とは言っても、叶える努力をするのは自分。神様がかなえてくれるワケではない。しかも、願いが叶ったところで、死んでいることにかわりはな