那須田淳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【古事記の世界観】
教養を身につけるべく読んでみた。
小学生向けなら
理解しやすいだろうと思ったのに、
イザナギとイザナミの子供について、
「おぎゃあおぎゃあと、小さいながらも、しっかりした赤んぼうが生まれました。」
「この最初に生まれた赤んぼうとは、瀬戸内海にうかぶ淡路島のことです。」
「つづいて、四つの顔を持つ赤んぼうも生まれました。これが今の四国です。」
とあってちょっと混乱している。
土地がおぎゃあおぎゃあと…?!?!
しかもイザナギが左目を洗うと1人の神が生まれ、
右目を洗うと別の神が生まれ、
鼻を洗うとまた別の神が生まれたとな…。
さらに、怖い鬼女に追いかけられたイザナギが、
髪を束ねていたつる草を後ろに投げると
たちまちブドウの実となり
鬼女がそれを夢中で食べている間に逃げた
ともある。
小学生向けを選んだのに
それでもなお
難しいこの世界観…!
読んでいると眉間に皺が刻まれるけれど、
常識を疑って、脳が柔軟になる一冊といえるかもしれない。 -
Posted by ブクログ
★あたしには、成仏して舟に乗り、生まれ変わるために必要な大事なものが、欠けているんだって。(p.178)
(一)コースケは死んだが生前女神さまたちに三つの願かけをして受け入れられていたので六日間だけ寿命が延びることになりその間に願が成就するよう(自分で)努力しなければならず願かけする気になったくらいなのでどれも簡単ではない。あっさり、さっぱりの「いい話」です。
(二)「鬼灯の冷徹」を読んでる人には入りやすいかも?
(三)これも最近気になってる絵師、スカイエマさんの挿画です。偶然、というよりこのイラストレーターさんはとても人気のある方なんでしょうね。せやから必然的にときおり手に取ることになるんでしょう。
■簡単なメモ■
【一行目】いちめんに、うすいもやが立ちこめていた。
【天野あずみ/あまの・あずみ】かつて森下千草のパートナーだったテニスプレイヤー。愛称「あずにゃん」。
【植村綾乃/うえむら・あやの】浩介の片想いの相手。二年生。硬式テニス部部員で浩介が入部した動機。どうやら前園のことが好きらしい。
【遠藤】硬式テニス部員。ダブルス。
【閻魔】三途の川の向こうにいる。カラスも会ったことはないらしい。
【オーシャン】大西洋(おおにし・ひろし)。えらい名前つけられたもんやなあ。硬式テニス部部員。体が大きいが動きはにぶい。イギリスからの帰国子女。六月の終わりに転校してきた。
【大西洋/おおにし・ひろし】→オーシャン
【岡島/おかじま】浩介たち硬式テニス部の顧問。
【おしょう】浩介の小学校時代の親友。
【鎌倉ステーキ】ステーキ屋。とても美味いがとても高い。敷居も高い。中学生が一人で入れるような店ではない。
【カラス】脱衣婆の家にいる。十年くらい前に死んでカラスの死骸に入り、会所で脱衣婆たちのお世話をしているようだ。
【願かけ】こういう願を持っており頑張りますので神様見守っていてくださいというもので神様が叶えてくれるわけではない。あくまでも自力。浩介の願はテニスの県大会団体戦でベスト8に入ること、鎌倉ステーキで腹いっぱい食べること、硬式テニス部の植村綾乃と仲良くなること。
【北沢】硬式テニス部員。ダブルス。
【懸衣翁/けんえおう】脱衣婆の連れ合い。死者の服を枝にかけてそのしなり具合で罪の重さをはかる。今はいないのでなりてを探している。
【コースケ】山室浩介。主人公の「おれ」。十三歳。数えで十四歳。境川南中学硬式テニス部。だが弱く、女子にもほとんど勝てない。お祖父さんの影響で古いことをけっこう知っている。江の島に行った帰りに崖から落ちて死んだ。
【小山】硬式テニス部員。
【賽の河原テニスクラブ】なんと! 賽の河原にはテニスコートがあった。
【佐伯裕子/さえき・ゆうこ】硬式テニス部女子部の新キャプテン。コースケと同じ二年A組。小柄でショートヘア、日焼けしているので「ちびこんぶ」と呼ばれることも。明るく誰からも好かれるタイプ。兄はインターハイでも活躍している選手。
【境川南中学】浩介の通う中学。
【関根由紀/せきね・ゆき】硬式テニス部女子部部員。二年生。
【脱衣婆/だつえば】通称「だっちゃん」。ボロボロの猫の姿をしている。三途の川を渡る舟の舟番。死者たちから渡し賃として服をはぎ取り、懸衣翁が枝にかけてそのしなり具合で罪の重さもはかる。賽の河原の「会所」にいるらしい。どうやらずっと同じ者が続けているのではなく死者の中から選ばれてしばらく続けるというシステムらしい。今の脱衣婆は二十五年前に死んだ人。猫の死骸に入り込んだので猫の姿。人間として死んだときは十五歳だった。賽の河原テニストーナメントで負けなしの七十連勝中。
【だっちゃん】→脱衣婆(だつえば)
【徳】だっちゃん《徳というのはね、このちょっと幸せな気持ちのほうかもしれない》p.130
【姉ちゃん】浩介の姉。中三。
【番頭】脱衣婆の会所の番頭。
【前園/まえぞの】硬式テニス部部員。新部長。小学校の頃名門クラブに通っていて、テニス部の絶対エースだった。足の靭帯を痛め大会に出られなくなったので浩介に出番がやってきた。
【宗像三女神/むなかたさんじょしん】田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)、市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)、多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)の三柱。江の島に祀られていて浩介はそこに願をかけした帰りに崖から落ちた。ちゃんと二拝二拍手一拝を守った。
【森下千草/もりした・ちぐさ】佐伯が憧れている、かつての美少女天才テニスプレイヤー。
【山室浩介/やまむろ・こうすけ】→コースケ
【リストバンド】姉ちゃんが買ってきてくれた。猫の絵が描かれておりコースケにはちょっと恥ずかしかったがだっちゃんがつけろとせがむのでつけた。 -
Posted by ブクログ
第60回青少年読書感想文コンクール・中学校課題図書。
14歳の少年レオは、幼い頃から転校を繰り返したために周囲とは上辺だけの付き合いしか出来なくなっていた。ある日ギターと出会い、その練習を通じてケチな老人ケチルと親しくなる。中2の夏休み、レオはひとり降り立ったベルリン。はじめての異国、はじめて出会う人々。少年レオはそこで友人ケチルとの約束を果たせるか。
ベルリンでひとり過ごす4日間。外の世界に飛び出したレオに、刺激と変化が訪れる。
YAらしい一貫した爽やかさはありながら、ずっしりとしたテーマも多々詰まっている。
青春、音楽、旅、国籍、出会い、淡い恋、そして成長。 -
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ネタバレ三つの願いを神社でしたコースケ。帰りに土手で足を滑らせ、そのまま三途の川へ・・・。作務衣を着た変なネコ=脱衣婆(だつえば)が現れた。
そのネコの脱衣婆が言うことには、ぼくには、三途の川を渡って 閻魔様のお裁きをする事に、神社からの渡船差し止め願いが出ている。神社とは、僕が死ぬ直前にお参りした江ノ島神社の宗像三女神が、ぼくがお願いした3つの願いを、次の満月までの間なら見届ける、すなわちあと6日間は生きて、願いを叶えるチャンスをくれる、というのだ。
神様に願いをかける、とは言っても、叶える努力をするのは自分。神様がかなえてくれるワケではない。しかも、願いが叶ったところで、死んでいることにかわりはない。6日後には三途の川の渡し船に乗るのだ。しかし、余分の6日を、努力なしに過ごしたら・・・三女神様がお怒りになるだろうことと、えんま帳にも良くない評価が載るかも。
と言うわけで、ぼくはぼくの願い事を6日間で、全力で叶えることとなった。脱衣婆ネコと一緒に。
1つめ・・・高級ステーキレストランでの食事。貯金を全部下ろしたけれど、子どもだけで入店した時点で声をかけられ、15万からのケータリングならと言われたが、資金不足でダメ。
2つめ・・・テニスの新人戦団体でベスト8までこまをすすめること。はっきり言って、部のお荷物なくらい下手なぼく。だけど、レギュラーだった前園が怪我のため、試合出ることになってしまった。
3つめ・・・片思いの綾乃と両思いになること。でもテス二部の先輩の前園を好きみたいで、これもダメ。
がんばれるのは、2つめのテニスの試合。ダブルスでパートナーとなった大西洋(オーシャン)と、女子でテニスの上手い佐伯裕子に教えてもらい、特訓をはじめる。
三途の川に、作務衣の脱衣婆のネコに、テニスの試合に・・・なんか、摩訶不思議なとりあわせなのですが、ラストのストーリー急展開にもびっくり。
なんにせよ、魔法なんかとか、神頼みとかじゃなく、
自分で努力する事の大切さ、自分で生きることへの熱意みたいなのを持つことが大切だと、今の若者に伝えたいワケだ!