にしおかすみこのレビュー一覧
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匿名
購入済み連載をずっと読んでました
大好きと大嫌いが交錯して『すみ』が翻弄されている。
愛のあるポンコツ一家、本当にその名の通りだ。
綺麗事をツラツラと書くのではなく、苦しさ、悔しさ、情けないこと、恥ずかしいこと、それらは人間らしく共感することばかり。
『ふつうって?』の短い一文は大きな叫びに聞こえ不意に涙が出てくる。
誰だって毎日笑いながら楽しく過ごしていたい。
それがどんなに難しいことか。
困難の連続でこころが折れてしまう日もある。
立ち上がれなくてそのまま沈んでしまう日もある。
周りに励まされ気力の湧く日もある。
励ましすら鬱陶しく、聞こえないふりをする日もある。
『すみ』の一家にも例外なく次々と波のように色んなこと -
Posted by ブクログ
にしおかすみこさんは2つ
年下で同世代。お笑いや芸能人にあまり興味がなかったので、好きでも嫌いでもなくテレビに一時期よく出ていたな程度の記憶で、中2の娘から勧められて読みました。
共通点は母がアルツハイマー認知症だったこと。遠くに住んでいたので、年に2回位しか会えませんでしたが、亡くなるまでの3年間は、ショックを受けながらも、時々戻る記憶や、家族を心配する母のふとした言葉に愛を感じることもあり、もう少し長生きしてくれていたら、どんな母に会えたのだろうと想像してしまいました。
一つとして同じ家族はないので、誰かの参考になる本ではないと思いますが、にしおかさんの思いが一杯込められて、家族もそれを認 -
Posted by ブクログ
Webで連載されてるのをチラッと見て、読んでみたいなと思ってました。
愛ある1冊ですね。
自分以外の家族それぞれに問題を抱え、その介護と見守りに費やす時間と労力。
大変という言葉では足りないくらいに大変なのに、大変さを感じさせないユーモア。
読んでいてクスッと笑ってしまうセンスある?やり取り。
時折混ざる困惑と迷いが、本音だと伝わってきます。
私がこの状況になったとき、笑えるだろうか?
悪態ばかりついて、嘆いて、泣いて、逃避してそうな気が……。
痴呆になっていても、お姉ちゃんのことを気にかけるママは、やはりお母さんで。
母ってやっぱり強い!と思い、せつなくなりました。
考え方、捉え方で状