小森香折のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
子どもなら夢中になるのかも。
大人だとどうしてもディテールが気になるかな。
架空の国を舞台にしたファンタジーで、地名や登場人物の名前はフランス語っぽいし、登場人物の見た目は白人である。時代的には中世、場所もヨーロッパのようではある。
しかし、修道院はあるがキリスト教はないようで、火の神や太陽神を信仰している。
「下町ネズミ」という町の何でも屋を請け負っている孤児の集団がでてくるので、彼らがもっと活躍するかと思ったらそうでもなく、ネズミたちを支配している猫の親方というのが、オリバー・ツイストのフェイギンみたいな悪いけど魅了ある人物かと思ったがあまり出番はなく、悪者のコクトー男爵との対決とサロモンの書の謎(まだ解けてない)が物語のメインになっている。
勧善懲悪がはっきりしているのはまあ良いとしても、悪役にあまり魅力がない。
長編だと(これはシリーズの第一作みたいだし)悪役に魅力がないと面白くないんだよなあ。
主人公もこの本ではまだ魅力的とは言いがたい。
でも、まあ最後まで読ませるし、それなりに面白いと思う。
指輪とかゲドとかクラバートとか超一流のファンタジーと比べなければ、悪くないかなと。
しかし登場人物が白人ばかりなのはやめて欲しい。架空の国の出来事なんだから(本当の中世ヨーロッパではなく)、別に白人だけにする必要はない。
というか、やたら金髪や青い目を礼讃してるのが(昭和の少女マンガみたいで)安っぽい感じ。
主人公が青い目であることが、今後重要なファクターになるとしたらそれはそれで良いけど、赤毛を金髪に染めるとか、本物の金髪じゃないとかはどうでもよくない?