立川談四楼のレビュー一覧
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東京にいる時と、金沢に戻ってからとの大きな違いの一つは、「落語」である。
東京にいる時は、若い奴でも落語が好きだという奴がいた。ところが、金沢で、落語が好きという奴に出会ったことはない。一つには、分母が違いすぎる。つまり、人口が違いすぎる。もう一つは、簡単だ。都会と田舎の違い。金沢で落語を聞くという環境の場所は全くと言ってもいいくらいない。これは落語だけじゃないか・・。
と、そんなことはどうでもいいが、落語家の書いた本というものは、意外とおもしろい。口述筆記、といえば聞こえがいいが、ゴーストライターが書いたものであってもそうだ。一体、ゴーストライターにしても、ホントにその落語家が書い -
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談志の懐古本。書かれているエピソードはどれも面白い。しかし談志と談四楼の結びつきがどのようなものであったかはいまいちわからない。
談志がそれほど凄い落語家であったのか、どんな無理難題をふっかけられても、弟子が何も言えないような、それほどのものであったのか。
学生時代(浪人時代?)、後楽園ホールの公開録画に行って談志が司会の「笑点」を見た。たしかにものすごく面白かった、ハチャメチャと言っていい面白さだった。当時の落語もスピード感あふれるハチャメチャだったと記憶している。ただしこの頃は寄席へは行っていない。
このとき「マカオのおかま」という回文が出てきたように記憶している。本の表題になって -
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テレビでの言い間違いや、言葉の誤用についてのエッセイ
落語界のエピソードもそこそこ、下ネタもそこそこ
ありがちな間違いや、どこかで聞いたことのあるエピソードが多い
漢字の読み間違いにしても、知ってるから読めるけど普通に読んだらそう発音してしまうのも仕方がないと思えるものがほとんど
まぁ、情報を伝えるアナウンサーが読み間違えているのはいただけないのはわかる
ツッコミの対象が一般人だとしたら、「最近の若いもんは言葉を知らねぇなぁ」という高齢者のウザい愚痴に思える
落語会の話にしても、盛ってたり、真偽が疑わしいようなものもあるので、それらを込みで楽しめる人向け -
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談志の弟子による、ちょっと笑えてためになる言葉のこぼれ話
落語家である著者が、日常、気になった言葉遣いに関するエッセイ。
1話1話は数ページなので、合間時間に気楽に読める。気軽に豆知識が身について、仕舞には落語が聞きたくなる、という1冊。
『日本語通り』(毎日新聞、2002年刊)を再構成・加筆したもの。
喋りを稼業としている著者は、いつでもアンテナがびんびん。
テレビのアナウンサーや番組解説者の言い間違いも、飲み屋でのおやじギャグも、電車に乗る女子高校生の会話も、もちろん同僚落語家のおもしろエピソードも聞き逃しません。
もともとの発刊が少し前なので、時事ネタなどは若干古いが、まぁ許容範囲か -
Posted by ブクログ
ネタバレ「もっと声に出して笑える日本語」3
著者 立川談四郎
出版 光文社
p155より引用
“「海海海海海」と海を五つ書いて、さて何と読む?
答えはアイウエオ。”
落語家である著者による、
日本語の面白い言い回しや言い間違いを紹介する一冊。
アナウンサーの言い間違いから居酒屋での雑談まで、
落語家ならではの語り口で書かれています。
上記の引用は、
昔の文字遊びを紹介する一文。
アマ・イルカ・ウニ・エビ・オゴの頭文字だそうで、
昔は常識だったそうです。
tvやゲームの無かった昔は今よりもずっと、
楽しい事をするためには自分の頭をひねらなくてはならず、
年をとってボーっとているヒマなんて無かった