佐藤康夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
PPC広告の複数の専門家がケーススタディの形式で、PPC広告運営に関する考え方を示している。
「プロの思考回路」というタイトルにぴったりの内容で、どうのように考え、どのように対応していったのか?が書いてある。
事例に当てはまるような状況なら、具体的な打開策のヒントを得ることができると思うし、そうでなくても「考え方」自体が参考になるので、色々な面に応用ができると思う。
リスティングと記載されているが、基本はGoogleとアドワーズが対象になっている感覚。
ただし、「考え方」を参考にするのであれば、yhaoo!リスティングを主戦場にしている場合でも関係ない。
SEM系の書籍は出版から数年が経ってい -
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Posted by ブクログ
アトリビューションについては、自分の中で正直どう解釈して良いのか、勉強途中である部分が多く、本書においては、まだ知識として「知る」ということを前提に読んでいる。
冒頭、スケダチの高広さんの言葉で、「消費者の態度変容」という部分に目を向けると、ディスプレイネットワークが効くとかミクロな視点でない見方が出来るようになるのかなとも思う。
広告(どこまでを呼ぶかは微妙だが)、キャンペーンなど長期的な視点でのデータ分析には使えるなと、それに対しての基礎知識は本書で学べるんではないかと。
メディアの効率的な配置をアトリビューションを活用することで、より可能になると、本書では触れているが、「平均」「フ -
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Posted by ブクログ
出版時には大変ブームとなったアトリビューションをようやく読んだ。
今年のAd Tech Tokyoで基本概念としての考えとして定着していると感じたからだ。
基本的なアトリビューションモデルは下記の3つとのことだ。
1、均等配分モデル
2、初回重視モデル
3、ラスト重視モデル
この簡易モデルはビジネスの現場でも使われているようだ。
しかし、このモデルだけではやはり実用に耐えられないのではないか。
本書の指摘の通り、まずできることから始めるであったり、正解のモデルはないということは真であると思う。
一部、マルコフモデルなどを検討したと小川さんが触れていたが、正直膨大なブラウジングデータのど -
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Posted by ブクログ
アトリビューションを用いなければ、と考えている人にはオススメ。運用する上での考え方が書かれた、とても良いまとめ。
そういう意味で、アトリビューションについて、普段からアンテナを貼っている人には、目新しい情報や事例、展望があるわけではない。地に足をつけた、どう考え、運用していくべきかのノウハウ本。担当の方は手元に置いておくと便利だと思う。
個人的にためになったのはアトリビューションの概念で、これまでアトリビューションによって達成できるのはさらなる広告効果の最適化だと思っていた。だが、アトリビューションの語源は金融業界にあり、ポートフォリオの最適な配分のための分析であったことを知った。同じく最適