佐藤康夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
PPC広告の複数の専門家がケーススタディの形式で、PPC広告運営に関する考え方を示している。
「プロの思考回路」というタイトルにぴったりの内容で、どうのように考え、どのように対応していったのか?が書いてある。
事例に当てはまるような状況なら、具体的な打開策のヒントを得ることができると思うし、そうでなくても「考え方」自体が参考になるので、色々な面に応用ができると思う。
リスティングと記載されているが、基本はGoogleとアドワーズが対象になっている感覚。
ただし、「考え方」を参考にするのであれば、yhaoo!リスティングを主戦場にしている場合でも関係ない。
SEM系の書籍は出版から数年が経っているものも多い中で、本書籍は出版の時期が新しいのもよかった。 -
Posted by ブクログ
アトリビューションについては、自分の中で正直どう解釈して良いのか、勉強途中である部分が多く、本書においては、まだ知識として「知る」ということを前提に読んでいる。
冒頭、スケダチの高広さんの言葉で、「消費者の態度変容」という部分に目を向けると、ディスプレイネットワークが効くとかミクロな視点でない見方が出来るようになるのかなとも思う。
広告(どこまでを呼ぶかは微妙だが)、キャンペーンなど長期的な視点でのデータ分析には使えるなと、それに対しての基礎知識は本書で学べるんではないかと。
メディアの効率的な配置をアトリビューションを活用することで、より可能になると、本書では触れているが、「平均」「ファースト」「ラスト」などどのモデルを採用するか、それは何故かなどは、発展途上であり、読んだユーザーに任されている部分などは、今後もっと明らかになるのかな。
確かに広告(例えばバナー広告)だけでなく、長期的なコミュニケーションを行っているソーシャルのアトリビューションなどが解析出来れば、もっと評価の軸が出来る気もする。
ビュースルーなど、もっと知る•正確に語れるよう勉強は必要だが、確かにこのアトリビューションという視点はメディアに携わる者なら必須かも。特にアメリカでは、オフラインも含めた解析も可能なツールもあるようで、知るに越したことはない。
ただ、その捉え方を今までのネット広告の延長ではなく、広告を発展させるための考え方のように捉えることで、可能性はもう少し拡がる気がする。 -
Posted by ブクログ
出版時には大変ブームとなったアトリビューションをようやく読んだ。
今年のAd Tech Tokyoで基本概念としての考えとして定着していると感じたからだ。
基本的なアトリビューションモデルは下記の3つとのことだ。
1、均等配分モデル
2、初回重視モデル
3、ラスト重視モデル
この簡易モデルはビジネスの現場でも使われているようだ。
しかし、このモデルだけではやはり実用に耐えられないのではないか。
本書の指摘の通り、まずできることから始めるであったり、正解のモデルはないということは真であると思う。
一部、マルコフモデルなどを検討したと小川さんが触れていたが、正直膨大なブラウジングデータのどの範囲までをマルコフチェーンとするのだろうと疑問に思った点もあった。
個人的にはアドベリフィケーションとの統合指標のようなものを期待したいところ。これだけではデジタルマーケティングに劇的な変化が起こせるとは思えないが、きっかけの1つとしてはとても大事な概念だと認識した。
■目次
はじめに(アタラ合同会社 会長 佐藤康夫)
序文(スケダチ 高広伯彦)
Chapter1 アトリビューションとは
1-1 アトリビューションの語源と定義
1-2 アトリビューションの概念
1-3 アトリビューションが生まれた背景
1-4 アトリビューションを可能にする技術
1-5 アトリビューションの本質
Chapter2 アトリビューションで取得するデータと準備
2-1 第三者配信などサーバーの概要
2-2 コンバージョンパスの類型
2-3 ビュースルーサーチという考え方
2-4 アトリビューション・マネジメントの準備
Chapter3 アトリビューション・モデリング
3-1 アトリビューション・モデルとは何か
3-2 基本となる3つのアトリビューション・モデル
3-3 クリックベースとビューベースによるアトリビューション・モデル
3-4 アトリビューション・モデルの精緻化
Chapter4 アトリビューション・マネジメント
4-1 コンバージョンの最大化
4-2 予算配分とメディアプランの最適化
4-3 具体的な実例の紹介
付録 業界担当者コラム
株式会社朝日広告社/酒井克明
Adobe Systems/Mikel Chertudi
株式会社オプト/八田 浩・近藤彰幸
株式会社クロスリスティング/治田耕太郎
株式会社サイバーエージェント/湊 和修
株式会社サイバー・コミュニケーションズ/岸本親奉
メディアマインド・テクノロジーズ株式会社/渡邉桂子
株式会社リクルート/小川 卓
株式会社ロックオン/中川 斉 -
Posted by ブクログ
アトリビューションを用いなければ、と考えている人にはオススメ。運用する上での考え方が書かれた、とても良いまとめ。
そういう意味で、アトリビューションについて、普段からアンテナを貼っている人には、目新しい情報や事例、展望があるわけではない。地に足をつけた、どう考え、運用していくべきかのノウハウ本。担当の方は手元に置いておくと便利だと思う。
個人的にためになったのはアトリビューションの概念で、これまでアトリビューションによって達成できるのはさらなる広告効果の最適化だと思っていた。だが、アトリビューションの語源は金融業界にあり、ポートフォリオの最適な配分のための分析であったことを知った。同じく最適化と言えるのかもしれないが、このイメージによってもっと視野が広くなったように思う。具体的には、これまでアトリビューションとはバナー広告による間接効果の再評価のことだと思っていたが、それだけの小さい話ではなく、クリエイティブ、ソーシャルメディア、さらにはユーザーの心の動きまで、様々な要因が絡んで来るということが分かった。
もちろん、最後のリクルート小川さんのコラムにあるように、どこまでも手を広げるのではなく、ある程度の決めが必要。またコラムではsembearのアトリビューションの罠が、バズワードに乗らない地に足の着いた考え方で面白かった。