津村秀介のレビュー一覧

  • 巴里の殺意 ローマ着18時50分の死者

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    浦上伸介、海外に行くの巻。

    動機の面で読む甲斐あり。
    アリバイ崩しちょっとわかりにくかったかも。

    いいなあ海外(飛行機乗ったことなし)。

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    2011年11月04日
  • 雨の旅・角館の殺人

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    死体が発見された、と思ったら、別の場所でまた死体。
    そして、さらに別の場所でも…。

    女性で一人、というのが共通点。
    しかも別々の県という、繋がりがあるのかも
    さっぱり、な状態。
    これを狙っているならすごいな、と読み進めてました。

    最後というか、動機というか…。
    それでこれ?! という驚きはありましたが
    現実でやったら、避難どころじゃないな、と。
    しかし、こういう特別な仕組みが
    空港にある事を知る事ができました。

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    2021年06月18日
  • 琵琶湖殺人事件~ハイパー有明14号「13時45分」の死角~

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    1991年に刊行された、津村秀介の31作目。
    浦上伸介シリーズの24作目になる。

    琵琶湖に近い、西大津驛と瀬田驛で發生した殺人事件。
    二つの事件の被害者をつなぐものは何か。
    そこから一人の容疑者が浮び上がるが、その容疑者は熊本驛で自殺に見せかけて殺されてしまふ。
    眞犯人は誰か?
    やうやく浮び上がつた容疑者には、犯行時間の不在證明がある。
    琵琶湖と九州にまたがるアリバイの壁。

    讀んでゐて、面白かつたが、最後の最後に種明かしをされると、
    なんだそんなことかと思つてしまつた。


    2004年5月3日讀了

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    2009年10月04日
  • 伊豆の朝凪 米沢着15時27分の死者

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    浦上伸介シリーズ。

    お馴染の、時刻表を驅使したアリバイ崩し。
    アリバイ崩しには珍しく犯人がなかなか特定できない。
    しかもキーとなる「謎の女性」の正體もなかなか割れない。
    したがつて最後まで讀者はじりじりとさせられる。

    卷末の作品リストによると、この作品はTVドラマ化されたらしい。
    さもありなんと思ふ。

    ただ、人間といふものは現實にはそこまでしないよなあ、などとも思つた。

    2003年12月20日讀了

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    2009年10月04日
  • 京都着19時12分の死者

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    群馬縣の水上温泉に出張する日に、自宅の最寄驛で購入した。
    阪急電車の中で「古今集 新古今集」を讀了、本書は東京へ向う新幹線の車中で讀了した。

    津村秀介の作品といふと、ルポライターの浦上伸介とそのアシスタント前野美保が登場するものと思つてゐた。
    しかし、この作品は彼らがレギュラーになる前の作品らしく、彼らは登場してゐない。(1986年7月刊行ださうな)

    時刻表トリックともうひとつのトリックが、讀者を飽きさせることなく、最後まで引つ張つていつてくれる。
    お蔭で、長い東海道新幹線で退屈しないですんだ。

    2003年12月12日讀了

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    2009年10月04日