群馬縣の水上温泉に出張する日に、自宅の最寄驛で購入した。
阪急電車の中で「古今集 新古今集」を讀了、本書は東京へ向う新幹線の車中で讀了した。
津村秀介の作品といふと、ルポライターの浦上伸介とそのアシスタント前野美保が登場するものと思つてゐた。
しかし、この作品は彼らがレギュラーになる前の作品らしく、彼らは登場してゐない。(1986年7月刊行ださうな)
時刻表トリックともうひとつのトリックが、讀者を飽きさせることなく、最後まで引つ張つていつてくれる。
お蔭で、長い東海道新幹線で退屈しないですんだ。
2003年12月12日讀了