さかなクンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
はじめてテレビで「さかなクン」を見たときは、猛烈に高いテンションで繰り出されるオタクな魚についての知識と、ダダスベリするダジャレにドン引きしたことを覚えています。
「あまり好きではないタレント」というイメージが「尊敬できる人」になったのはいつだったのか、定かではありませんが、周りから何を言われても自分を偽らず、魚類について調べたり食べたりすることが大好きで、その魅力を他人にも伝えたいと真摯に活動している姿に気が付いた時だったのではないか、と思います。この人は、イロモノタレントではなくて、本当に自分の「好き」に忠実な人なんだ、と。
本書にも出てきますが、昔のテレビ番組「どうぶつ奇想天外」の爬 -
Posted by ブクログ
好きなことばかりして、さかなクンのようにうまくいく人はごく一部なんだろうな。と思って読み始めた本。実際そうかもしれないけど、さかなクンは偶然ではなく、成功すべくして成功した人なのだなと本書を読んで思いました。「好きである」「続ける」「深堀りする」「人に伝える」そして「人柄がいい」が揃ってるからこそ、ただのお魚好きでは終わらない「さかなクン」が生まれるに至ったのだと思います。
お魚に没頭する少年時代のさかなクンを全肯定し続けたお母さんもすごい。学校の勉強について一言も言わないなんて、自分にはきっとできない…それでも彼女は息子をほったらかしにしていたわけでは決してなく、逆に好きなことを追究する環境 -
Posted by ブクログ
2-3歳の頃、砂場を泥団子で囲むまで動かなかったエピソードはすごい
熱中できる集中力以上に、それに付き合えるお母さんのすごさを感じた
またタコを飼えるはずないという大人の中で信じてくれたのは母だけというエピソードも良かった
お魚が好きならとことんやりなさい
という母の姿勢は、畳が腐ろうとも、いつもどんな時でも変わりませんでした
畳が腐ったら普通怒るよね❓というか腐らせる前に止めるよね❓❓…このお母さん何者なのか
そう思うなら、そうしたらいいよ。一度しかない人生なんだもの。自分の決めたことがいちばんよ。お母さんは応援してるから。
私もこう言える母でありたい。
50万近くする楽器をポンと -
Posted by ブクログ
映画「さかなのこ」を鑑賞し、さかなクンについて興味が沸いたためこちらの原作を読みました。
小中学生に向けて書かれているため、大変読みやすかったのですが読み応えもありました。
出てくる人々が皆さんいい人すぎてほっこりするエピソードばかり。
特にヒヨくんのタコとり名人のお爺ちゃんが獲ったタコを目の前でシメ殺されてしまったところは申し訳ないが笑ってしまった(ここは映画でも描かれていました)
とにかくお母様が素晴らしい方だったんだと思う。
魚が好きすぎて変わっている息子を一切否定せずに育て続けた。
本来なら思春期には「自分は変わってるのでは?」という思いになったり、周りから虐められたりする事もあ -
Posted by ブクログ
映画感想。
「男か女かはどうでもいい」
冒頭のこの一言だけで、なんだか泣きそうになった。
さかなクン役をやるのがのんさんでもいいだろう?という意味にも、「好きなことをまっしぐらな人は、男だろうと女だろうと素敵なんだよ」という意味にもとれて。
色んなことにも言えるんだよねぇ。
「好きになる人が男でも女でも関係ない」
「家族の稼ぎ頭が男でも女でも関係ない」
JKローリングさんが、性差はある、みたいな発言で炎上してたけど、
生物的に「男」と「女」という違いは、紛れもなくある。雌にしか生理は来ないし、子どもは産めない。
でも我々社会が便宜的に作った、男と女は、「男か女か関係ない」と思