【感想・ネタバレ】さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~のレビュー

あらすじ

東京海洋大学の客員准教授にして、名誉博士号。キリン氷結のCMではスカパラと共演など、ノリにノッているさかなクンが、ついに自叙伝を刊行! 自らの生い立ちから、小学生時代、中学生時代から現在まで、魚や生きもの達との出合い、友人達との出会いを赤裸々に語ります。

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Posted by ブクログ

本の挿絵の数々もさかなクンご自身が描かれたものということで、一魚一魚の造りの細かさや表情の愛くるしさに魅了されどおしでした。
さかなクンの“おさかな愛“はもちろん素晴らしいんだけど、さかなクンのお母さんをはじめ魚屋のお兄さんやお友だち、先生方、時にヤンキーさん、など関わるみんながまっすぐにさかなクンの良さをみとめて、応援している様子が読んでいて清々しかったです。

さかなクンの“おさかなライフ“にワクワクと感動をたくさんもらい、すっかりさかなクンのファンになってしまいました。


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2025年11月07日

Posted by ブクログ

はじめてテレビで「さかなクン」を見たときは、猛烈に高いテンションで繰り出されるオタクな魚についての知識と、ダダスベリするダジャレにドン引きしたことを覚えています。

「あまり好きではないタレント」というイメージが「尊敬できる人」になったのはいつだったのか、定かではありませんが、周りから何を言われても自分を偽らず、魚類について調べたり食べたりすることが大好きで、その魅力を他人にも伝えたいと真摯に活動している姿に気が付いた時だったのではないか、と思います。この人は、イロモノタレントではなくて、本当に自分の「好き」に忠実な人なんだ、と。

本書にも出てきますが、昔のテレビ番組「どうぶつ奇想天外」の爬虫類の専門家枠で千石正一先生という方がいらっしゃいました。この先生も素頓狂で「変人」に片足を突っ込んでいるような方でしたが、爬虫類への愛と知識は他の追随を許さず、とても尊敬できる方でした。

さかなクンは「大学に進んで魚の研究がしたい」という夢がありましたが、小中高と大好きな魚と過ごすことに夢中で勉強してこなかったため、大学に進学することができませんでした。それでも、好きなことに向き合い、本当に自分がやりたいことを悩みながら探し続けた結果、最終的にはかねてからの夢であった東京水産大学で教鞭をとる、というところにまでたどり着くのです。

もちろん、好きなことに熱中している人が全員自分の夢をかなえられるわけではありません。それでも、さかなクンのような(多くの幸運があったとはいえ)成功例があると、それは一つの希望になるように思います。

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2025年09月22日

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好きなことばかりして、さかなクンのようにうまくいく人はごく一部なんだろうな。と思って読み始めた本。実際そうかもしれないけど、さかなクンは偶然ではなく、成功すべくして成功した人なのだなと本書を読んで思いました。「好きである」「続ける」「深堀りする」「人に伝える」そして「人柄がいい」が揃ってるからこそ、ただのお魚好きでは終わらない「さかなクン」が生まれるに至ったのだと思います。
お魚に没頭する少年時代のさかなクンを全肯定し続けたお母さんもすごい。学校の勉強について一言も言わないなんて、自分にはきっとできない…それでも彼女は息子をほったらかしにしていたわけでは決してなく、逆に好きなことを追究する環境を与えてやったり、いいニュースを一緒に喜んだり、時には失敗も見守ったりと、親として子どもにこうしてあげたいという点をたくさん学ぶことができた。
最後に、好きなことは好きだとどんどん言っていこう!と改めて思った本でした。映画「さかなのこ」もとても良かったので、見直したい。

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2025年08月23日

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漢字に振り仮名がふってあり、読みやすくスラスラ読めて感動。
今まで読むのが遅かったのは漢字が犯人。
お母さんの共に進む子育。
さかなクンの引き寄せ運の強さ。
ますます、さかなクンがすきになりました。

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2025年06月09日

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映画「さかなのこ」を観て興味を持ち、この本を読んだ。
さかなクンはテレビタレントとして有名になり、大学の先生にもなったけど、もしそういう「立派な」結果にならなかったとしても十分素晴らしい人生を送っていると思う。
気になったことに夢中になって、どんどん好きになって没入していくさかなクンの無邪気さと、いわゆる「普通」から逸脱していっても見守って後押しする母親のキモの座り方が印象的。

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2025年05月03日

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ひたすら好きを追い求めて、小学校の読書感想文に書いた夢が叶っちゃうんだから、さかなクン凄すぎます。そうなれた背景にはやはり彼の優しくて夢中になれる真っ直ぐさと素直な性格があって、その人格形成には暖かいお母さんがいたからだよなあと。さかなクンを一切否定することなく、好きなことを全力で心から応援する、いつでも味方でいてくれる、信じてくれる。そうゆうお母さんがいたから、さかなクンは伸び伸びと好きを追求し続けられたんだよなあ。心が温かくなり、さかなクンのことをこれからも応援したくなりました。

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2024年12月13日

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いやーお母さんすごい。勉強をせかさないなんてすごいなぁ。自分ならお魚と勉強を結びつけて勉強させようとするかもしれない。

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2024年09月14日

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さかなクンの今があるのは決してさかなクンだけでは成し遂げられなかった過去があります。家族の協力、友達、先生、地域の人達全てがさかなクンの人柄と繋がり、上手く回って行く。とても感動しました!

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2024年04月06日

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さかなのこ 映画をようやく見てすっかりファンに。原作、とても読みやすくて良かった。
さかなクンの命に対する愛もさかな、好きなものに対しての真っ直ぐさ、それを応援する母が素晴らしい。
絵が本当に素敵なので、カラーでもっとたくさん見たかった!

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2024年03月10日

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さかなクンすぎょい!
小さな頃から好きな魚を追い続け、大学の名誉教授まで。
友達や魚に関係する人達、そして家族のさかなクンに対する愛を感じました。
いつまでも夢を追い続ける姿勢に感服しました!

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2024年01月31日

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2-3歳の頃、砂場を泥団子で囲むまで動かなかったエピソードはすごい
熱中できる集中力以上に、それに付き合えるお母さんのすごさを感じた

またタコを飼えるはずないという大人の中で信じてくれたのは母だけというエピソードも良かった

お魚が好きならとことんやりなさい
という母の姿勢は、畳が腐ろうとも、いつもどんな時でも変わりませんでした
畳が腐ったら普通怒るよね❓というか腐らせる前に止めるよね❓❓…このお母さん何者なのか

そう思うなら、そうしたらいいよ。一度しかない人生なんだもの。自分の決めたことがいちばんよ。お母さんは応援してるから。

私もこう言える母でありたい。

50万近くする楽器をポンと買ってしまう度量も素晴らしい…

とにかく母が素敵です。

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2023年10月07日

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ネタバレ

めちゃめちゃ良書。映画「さかなのこ」を先に観た。この本のほとんどの要素が映画に活かされていた。この本はすべての子どもたちに読んでほしい。さかなクンは、さかなクンのお母様素晴らしい教育の功績、人との出会い、などなど様々な要因で形作られたんだなぁ。何度も読みたい本。

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2023年06月07日

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映画「さかなのこ」を鑑賞し、さかなクンについて興味が沸いたためこちらの原作を読みました。

小中学生に向けて書かれているため、大変読みやすかったのですが読み応えもありました。

出てくる人々が皆さんいい人すぎてほっこりするエピソードばかり。
特にヒヨくんのタコとり名人のお爺ちゃんが獲ったタコを目の前でシメ殺されてしまったところは申し訳ないが笑ってしまった(ここは映画でも描かれていました)

とにかくお母様が素晴らしい方だったんだと思う。
魚が好きすぎて変わっている息子を一切否定せずに育て続けた。
本来なら思春期には「自分は変わってるのでは?」という思いになったり、周りから虐められたりする事もあるのだろうが、さかなクンはそんな事は無かった。

周りのクラスメイト達も最初は馬鹿にしたりもしているが、好きな事を突き詰め続ける姿勢には感嘆していたのだと思う。
オタクって、一定のラインを超えるとものすごくカッコいいから。

自分が好きなものも、人が好きなものも否定はしない。

この事をさかなクンから学びました。

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2023年01月12日

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嫉妬してしまうほど波乱万丈でキラキラしているさかなクンの人生。
お母さんの言葉がけっこう身にしみた。
ありのままの自分で生きていいんだと改めて思った。
さかなクンみたいに一直線に好きなものはないけど、小さくても好きを大切にしたい。

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2022年11月06日

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さかなクンもすごいけどその環境を整えてあげてたお母さんが一番すごい
なかなか真似出来ない
だからこんなに好きなことにのめり込んで才能開花できたんだと思う
私だったら子供がカブトガニの死体持って帰ってきたら絶対怒る笑

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2022年10月21日

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さかなクン、やっぱり子供の時から半端ない、好きなものに対する探究心!
自分の子供の好きな事に対する芽も摘んだりしたくない、、、とは思うけど好きな事がYouTubeみる事だったらどうしたらいい?とさかなクンに聞きたい。

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2025年10月29日

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漢字 大人レベル
フリガナ あり(全ての漢字に)
文字の大きさ 中
長さ 長い(271ページ)
出版年 2016年
内容 幼い頃から現在までを綴ったさかなクンの自叙伝。
感想 子どもの頃のさかなクンは周囲から見れば「変わったやつ」だったろうけれど、それも突き詰めれば皆を元気づける大きなパワーになり、世界を変える知識にもなる。子どもには「変わっている」ことを恐れず、敬遠せず、むしろ面白がろうという気になってほしい。さかなクンレベルでなくとも、好きなことを見つけてライフワークにすることは、出会いを広げ、人生を豊かにすることだろう。
好きなことだけにのめり込んだばかりに、進学、就職などで挫折や失敗があったことも率直に描かれているが、それすらも明るく描くさかなクンのサービス精神に感服する。

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2025年05月30日

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魚好きの少年がやがて”さかなクン”となり、夢を叶えるまでのお話し。
好きなことをとことんやらせてあげる環境が子どもにとって大切だと改めて思った。

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2025年04月03日

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「窓際のトットちゃん」と通じるものがあるなと思いながら読んでいました。
夢中になれる何かに出会えること
それを応援してくれる人に出会えることは
本当に幸せなことです。

子供の力を伸ばしたい、好きなことを思う存分させてあげたいと思う気持ちは素敵ですが
何もかも与えるのではなく
子供自身が今できる範囲でどう行動するのかを見守る気持ちも大切なんじゃないかなと思います。
その辺のさじ加減が、さかなクンのお母様は上手だったのかなと思いました。

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2024年09月15日

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どんぐりFMでお勧めされていたことをキッカケに読むことにした。
さかなクン母が居たからこそのさかなクンであること、同じ親としてそこまで子供のやりたいことを信じることは、本当に難しい。

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2023年10月22日

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なにがすごいって魚が大好きで勉強が疎かになる息子を止めなかったお母さんだと思う。大好きを追い続けて子どもの頃の夢を叶えたさかなクン。何かに夢中になれるってことは将来にはつながらないかもしれないけど、長い人生の中で無駄にはならない。そして周りのサポートがどれだけ好きを伸ばせるかということも学べる。読んでるこっちがワクワクしてくる本。

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2023年09月02日

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母としては、この「子どもの好き」をどこまでも応援する、その応援ぶりに参った。すごい。どこまでも深掘りするのは男の子に多いとは思うが、どの子どもも、「好き」を妨げられるべきではないのだと思った。実際にはそこまで好きなことを見つけるのに苦労している子どもも多い気がするが、それは親に妨げられるかもしれないと思うからなのかもしれない。

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2023年04月29日

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さかなクンの映画が公開されたのを知り、その基となった本ということで読みました。
もともとは魚の絵を描くことが好きで始まった人生だったんですね。途中挫折がありながらも好きなことを仕事にできていることに尊敬します。自分もそうありたい。
あと何冊かさかなクンの著作を読みたいと思います。

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2023年01月20日

Posted by ブクログ

この来歴にしてあのキャラ。納得。徹底して得意を伸ばしてあげられる環境づくり、話を聞くと簡単に思えるけど、実際にはとんでもなくハードルが高い。話が聞こえてこないだけで、同じような育ち方をしても、全く違う人生もいくらでもあるんだろうし。って、そんなこと言い始めたらキリがないんだけど。

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2022年11月08日

Posted by ブクログ

さかなクンの映画を見て影響されて。お子様も読めるような文体で、読みやすくかつ温かくとても良書でした。これからも応援しています。

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2022年10月26日

Posted by ブクログ

さかなクンのような人生はそうそうないと思うけど、いろいろな人との出会いや家族の見守りあってこその必然のような気もする。「とことん」っていうのはこんなことなんだろうな。
子どもたちにぜひ読んでほしい1冊。

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2022年09月21日

Posted by ブクログ

さかなクンの自伝。自分の言葉で魚愛を語るさかなクンの文章に引き込まれてあっというまに読み終わった。周囲の支え、母、兄、友だち、先生のさかなクンを支える暖かさ。そしてさかなクンの一生懸命さがみんなを動かすんだなぁ。

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2022年09月14日

Posted by ブクログ

映画を観たら、のんを讃える声が多く感じたので、シンプルにさかなクンが知りたくなって読んだ。彼は周りを気にせず、これと思ったものに没入できる個性を持ち、それが彼をここまで導いたと感じた。さかなクンはすごい、好きを持ち続けて夢を叶えた、という声も多く聞くが、それができる人だったのである、と、いうところで納得し、それが偉大なことであると世間は思っているが、本人は思っているかどうかは、またその程度はわからない。こんなふうに育てたい、も世間の判断であって、ケースバイケースだと思う。
自分はあるいはこんな風に生きられたらいいな、という、憧れみたいな人生に、みえる人だろう。
が行をぎゃ行に完全変換しているのは、スマートですごく面白いので尊敬する。

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2024年05月18日

Posted by ブクログ

先に『さかなのこ』を観ていたので、ある程度解ってはいましたが、そのエピソードのすべてが現在のさかなクンに繋がっていて、グッとくる(それは小学校卒業式のランドセルの話に集約されてると思う)。TVチャンピオンの話も最高。

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2023年07月23日

Posted by ブクログ

さかなクン本人も凄いけど、
ご家族が何より素晴らしい。

登場回数が多いお母さんばかりに目が行きがちですが、お兄さんだって。
弟のタコ好きの為に毎日タコばかり食べさせられても文句も言わず…普通ならなんで弟ばっかり!って兄弟不和になりますよ。

家族だけでなく、とにかく幼い頃から人に恵まれた人生なんだなぁ。
でもそれはさかなクンが自ら引き寄せてる運なんでしょね。

ここまで熱心になるほど好きなものがあるって羨ましい。

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2022年11月13日

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