酒井一太のレビュー一覧
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購入済み
自分の状態に合わせ何度も開く本
うつでキツイけど働くのを辞めるのは踏みとどまりたい、と思っているときによく開いています。ありがちなキレイな書き方ではなく、飾らずありのままを書かれているような印象で、もやもやしている心にもスッと落ちてくるような文章です。
何度も部分的に読み返してはこの本に助けられています。うつと働く方におすすめの一冊だと思います。 -
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頑張って働いてうつ病になってしまった方へ、是非読んで欲しい一冊。
今まで読んだうつ病関連の本には「無理しない•頑張らない•焦らない」、そしてとにかく「ゆっくり休養する」ということしか書いてありません。周りの人からも同じようなことを言われます。しかし、休職している時期にそれらのことを言われても、お金のことや将来のこと、どうしたって不安にかられます。この本では、「できないことはやらなくていいけど、今までと違う工夫でちょっとだけ頑張ってみる」という実例がたくさん書いてあり、復職時の気持ちにすごく共感し、リハビリ期間にとても希望が持てました。自分自身が一度休職して、復帰後不安定な状態にある今、この本に -
Posted by ブクログ
参考且つ、自信になりました。
うつ病の人が書いたとは思えないぐらい
読みやすくまとまった本です。
うつ患者であることの公表や、ちょっとしたことでも
メモを取るようになっていた自分・・・
この本を読んで、自然にし始めたこととはいえ
きっと身体の防御本能で自然にはじめたんだろうと
納得できました。
一番自分に突き刺さったのは、
「ToDoリストをやりきってはいけない」
ということ。
自分は、基本的に完全休業中で治療している
その為か、焦燥感に襲われることが多い。
何か自分がやることを残しておいて
その焦燥感を抑えるというのは、参考になる。
そのほかの継続的なタスクを作ることができれば
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Posted by ブクログ
ネタバレうつ病による休職から復職と、その後の仕事の進め方などを、具体的にどのようにしていくか書かれた本。
復職に関するノウハウは、あまり参考図書がないのだけれども、この本は復職を視野に入れ始めた人に見て欲しいと思う。
一度うつになったら、以前のような仕事の作業状態には戻れない、ということを念頭に入れて、それではそれを何で補うか、心構えや、不安、怒りの逃し方、現場で混乱しないための作業フローの作り方や参考書、iPhoneなどのアプリなどを紹介しています。
何より、ご本人が乗り越えてきた不安や怒りや悲しみを、読者も併走する気持ちで読むことで、自分の不安は自分だけのものではないと感じることができる。復職の際 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2012年2冊目。
207頁。
三省堂神保町店で購入。
著者は未だ抗うつ薬を服用しながら仕事をされているということで、他のうつ病について書かれた書籍にはない生々しさ、うつに苦しむ方の叫びのようなものが感じられた。
その一方で、現実問題として、うつを抱えたまま仕事をし、賃金を得なければならないという状況下での、日常の行動やメンタルコントロールといった部分で勉強になることが多々あった。
特に今後は、
1.月に1度、最低1時間は一切の情報を遮断する時間を設ける
2.セーフティーネットとして、最低限の貯蓄をする
3.GTDを日常生活において活用できるよう、以前読んだ関連書籍を再読する
を意 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「小さな工夫をすることで、過酷なビジネスの現場でも、平常心を保ち、心を守り、高いパフォーマンスを発揮しつつ、楽しく笑って生活することは可能です(P.203)」
ここに著者の想いがすべて集約されていると思う。
ぼくらは過酷なビジネスの現場から逃げられないということ。
過酷な状況に人は耐え続けることはできないということ。
それでもちょっとした工夫で、人は幸せに生きていけるということ。
本書にはその「小さな工夫」が紹介されている。
うつ病の人でもそうでない人でも、「あるある」と思える事例とそれへの対応策=小さな工夫はきっと役に立つはず。
もちろん「明日使えるテクニック」も大事なのだが、