林原めぐみのレビュー一覧
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スター声優として第一線でご活躍されてきた林原めぐみさん。
これまでに担った主要なキャラを、演者視点から振り返ってくれています。
ご自身の当時の想いを言語化するのが上手だなぁ…さすが沢山の役と向き合ってこられた声優さんだなぁとまず初めに感じました。
私がアニメを観るようになった子供の頃(小学生~中学生)から林原さんは大活躍されていたので、リアルタイムで見ていたアニメキャラは本に載ってて嬉しかったし、知らない作品のキャラについても面白く読みました。
しかも原作者さんからの、書きおろし画(林原さんへのコメント)付きなのがまた良い感じ!
ダメ出しから逃げず妥協せずに、役と向き合って声をあててきた事が -
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林原めぐみは中学生くらいの時にラジオを聴いて声優というものをちゃんと認識するきっかけになった存在。その頃から閣下やめぐねえと呼ばれて、周囲やリスナーから頼られたり恐れられたりした姉御分だった記憶。
最近の作品は余り見られていないけど、耳が覚えているからかライジンオーの配信や幽白の再放送でもモブの声にも勝手に反応してしまう。本書を読んで思っていた以上に幼い頃から声を聞いていたことに気づかされたけど。
そんな彼女が役を通じて何を感じていて何を伝えたいかを改めて文章として表した一冊。メッセージは自分より若い世代に向けたもののように感じるところもあるけれど、あの頃聴いたラジオのように心の中にそっと染み -
ネタバレ 購入済み
レジェンド声優の濃密な歴史本
林原めぐみさんの声優人生集大成となる本です。1986年から約30年以上、第一線で活躍した人の目線からキャラクターや作品、製作者の方々とどう向き合って学び、経験したかを濃密に書かれています。約38作品について記載されており、また複数の製作者達のコメントと多角的に複数作品の話を1冊の本で読めるのは豪華だと思いました。版権元の協力企業数と製作者の多さが、林原めぐみさんの実力と実績、信頼と評価の凄さがわかります。
この後の文章は雑談です。レジェンド級の声優本は恐らく稀でアニメや声優の背景をより、深く知りたい人にはかなりお勧めです。声優業で生活できる役者は声をあてるコンテンツの数で決まってしまうため、 -
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林原めぐみと言う声優が演じたキャラを振り返り
演じたキャラおよび携わった作品から得た気づきや
教訓をまとめたエッセイ
声優 林原めぐみが好きな人なら
誰しもこのキャラが好きと言うのがあると思います
映画が延期延期でようやく公開ってな感じの
エヴァンゲリオンで人気の綾波レイを演じていますが
個人的にはこれは本来の林原めぐみではない
ってな思いがあって
やっぱこの人といえば!!
スレイヤーズの「リナ・インバース」ですよ
このキャラがあるから
本には書かれていませんが
SHADOWSKILLの「エレ・ラグ」
も好きなんだよなー
普段はおふざけキャラだけどいざという時
マジな顔になって強いキャラにな -
購入済み
声魂は語る
近年のアニメ作は全く視聴しておりませんでしたが、林原めぐみさんが今まで演じたキャラクターを演じた体験から得た事を語り作品からの強く生きる為の林原さんの言葉の力が大変奥深い一冊だった。
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デビュー作のめぞん一刻に出てた少年Aから、林原めぐみさんがこれまで演じてこられたキャラクターから教わったこと、為になることがたくさんかかれています。
私は、めぐさんを知ったのはらんまから。
いくつか心に響くものがありましたが、とくに電影少女は、リアルタイムに、漫画も読んでいたしOVAも見ていたので余計に思い入れが強かったからなのかわかりませんが、天野あいの恋愛の例え、なるほどなあーと感じました。読者も、性別、世代により好きなキャラも違うだろうから、感じ方も人それぞれで、帯に書かれていたように、まさに、アニメは人生の特効薬。また、それがいいんだよなー。
林原めぐみさんファンにおすすめの内容なの -
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Posted by ブクログ
林原めぐみさんは綾波レイ役などでとても有名な声優さんなのでもちろん知ってはいたのですが、
ご本人の性格などはまったく知らず。
読んでみての最初の印象は、すごく気の強い方だな、でした(笑)
キャラクターとの向き合い方がすごく真摯でまさにプロフェッショナル。
厳しく優しい姉御肌的な。
色々な声優さんに慕われる理由がわかった気がしました。
自分の人生を生きながら架空のキャラクターの人生経験から学び、吸収する……真剣に向き合っているからこそですね。
1番印象に残ったのは「夢は他人に誇れるものでなければいけないような空気があるけれど特別ではなく、とても身近でその人の人生を彩ることすべてが夢」のとこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ1980年代のデビュー作「めぞん一刻」で二つの台詞を言うところから始まり、2010年代の「キャロル&チューズデイ」で「ちはやふる」で抱きしめあった女性キャラクターの声の主が同じ坂本真綾さんで、また抱き合ってますね、と笑う話で終わる。
そのように年代順に紹介されるので、作品は知っていても、そんなに古い作品だったのか、その声は林原さんだったのか、と思いながら読み進めた。
人間は嘘をつくものだ、という話が幾度となく出てきて、1〜4まで例をあげ、人間は“自分自身に“嘘をつくものなのだ、というのが印象的だった。
そのように疑心暗鬼になりつつ綾波レイを演じたとか、原作者に林原さんは少しアンナでしょ?と指摘 -
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