矢野顕子のレビュー一覧

  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    NY在住のミュージシャン・矢野顕子さんが、宇宙飛行士・野口総一さんに宇宙のことをたずねる対談本です。矢野顕子さんは宇宙に行きたくて行きたくて、宇宙飛行士になるために必須の「水泳」を、それまでは金づちだったのにがんばられて習得されたそうです。宇宙に関する知識・情報集めや勉強も盛んで、だからこそ、野口総一さんに対する質問が初歩的だったり表面的だったりせず、そればかりか質問自体からも教えられるものがあるレベルにありながら、そんな低くないレベルの質問に答えてくれる野口さんの発言も真正面から真摯なものなので、お互いのやりとりに読ませるものがあるのでした(たぶんに、お二人から様々な方向へ飛び交う言葉を、う

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    2023年09月27日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    かなりディープ
    対談形式

    子供達に向けた明るい希望ある話ではなく、死と隣り合わせの世界、地球と言う生の世界の話やこれから先の宇宙開発と人類の話

    宇宙は神秘的な世界だと漠然と思っていたけれど、音がない、熱量を感じない、無重力の世界がどれほど怖いものか具体的に知るきっかけになった

    重力のある世界と無重力の世界はパラレルワールドと言える、時間感覚もまたパラレルワールド、不思議な感覚だ

    野口さんは2020年クルードラゴンに搭乗、2021年無事帰還
    この頃は暗いコロナのニュースが多かったので、これは明るいニュースでしたね

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    2023年07月23日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    野口聡一さんが地球に出稼ぎに帰ってきて、日本のTVで出まくっていたので、積読にあったよなと取り出して読んでみた。昨年末のBRUTUSの読書特集で宇宙を読み解く副読本として紹介されていた。
    誰もが感じる、なぜ矢野顕子?という素朴な疑問は冒頭で解決させてくれる。
    スペースシャトル、ソユーズを経験し、クルードラゴンに乗る前の野口さんの体験談を矢野顕子が引き出す。
    宇宙開発でのロシアとの協調が崩れ、ここでも中国が抜け駆けかと言われているところが、地上の色んなニュースとつなげて読んじゃうな。

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    2022年08月29日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    3度目の宇宙飛行が決まった野口さんに、矢野さんが様々な疑問をぶつけていく。矢野さんの質問っぷりがとても良い。野口さんの魅力をとても引き出している本になっていると思う。

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    2021年07月07日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    宇宙飛行士の野口さんが宇宙船外をさんずの川を渡る思いがすると表現していることがまず衝撃的だった。宇宙について、地球について、宇宙飛行士であることをとても素直に具体的に、わかりやすい言葉で話してくれている。

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    2021年02月13日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    ネタバレ

    地球が眩しすぎて、地球が昼の間は宇宙空間は真っ暗闇であること。
    100%死の世界である宇宙空間にいると、100%生の世界である地球に躍動を感じること。
    死の側から見ると、地球の命は特別だと感じられること。
    地球に命があるのは偶然が重なった結果で、即ち奇跡であること。
    命は危ういバランスで成り立っていること。
    地球から離れて宇宙空間から地球を見るという「離見の見」によって、生きている地球を、地球の尊さを感じられること。

    野口さんの分かりやすい説明によって、宇宙について様々なことを知ることができた。
    常に新しいことに挑戦し続けている野口さんに感銘を受けた。
    この本を野口さんがISSに滞在している

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    2021年01月24日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    とても興味深く読めました。
    私は矢野顕子さんのファンで、彼女が宇宙に対して並々ならぬ思いを抱いているのは知っていました。どんな思いなのかを知りたくて読んだのが理由です。
    それも面白かったですが、野口宇宙飛行士の宇宙飛行についての思い、死と隣り合わせの空間での作業で感じること、今後の宇宙開発な宇宙産業についての考えなど、報道されてる事は一部の表面的な事で、その奥には色々な考えや思いがあって、そこがとても素晴らしかったです。
    おそらく矢野顕子さんが、宇宙について勉強していて、自分の考え方や想像などあったからだと思います。
    今はTwitterで野口さんから送られる写真を楽しみする毎日です。
    宇宙には

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    2020年12月13日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    "生き物の存在を許さない世界"が印象的。コロナ禍の現状も含め、宇宙にまつわるバックヤードが分かり面白かった。野口さん3度目の任務成功を祈りながら。

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    2020年11月11日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    10月15日にSpaceXのDragon 2 でISSに向かう宇宙飛行士 野口聡一氏の矢野顕子との対談

    宇宙飛行士とは宇宙とは宇宙で過ごすとはなど今回で3回目となる宇宙へ向かうひとの話にはさまざまに有益なことが多い。
    打ち上げを迎えるまでに読んでおく必須の一冊。

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    2020年10月30日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    宇宙飛行士の野口聡一とアーティストの矢野顕子の対談本。

    矢野顕子が興味を持って宇宙について色々聞いているのが面白かった。

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    2025年12月06日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    ネタバレ

    宇宙に行きたい!って怖いので思ったことがなかったけど、矢野さんの熱量がすごくてもっと知りたい!と思うようになった。日本人として活躍される野口さんの存在があってのことなので、同じ日本人として本当に誇りに思います。対談では宇宙から見た地球だけでなく、訓練や宇宙飛行士のキャリア、重大事故からの学びなど表には語られないような話を知れたのがよかった。1番印象に残ったのは宇宙活動の表現方法で、絶対的な闇・漆黒、孤独。船外活動での死の世界に対する生きている地球と表していた部分。地球の写真をこれまでも見たことはあったけど、写真と実体験は違うとわかっていても少し見え方が変わる感じがしました。

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    2025年03月10日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    ネタバレ

    空間識失調
     宇宙では筋肉が重力を感じないので自分の手足の位置がわからない。
     耳石の縦方向センサーも働かない。視覚の横方向も基準がない。

    指先
     音は伝わらないが振動が伝わる。
     温度は伝わらないがグローブのシリコンの硬さで温度変化が伝わる。
     ISSのトラスを触り水平がわかる。

    Memorial Trees
     NASAジョンソン宇宙センター 事故死した人の木。
     スペースシャトル 135回の飛行、2回の事故で14人が命を落とす。
     60年間で 570人が宇宙へ行っている。

    ISS
     45分ごとに昼と夜 3か月ごとの補給 高度400km
     片道6時間でISSへ。以前はソユーズで片道2日

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    2021年08月11日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    100%命に満ちた地球と100%死の世界である宇宙空間を隔てているのは、薄い大気の層一枚。一切の生を許さない宇宙の中で地球だけが命を内包し眩しい光を放っているという言葉に奇跡と神秘を感じます。現在ISSに長期滞在されている野口さんからは宇宙からの光景がインターネットを通じて発信されていますが、やはり体感しないと得られないものは多いようです。気配もなく、音もなく、絶対的な闇は想像しても難しい。スペースXとボーイングの違いなどを話もとても面白かった。

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    2021年04月09日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    ネタバレ

    矢野さんが部屋で手をたたく話、目をつぶってにおいを嗅ぐとか触ってみるとかみたいなものかなと思った。水泳を始めて、泳げるようになる話とかすごく素敵。

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    2021年04月03日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    無重力状態で夜になると、自分の足が曲がっているのか伸びているのか全くわからなくなるらしい。重力を感じないということでそんな影響があるんだと驚いた。
    宇宙から見るかけがえのない地球についての野口さんの体験と矢野さんの憧れに満ちた対談は、コロナ感染が広がる2020年に行われた。遠くに想いを馳せつつ、日々を大切に感謝して過ごしたいと思った。

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    2021年01月22日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    55歳で、宇宙飛行士として現役であられる野口さん。
    そのモチベーションに触れることができました。

    生きざまが格好いい。

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    2020年12月30日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    宇宙に関する物理的な話だけでなく精神論や哲学的な話もあり興味深い。3章にてチャレンジー号事故の話もあり尊い犠牲の上に成り立つ技術開発であることを再認識。対談者に矢野氏を選択したのも面白い。

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    2020年10月21日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    最近のニュースで、日本人初の宇宙飛行士秋山さんが〈宇宙よりも土いじり〉みたいなことを言われていたのが印象に残っていて、ふと、人間は「土から離れて生きられないのよ」という『天空の城ラピュタ』の有名なセリフを思い出しました。(あ、いえ本書はとても面白かったので決して誤解されませんように)
    感想
    1.宇宙飛行士のリアルがよくわかった
    2.人間の〈業〉も改めてわかった
    3.地球で生きる意味も考えた
    ◯ ◯ ◯
    「闇が襲ってくる」とは宇宙飛行士ならではの表現じゃないでしょうか。自分は高所恐怖症なのでそこまで宇宙に行きたいとは思わないのですが、野口さんは、そこは未知の世界だからと言い、矢野さんは、国境がな

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    2023年04月23日
  • 宇宙に行くことは地球を知ること~「宇宙新時代」を生きる~

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    安心して絶望出来る人生。当事者研究という言葉は、新鮮だった。障害者、トップアスリート、宇宙飛行士という関係性が感じられない人々での共通性。能力主義の否定と弱さの情報公開は、面白い。

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    2022年03月15日