谷山浩子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まえがきによると、意外にも《この本が初めての、音楽の話を中心にしたエッセイ集》なのだとか。これまで出してきた本のテーマはコンピューターとかゲームとかで、《シンガーソングライターとしてそれでいいのかと言われそう》。
意外といえば第4章で、猫好きだと思われているけれど《わたしは今まで一度も愛猫家を名乗ったことなんてない》と衝撃の告白をしています。だってあんなに猫が出てくる曲を作っているのにという意見に対しては、純粋な猫の歌は6曲しかないと反論し、月の歌は20曲くらいあっても「天体好き」なんですねと言われたことはないと憤慨されています。
NHK「みんなのうた」月刊テキストに連載されたエッセイを編集し -
Posted by ブクログ
学生の頃よく聴いた方で何故か急にそういえば本も書いていた気がすると探していたらこの本に出会う。まだ活躍されていたとこの本で知ることとなり、CDも出したと書いてあったので探してみよう。
旅先のお供といえば充実した日々を送っている人と自分だけかも知れないがただ期日がせまって慌てて読んでいるだけだし、今回の旅行も10年以上一緒にいた愛車を手離す前の思い出作り。ある意味谷山氏の再会と愛車との別れのコラボ。感慨深い。岡山県の津山城からスタンプを求めて鬼が城、松山、赤穂、と車中泊しながら一緒に今まで聴いてきた音楽と共にたくさんの出会いや別れを思い出しながらドライブ。
そして今年は全ての神社で大吉がでる‼️ -
Posted by ブクログ
初めて谷山浩子さんの小説を読みました。不思議だし、意味も全然分かんないんだけど、どうしてかスンナリ受け入れられる。それは多分、不思議な世界が外に"ポンっ"と設定されているのではなくて、ミカル・ハルル姉妹の心の内と現実とが混ざり合って、それがじわじわ深まって謎が展開されているからだと思います。
例えば夢の中で、全く見知らぬ場所で、周りの人も知らない人で、なんなら自分すらも"自分じゃない"時だってあるのに、そこでは現実と変わりない当たり前の世界になってる…そういう感覚に近いなぁと感じました。
ミカルとハルルの会話が明るく幼く(大人だけど)バカバカしいこ