あらすじ
仲良し姉妹のミカルとハルルが迷い込んだ、世にも不思議な世界。これは夢か、それとも現実か――。NHK『みんなのうた』、スタジオジブリ『ゲド戦記』『コクリコ坂から』への楽曲提供など、世代を超えて愛されるシンガーソングライター、谷山浩子さんが贈る、20年ぶりの新作小説!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
不思議だし、消化し切れない読後感……。でもこれは全然不快じゃなくて、わ〜〜好きかもこの意味のわからない感じ。っていう中毒性がありました。谷山浩子さんの文章にぞっこんなんですよ
Posted by ブクログ
ミカルとハルルが不思議な通販の商品から不思議な世界に引き込まれていくお話。
谷山浩子さんの小説を読むのは初めてだったけど、曲と同じようにどこか不思議な話の展開と言葉遊びで楽しく読み進められました。
結局、お父さんは最初から”いなかった人”ということなのだろうか?
Posted by ブクログ
とてもおもしろかった。
いい感じの浮遊感が味わえる。
全ては空想で
本当には何もないんじゃないかって
誰もが一度は考えるんだねぇ。
絵もすごく合ってた。
Posted by ブクログ
連載は途中までしか読めてなかったのですが、
本になったらスイスイ読めました♪
やっぱり紙の本で縦書きが好き(笑)
浩子さんらしいヘンテコな世界。
でも全然すんなり頭に入ってきて
楽しかったです♪
最後がより不思議だったので
ぜひ続き書いて欲しいです(≧▽≦)
Posted by ブクログ
『お昼寝宮・お散歩宮』と違ってコミカルなお話かな? と読み進めていたらとんでもねえ……背筋がぞくりとするこわさ。
「伏線は張っても拾うな」が祖父からの教えという(笑)浩子さんですが、本当に一切拾いません。でもそんな些細なことはどうでもよいのです。幻想的な怪奇(これぞまさしく幻想小説?)に酔いしれましょう。
Posted by ブクログ
初めて谷山浩子さんの小説を読みました。不思議だし、意味も全然分かんないんだけど、どうしてかスンナリ受け入れられる。それは多分、不思議な世界が外に"ポンっ"と設定されているのではなくて、ミカル・ハルル姉妹の心の内と現実とが混ざり合って、それがじわじわ深まって謎が展開されているからだと思います。
例えば夢の中で、全く見知らぬ場所で、周りの人も知らない人で、なんなら自分すらも"自分じゃない"時だってあるのに、そこでは現実と変わりない当たり前の世界になってる…そういう感覚に近いなぁと感じました。
ミカルとハルルの会話が明るく幼く(大人だけど)バカバカしいことも相まって、最初は絵本の世界に入り込んだみたいな、そういう可愛らしい不思議な感じの物語かと思っていたのですが、後半にじわじわと怖さもある。特に"お父さん"に関しては…
個人的には、1日とか2日おきに1章分読むというように、断片的に読むことをお勧めします。一気読みして全体を俯瞰するのには不向きな作品です。
Posted by ブクログ
装丁が素晴らしい!
文字も読みやすい配置。おしゃれなアート作品という感じ。
西尾維新のニンギョウがニンギョウ、のように不可思議理不尽ファンタジックグロテスク。嫌いじゃない。いや、良い。