村田数之亮のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
考古学つながりで読む。
トロヤ、ミケネ遺跡の発掘で有名なシュリーマンの自伝。わずか40ページの少年時代と商人時代がめちゃめちゃ
面白い。8歳の頃読んだトロヤ戦争の物語の挿絵を見て発掘を夢見たのが発端。父の停職により進学もできず、20歳で無一文となり必死に働くけれども、将来を誓った彼女とは一緒にもなれず、船員となった船は難破してまたも一文無しに・・・
それでも外国語を勉強し続け、商才をあらわし40歳で財をなすまでに。そこであっさり引退し、発掘調査の旅を実行するのです。
自らの財産を子供のころからの夢を忘れずに実行するために使うという情熱というか、バイタリティーというか・・・かなり変わった人 -
Posted by ブクログ
シュリーマンは、その遺跡を発見したドイツの考古学者です。しかし、その語学力にはビックリ(*_*)
半年間で英語を習得。その後、フランス語、オランダ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、ギリシア語、ラテン語、アラビア語までマスターしたというから恐れ入ります。いずれも6週間とかからなかったとか。
シュリーマンが編み出した語学習得法とは
1)大きな声でたくさん音読する
2)ちょっとした翻訳をする
3)毎日1回は授業を受ける
4)興味のあることについて作文を書く
5)先生の指導を受けて訂正をする
7)それを暗記する
8)授業を受けて暗唱する
これの繰り返しだったそうです。
記憶 -
Posted by ブクログ
一人の少年が、古代遺跡 トロヤの遺跡という大事業を人生を掛けて成し遂げていく過程の物語。
トロヤ遺跡発掘という大きな夢。まずその大きいものがあり、それを成す為にはやらなければいけないことが山ほどある。
それをひとつずつ確実にモノにしていく主人公。まさにそれが以下に大きな夢でも、それが夢の叶え方である。
主人公も、最初は非常に貧しい生活をしていた。しかし、夢を追う過程で大きな人物に成長していく。その過程を追ったストーリーだ。
主人公は、その過程でフランス語、ギリシャ語、ラテン語、ロシア語、オランダ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、アラビア語とかなり多くの言葉をマスターして -
Posted by ブクログ
やっと読み終わった!!
最初はシュリーマンの自叙伝なのですらすらページをめくれる。しかし後半から、シュリーマンの書簡を
ところどころ引用しながら、第3三者視点でシュリーマンのなした事業の功績を述べるものだから読みにくかった。
シュリーマンはホメロスの叙事詩を真実だとかたくなに信じて、それを基に発掘をおこなったわけだけど、ホメロスの叙事詩の詳しい内容が本文に書いてあるわけでもなく、私にトロヤ戦争やオデュッセイヤについての基礎的知識がなかったものだから理解できずにつまづいちゃったのよね。
よってホメロスの『イリアスとオデュッセイヤ』を読まずにはいられなくなっちゃいましたよ。
シュリーマンは独学で