河島英昭のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
言わずと知れたニッコロ・マキャヴェッリのあまりにも有名な国家政治論。
その序において、フィレンツェの君主家であったロレンツォ・デ・メディチに献呈したというスタイルを取っている。
16世紀イタリアは群雄割拠しており、さらにフランスやスペインといった強国が介入する争乱の場と化していた。一度は理想君主の一人としたヴァレンチーノ公(チェーザレ・ボルジア)によるイタリア統一を願ったマキャヴェッリであったが、彼は早々に失脚してしまう。こうした中、時の教皇レオ10世はメディチ家出身のジョヴァンニ・デ・メディチであり、メディチ家によるイタリア統一という希望を託すという意味において本書は執筆されたということで -
Posted by ブクログ
ついに、というか、ようやくというか、読み終えた、読み切った。
まずは達成感。
読書タイマーで計っていたんだけれど、上下巻合わせて、(少しずつ読んだので)174日、時間にして約35時間かかってた。
ミステリーと言われているが、それだけではなく、テイストはあるけれどその本質はミステリーではないのかな、と個人的な感想ではあるが。
分からないところも多く、分かったようで分かっていないところも多々あるだろうけど、それはそれでよしとしよう(笑) もう少し知識があればもっと楽しめたんだろうな~きっと。
「完全版」ということで、作者の覚書もかなりのボリュームで巻末に添えられてあり、また訳者の解説も読み -
Posted by ブクログ
星3.8
とんでもなく読み疲れた。
それと引替えに、読後の度を終えたかのような達成感はひとしお。
・アドソが異端同士の違い、また共通点があることについて混乱し、師であるウィリアムに相談した時のウィリアムの回答が非常に面白かった。要約すれば、
「キリスト教の宗派の歴史は大河のようなもの。どれが本流でどれがそう出ないのかは流れゆく。また、それぞれの流れは別れることもあれば合流もする。
→そうだとすれば、今のキリスト教やほかの宗教においても何が正しいのかを論ずるのはもはやナンセンスであり、また所謂「原理主義」が出てくるのも不思議では無いと感じた。
・また、教育を受けた信者ではない「平信徒」という -
Posted by ブクログ
物語の舞台は1327年11月。
あくまでもフィクションなのだが、実はこの日付が重要だ。時は教皇のアヴィニョン捕囚の真っ只中。教皇ヨハネス22世と神聖ローマ皇帝ルートヴィヒ4世との確執やフランシスコ修道会の「清貧論争」が相まって、物語に奥行きを生み出している。一見すると犯人探しのミステリー仕立てだが、横糸となる『異端審問』や党派対立などについて、ある程度理解しないと話についていけない。(久しぶりに世界史の復習をした気分)。特に、日本ではそもそも基礎知識が無い“ボゴミル派”や“ドルチーノ派”など、異端審問に出てくる教派。(勉強になりました)
物語は見習修道士だったアドソの回想という形をとっている -
Posted by ブクログ
1980年にイタリアで発売され、各国でベストセラーになった本書。1986年にはショーン•コネリー主演で映画化された(こちらは私も見た)。日本版刊行は1990年。著者は記号論学者。難解。でも面白くて、二週間ほどかけてじっくりと読みました。
本書は著者の構想メモなども追加収録した『完全版』で、読みでがあります。
北イタリアの修道院を訪れたウィリアム修道士とその弟子アドソ。ウィリアムは、数日前に起きた修道士の死について調べてほしいと修院長から依頼を受ける。閉ざされた修道院で起きた不可解な死。しかし、事件はそれだけでは終わらず…。
中世のイタリアを舞台にしたミステリーを縦糸にして、物語は修道院をめぐ -
Posted by ブクログ
●2025年5月30日、チャットGPTに質問「優秀なトップ層の男性から慕われて頼られる女性になりたい。ホステス的なのでなく、女王様」と話しかけてたら、「あなたにおすすめの書籍(知の主 導権を持つ「女王」タイプ向け)」という項目で、これらの本をおすすめされた。
「マキャベリズム」
権力を持つ者の心理と支配の技術。知的戦略思考 の基礎に。
「影響力の武器/ロバート・チャルディーニ」
支配・操作を受けないための心理戦の仕組みを学
ベます。
「サピエンス全史」
人類史の大局から、思想と構造を見る。言葉に深みが出ます。
「メディチ・インパクト」
異分野をつなげることで唯一無二になるための戦 略的