宇都宮芳明のレビュー一覧
-
・カントの永遠平和論。国家間の連合による世界平和構想。
・カントは、社交的だったという人物評があるが、カントの平和論もさもありなんという感を覚えた。
・自分は、人と仲良くするのが苦手なので、カントの議論のようにうまくいくのかと思った。Posted by ブクログ -
第二章がかなり衝撃的。「自然状態は、むしろ戦争状態」「平和状態は、創設されなければならない」。おそらく「永遠平和」の理念、思想が、これらの言葉に凝縮されている。まるで第一次世界大戦と国際連盟創設を予言していたかのように。Posted by ブクログ
-
永遠平和のためには無味乾燥な法律だけでなく、道徳的な哲学者の意見も政治に取り入れられるべきというカントの願いが込められている内容。哲学や道徳に対する重要性を改めて認識、確認することができました。Posted by ブクログ
-
カントの政治哲学(?)、国際法のありかた、政治と道徳(倫理)のあり方などが書かれている。
難しいけど、完全にわからないわけではない。
現在にも十分通じる部分が多くあるように感じた。Posted by ブクログ -
集英社版で池内紀訳と比較してみた.原文を見ていないが,見ても上手く読めないが,宇都宮さんはある程度原文に忠実に訳しているのだろう.ただカントはユーモラスな人で難しいことをやさしく記述できる素養を持っていたはずだ.その点からすると,宇都宮訳はやや読みにくかった.Posted by ブクログ
-
カント本人が評している通り、哲学者の与太話なんだからいいだろ!的なスタンスで書かれたものではあるが、その内容が現代の国際法の根源をなす考えに与えている影響は大きい。Posted by ブクログ