宇都宮芳明のレビュー一覧

  • 永遠平和のために
    永遠平和のための3大要件:①常備軍をなくす、②各国における共和制採用、③国際社会における全ての人間の訪問権の確保
  • 永遠平和のために
    ●常備軍は廃止すべき。軍事費増大は平和の方が戦争より重荷になる。自衛組織は前段階として必要
    ●国家が独立した単位で世界共和国を形成することが平和維持に望ましい。難しければ国際連合が代替物にあたる
    ●政治と道徳(宗教)は合致すべき。×道徳を政治に合わせる ○政治を道徳に合わせる
    ●政治が経験技術的問題...続きを読む
  • 永遠平和のために
    2019/01/21 読み終わった。
    永遠平和のためには、今現在戦争状態でないことに加えてら今後も起こる可能性が無い状態も必要だと、書いてあった。なるほどと思った。
  • 永遠平和のために
    読んでいて、夏目漱石の私の個人主義を思い出した。
    根底にあるのは、自分がされて嫌なことは相手にしちゃいけないということだと思う。
    200年も前から平和についてなすべきことは論じられているにもかかわらず、混迷と複雑さは増すばかりだ。現代に生きていたら、著者は何と言うだろうか。
  • 永遠平和のために
    1795年の本です。カントのこの考え方が、国際連合の元になったと言われています。


    難しい命題ではありますが、薄い本で手に取りやすく、よくまとまっていて読みやすいです。


    人が一緒に平和に生活するというのは自然ではなく、自然状態=戦争であり、だからこそ平和とは創設しなければならない
    という考えが...続きを読む
  • 永遠平和のために
    興味深い作品ではありますが、如何にもモダンな進歩主義で自分の肌に合わなかったのでこの評価。あくまで古典であって、現役の思想ではないと感じました。
    なお、自分にとって初のカント作品なので、理解が足りていない可能性は大いにあります。

    国際的共同体が成立する必然性についての論証は、論理展開としては納得で...続きを読む
  • 永遠平和のために
    カント曰く「公法の先験的公式」から、公表性と一致しない政治的格率はすべて不正なのだそうですよ、安倍さん。
  • 永遠平和のために
    その昔、哲学科卒の叔父が、小さかった私の枕元で読み聞かせをしていたものと聞いて読みましたが、叔父さん、これを2歳やそこらのガキによんでやってもわかんないよ。
  • 永遠平和のために
    平和条約には未来の戦争の火種を残してはならない。平和のためには常備軍はあってはならない。
    そんな感じのお話。
    スイス辺りは比較的この条件に合致しているかもしれないが、今の世界は全然平和とは無縁といえる。
  • 永遠平和のために
    永遠平和について几帳面に語った書。

    机上の空論と一蹴されないために、批判をひとつずつ虱潰しにしていき、かつその根拠をあげていっている。
  • 永遠平和のために
    永遠平和は蜃気楼

    もしカントが今生きていたとしても、きっとまだ同じ事を言ってるんだろうなぁ。
    いつまでこれを言い続けるんだろうなぁ。
    いつまでもこれを言い続けなければいけないんだろうなぁ。