宇都宮芳明のレビュー一覧

  • 永遠平和のために

    Posted by ブクログ

    永遠平和のための3大要件:①常備軍をなくす、②各国における共和制採用、③国際社会における全ての人間の訪問権の確保

    0
    2021年01月26日
  • 永遠平和のために

    Posted by ブクログ

    ●常備軍は廃止すべき。軍事費増大は平和の方が戦争より重荷になる。自衛組織は前段階として必要
    ●国家が独立した単位で世界共和国を形成することが平和維持に望ましい。難しければ国際連合が代替物にあたる
    ●政治と道徳(宗教)は合致すべき。×道徳を政治に合わせる ○政治を道徳に合わせる
    ●政治が経験技術的問題になると、目的達成のための不正が横行する

    0
    2021年01月08日
  • 永遠平和のために

    Posted by ブクログ

    2019/01/21 読み終わった。
    永遠平和のためには、今現在戦争状態でないことに加えてら今後も起こる可能性が無い状態も必要だと、書いてあった。なるほどと思った。

    0
    2020年02月01日
  • 永遠平和のために

    Posted by ブクログ

    読んでいて、夏目漱石の私の個人主義を思い出した。
    根底にあるのは、自分がされて嫌なことは相手にしちゃいけないということだと思う。
    200年も前から平和についてなすべきことは論じられているにもかかわらず、混迷と複雑さは増すばかりだ。現代に生きていたら、著者は何と言うだろうか。

    0
    2021年08月08日
  • 永遠平和のために

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1795年の本です。カントのこの考え方が、国際連合の元になったと言われています。


    難しい命題ではありますが、薄い本で手に取りやすく、よくまとまっていて読みやすいです。


    人が一緒に平和に生活するというのは自然ではなく、自然状態=戦争であり、だからこそ平和とは創設しなければならない
    という考えが元であり、甘い理想論ではありません。

    争いが起きる方が当たり前であり、「だから平和など意味がない」とするのではなく
    「永遠平和」を実現するために漸次努力し近づけていくものという思考は、
    闇雲に平和を叫ぶ現実的ではない平和主義者の思考よりも共感できました。

    軍があるということは、他国を戦争の脅威に

    0
    2018年01月22日
  • 永遠平和のために

    Posted by ブクログ

    興味深い作品ではありますが、如何にもモダンな進歩主義で自分の肌に合わなかったのでこの評価。あくまで古典であって、現役の思想ではないと感じました。
    なお、自分にとって初のカント作品なので、理解が足りていない可能性は大いにあります。

    国際的共同体が成立する必然性についての論証は、論理展開としては納得できるもので、瞠目します。
    しかし、前提となる民衆の理性に対する期待が過度であること、社会と法の善性に期待しすぎている(付属における公表性の原則とか)ことから、論理的ではあっても現実的ではないのかなと考えます。(もちろん今後成立する可能性もなくはないですが)
    この辺りは、絶対王政全盛期が終わり、フラン

    0
    2014年11月01日
  • 永遠平和のために

    Posted by ブクログ

    カント曰く「公法の先験的公式」から、公表性と一致しない政治的格率はすべて不正なのだそうですよ、安倍さん。

    0
    2014年06月19日
  • 永遠平和のために

    Posted by ブクログ

    その昔、哲学科卒の叔父が、小さかった私の枕元で読み聞かせをしていたものと聞いて読みましたが、叔父さん、これを2歳やそこらのガキによんでやってもわかんないよ。

    0
    2013年07月01日
  • 永遠平和のために

    Posted by ブクログ

    永遠平和について几帳面に語った書。

    机上の空論と一蹴されないために、批判をひとつずつ虱潰しにしていき、かつその根拠をあげていっている。

    0
    2012年08月31日
  • 永遠平和のために

    Posted by ブクログ

    永遠平和は蜃気楼

    もしカントが今生きていたとしても、きっとまだ同じ事を言ってるんだろうなぁ。
    いつまでこれを言い続けるんだろうなぁ。
    いつまでもこれを言い続けなければいけないんだろうなぁ。

    0
    2011年09月09日
  • 永遠平和のために

    Posted by ブクログ

    ○6つの条項
    1.将来の戦争の種をひそかに保留して締結された平和条項は、決して平和条約とみなされてはならない。
    2.独立しているいかなる国家(小国であろうと、大国であろうと、この場合問題ではない)も、継承、交換、買収、または贈与によって、ほかの国家がこれを取得できるということがあってはならない。
    3.常備軍は、時とともに全廃されなければならない。
    4.国家の対外紛争に関しては、いかなる国債も発行されてはならない。
    5.いかなる国家も、他の国家の体制や統治に、暴力をもって干渉してはならない。
    6.いかなる国家も、他国との戦争において、将来の平和時における相互間の信頼を不可能にしてしまうような行為

    0
    2010年07月19日