RYOのレビュー一覧

  • この世は生きる価値がある

    Posted by ブクログ

    表紙やタイトルから想像していたのとはまっく違う内容で意表を突かれた。生きることの喜びと苦しみが、この世ならざる者の目を通して描かれている。
    今自分が生きて、友だちと笑い合ったり、親と喧嘩したりしていることが、とても尊いことだと気づかせてくれる作品。

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    2025年10月29日
  • この世は生きる価値がある

    Posted by ブクログ

    読んだきっかけ:母に勧められて読んでみました!

    この本は命とは何なのか、生きるとは何なのか、この世とはどういうところなのかを考えさせてくれるような本です。

    この本の中で1番気に入ったところは
    「ごめんね、キツネ。でもおれは、この世界が好きなんだよ。この世界を、なにより美しいと思ってしまった。泥の中で咲く花みたいに、きれいだと思っちゃったんだ。だから……」
    という主人公のセリフです。

    私はこのセリフの中の「泥の中で咲く花」にすごく考えさせられました。

    綺麗な花畑で咲く花もいいけれど、泥の中のような汚くて見ることも拒否してしまうような場所に咲く花は、綺麗な花畑で見る花とはまた違った綺麗さが

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    2025年10月13日
  • この世は生きる価値がある

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    人間の世界を知らない魂が、インフルエンザで重症化し死を彷徨っている中学2年生の男子、高梨天山の体に入り込む。天山の体の中で生活できる期間は1年間。人間界で魂は生きる喜び、悲しみ、苦しみを理解していく。

    もう、読む前にこのタイトルだけで星5つを付けたくなる。

    森絵都さんの『カラフル』に似てると話題だが、『カラフル』が刊行されて20年以上がたち、今の中高生は『カラフル』を知らない子もいる。確かに似てる。でも、『カラフル』は『カラフル』で森絵都さんの思いがあり、この本にはまりるさんの生きることの思いがいっぱい詰まっている。そう、この世には生きる価値があるんだよね。

    生きることがくだらない、なん

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    2025年07月19日
  • この世は生きる価値がある

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    ずっと気になっていた作家さん。
    最初は自己中心的だった主人公が、人と関わる中で「この身体を離れたくない=死にたくない」と変わっていく過程が印象的。死にたい少女と、生きたい主人公の対比も胸に響き、「それでも生きろ」という作者のメッセージが伝わってくる。生きることの痛みと希望を優しく描いた作品だった。

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    2025年11月05日
  • この世は生きる価値がある

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    生きる喜びと悩みを1年のあいだに体験する。
    意外と切ない話ではあるのだ……。
    『カラフル』とたしかに似ているのだけど、ゴードン・コーマンの『リスタート』もちょっと思い出したり。あちらは生きかえるわけではなく、記憶喪失で人格が変わる話だけど。
    ツンデレだけど寄りそってくれる相手がいたり、がっつりと苦みが残るあたりも著者らしいのかもしれない。

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    2025年09月26日
  • この世は生きる価値がある

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    なるほど、こうきたか…。

    急死した中3男子、天山の体に入り込んだとある「魂」。魂の正体は不明のまま、物語は進んでいく。
    生きるって素晴らしい、この世は素晴らしい、もっと生きていたい…という思いを、長谷川まりるはこう描くのか、という。
    「杉森くん」のもう一つの物語だと感じた。
    人を救うって、人の人生を背負うって、どういうことか、ということ。

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    2025年08月24日
  • この世は生きる価値がある

    Posted by ブクログ

    杉森くんに続いて長谷川まりるの本を読む。そうだね、本当にこの世には生きる価値があるよ。色々考えちゃったな。ラストもなかなか良かった。でもこの構造は救いがないな〜。元々の宿主も死んでしまっていて彼は語る言葉すら持たないし、結局その体は死を迎え周囲は入れ替わっていた事すら気づかずに悲しむわけだ。読みながら物語の舞台として設定されてしまった天山本人の事を想わずにはいられなかったな。そこについては好きではない。

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    2025年06月18日
  • くの一隠密 紅組【分冊版】 3巻

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    天草四郎なんて歴史てな人物の名前が出てましたけど、これは本物なのかそれともこういう漫画である同姓同名なのか

    #笑える #怖い #萌え

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    2023年02月17日
  • くの一隠密 紅組【分冊版】 2巻

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    紅組ってあんまりまじめなくのいちではなさそうですし、町人たちとのやりとりとかギャグよりな話なんでしょうか

    #笑える #怖い #萌え

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    2023年02月17日
  • くの一隠密 紅組【分冊版】 1巻

    匿名

    購入済み

    一話読んだだけではまだわかりませんけど、もしかしてナルトみたいな妖術みたいな忍法を使う忍者たちなんでしょうか

    #怖い #萌え

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    2023年02月17日
  • この世は生きる価値がある

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    法事で会った親戚の価値観の違いをさらっと流すのが、流石だなあと思った 帰り道の父と息子の会話が一番の応援メッセージに思えた

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    2025年09月27日
  • この世は生きる価値がある

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    亡くなった少年の体に魂が...、という設定は私の中で森絵都「カラフル」が最高峰なのだけど、こちらの少年はいわゆる「陽キャ」。感情移入できるかな...と読み進めていったのだけれど、途中、なるほどこれはもう一つの「杉森くん」の物語なのだな、と思った。宮下さんを助けるには素人の中途半端な手助けではダメで、きちんと専門家を頼るということ。物語的には盛り上がりに欠けるんだろうけど現実的にはその通りで、この部分は信頼できる。でもだからこそ、このラストで宮下さんと父親が遺されたことを思うと、やるせなくなる。天山の望みは叶ったのかもしれないけど。

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    2025年08月20日
  • この世は生きる価値がある

    Posted by ブクログ

    亡くなった中学生男子・天山の身体に入ってしまったのは、天上の世界から地上を見下ろしていた魂。
    記憶喪失ということで1年間だけ天山として生きることになる。

    父と2人暮らしで母の存在がないことや浅川という女生徒の不登校の原因などを知ってしまう。

    生きることがどんなことなのかを体験して理解できたとしても、天山としての1年ではとても足りなくて、もっとここにいたくなった。
    他人の人生じゃなくて、ひとりの人間としての生きるを真っ当したいと。


    生きるということの大切さや価値があるものだということを誰かになることで気づく。
    それなら自分の人生を生きたくなるのは当然だろう。




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    2025年07月18日
  • この世は生きる価値がある

    Posted by ブクログ

    主人公はいったい何者?
    天山ってどんな少年だったの?
    これからどうなるの?

    ?マークだらけで物語が進んでいくから、先が気になって仕方ない!
    結果、一気読みでした。
    全ての謎が解けるのは、最後の最後。
    それまで興味を惹きつけて離さない、著者のストーリー運びの上手さに感服。

    章立ても粋な演出があって、よかった!

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    2025年06月27日