北川悌二のレビュー一覧

  • ピクウィック・クラブ(下)

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    『ピクウィック氏は波乱にみちた遍歴を終わり、今は落ち着いた毎日である。体は少し弱っていても精神は若々しく人々の敬意を集めている…。すべてのいざこざも収まり、おだやかな雰囲気のうちに、このイギリス文学を代表する小説は幕となる』静かな感動をもたらすラストがいい。

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    2012年04月07日
  • ピクウィック・クラブ(中)

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    『ピクウィック氏は、そのもちまえの善意から、裁判をはじめ、ごたごたした事件にまきこまれる。もつれにもつれた糸は、はたしてどうとけてゆくのか……。〈ピカレスク小説〉のおもむきゆたかに、イギリスの一時代の姿を、戯画化しながら生き生きと伝える』シベリア流刑時のドストエフスキーも読んでいたという。

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    2012年04月07日
  • ピクウィック・クラブ(上)

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    『実業界を引退したゆたかな紳士ピクウィック氏は、素朴な人柄で、人間愛に満ちた人である。彼は行く先々で人を助け、悪をこらしめようと力をつくす。しかし、人がよすぎて、かえって失敗ばかり……。明るく楽しい笑いの底に人間回復の願いを託す、ディケンズ最初の長篇小説』展開の妙。描写も的確。伏線もしっかり効いており、これによってディケンズは二十代半ばにして圧倒的人気を獲得することになる。

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    2012年04月07日
  • 骨董屋(下)

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    最近映画になっているオリバー・トゥイストの作者、チャールズ・ディケンズの著書です。ディケンズの作品のなかでは、私はこの骨董屋が一番好きです!因みに筑摩書房も好きなんです・・・(関係ナイ(^^;)) 話は、お人よしのやさしいネル(ネリー)の話。ネルには博打好きのおじいちゃんがいて、ネルが一生懸命働いて稼いだお金も賭けに消えていってしまいます。でも、やさしいネルは頑張って稼いで日々やりくりする・・・と。次第にネルの人格に惹かれて色々な親切な人たちも登場して、ほんわかなごんだり、落ち込んだり。 この本をディケンズが執筆してた時代、アメリカに来たディケンズの見送りかなんかで、骨董屋大好きな読者が港まできて「ネルを殺さないで〜」とか言ったとかなんとか。いろんな人たちに愛された、歴史に残るお話です。でも、最後はちょっと悲しいお話。

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    2009年10月04日
  • 骨董屋(下)

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    しっかりとほのめかされていたとおりの結末だった。
    そして、描写がしつこい結末だった。
    悪は懲罰を受け、善は認め祝福される。
    そして、聖女は望んでいた静かで安らかで美しい生活を得て、神の御心にかなう。
    文章も、登場人物も、話の展開も、まさにディケンズといった作品だった。

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    2022年01月02日
  • 骨董屋(上)

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    ネルのおじいさんを思う姿が切ない。
    ギャンブルにハマる人の愚かな興奮した感情は、いつの時代も同じなのだな、と感じた。

    「骨董屋」というタイトルのわりに、早々に骨董屋を失業してしまい、話の筋に職業はからまない。
    下巻では何か意味を持つのだろうか。

    このお話にも、特徴的で強烈な個性を持った人物が沢山現れる。そこが面白い。
    画面がバタバタと切り替わり、少し粗削りだと感じる話だが、この先どうなるのか。
    下巻へ。

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    2021年12月31日
  • ピクウィック・クラブ(下)

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    ネタバレ

    正直、読むのに時間がかかった。
    それほど面白い筋ではない。
    それでも、世間知らずな主人に尽くすサムが魅力的だった。
    この下巻は、ピクウィックの善の性格が強く押し出されていた。
    それにしても、ディケンズは登場人物の世話をしっかりとしたがる。
    綺麗で清潔なラストだと思った。
    こういった初期の作品を読むと、ディケンズの代表作品たちへのステップのようなものが感じられて、それについては興味深く思った。


    ≪ポイントメモ≫
    39 サム、メアリーと会い、ウィンクル、アラベラと会う

    40 逮捕→フリート監獄

    41 監獄の部屋・夜

    42 監獄のシステム、ジングル再び、サム去る

    43 サムの作戦

    44 事務員の話・靴なおしの話・来客・死

    45 ウェラー家の面談

    46 バーデル夫人の転落

    47 策を練る・華やかな訪問客・釈放

    48 アレンとボッブを説得

    49 叔父の話(亡霊の郵便馬車)

    50 ウィンクルの父親に会いに行く

    51 帰路で争い勃発

    52 サミーの父からの手紙・積年の恨み

    53 ジングルの旅立ち・不愉快な2人

    54 ウォードル家の騒動

    55 遺産

    56 ウェラー親子との話・ウィンクル解決

    57 新居・結婚・その後

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    2021年03月18日
  • ピクウィック・クラブ(上)

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    ネタバレ

    滑稽で、逸話のような小話もはさみこまれている。
    面白い話もあるが、登場人物が多くて、メモをしながら読んでいてもやや混乱する。
    話全体の流れとしては、それほど面白いものでもない。
    退屈な部分もあった。
    人物も、悪人のジングルが一番いきいきしている。
    ピクウィックは上品でいい人で、だから逆に強い特徴がなく、少しぼやけてしまっている感じもする。
    人物の個性が、今一つ強調されきっていない、という感じ。




    ≪ポイントメモ≫
    1 ピクウィッククラブについて

    2 旅行へ。見知らぬ男と出会い、タップマンと見知らぬ男は事前舞踏会へ。軍医スラマーの女といちゃつく。翌日、ウィンクルが間違われて決闘をしそうになるが、和解。

    3 「放浪者の物語」を聞く。そこにスラマー軍医が訪ねてきて、喧嘩になりかける。

    4 機動演習を見物に行く。ウォードル氏と懇意になる。

    5 ウォードル氏の家に行くのだが、馬で苦労する。

    6 ウォードル氏の歓迎を受ける。ジョン・エドマンズの話を聞く。

    7 烏の狩で、タップマンがケガをする。タップマントレイチェルが接近する。ピクウィックたちはクリケットを見に行き、見知らぬ男(ジングル)と再会する。

    8 タップマンとレイチェルがキスをしているところを太った少年に見られ、告げ口をされる。それを利用して、ジングルがレイチェルを奪おうとする。

    9 ジングルとレイチェルが駆け落ち。ウォードルとピクウィックが追いかける。

    10 ジングルを捕まえ、金で解決する。

    11 タップマンを追いかけてコパムへ。古代の碑文を発見。眠れず「狂人の記録」を読む。

    12 ピクウィックが男の召使いを雇う。

    13 二大党派にわかれる町に、議員選挙を見に行く。

    14 女以上に奇妙なもの「旅商人の話」

    15 有名人の知人しか持ちたくない夫人が開く仮装パーティーで、ジングルを見かけ、後を追う。

    16 ピクウィックがはめられる。

    17 ピクウィック、リュウマチで寝込む。病床で書き留めた話「真の恋の物語」

    18 ポット氏が、妻とウインクルの仲を疑う。ピクウィックはバーデル夫人に訴えられる。

    19 狩へ

    20 バーデル夫人の件で、彼女の弁護士に会いに行く。その後、自身の弁護士をつけるため、居酒屋へ書記を探しに行く。

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    2021年03月18日