辻昶のレビュー一覧
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(上下巻)アニメやミュージカルにもなった「ノートルダムの鐘」の原作。舞台は1482年のパリ。醜い鐘番のカジモド、ジプシーの踊り子エスメラルダ、司教補佐のクロード・フロロ等の宿命に翻弄される人生が描かれる。なかなか本筋に入らず、建築や歴史、風習などの蘊蓄が続き挫折しそうにもなった。共感度0%のクロード...続きを読むPosted by ブクログ
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醜いが純粋に人を愛するカジモド。聖職者でありながら肉欲に狂わされるフロロー。一途で美貌を持つも卑しい身分のジプシー。地位も美貌も兼ね備えているのに女癖が悪いファビュス…誰一人として欠点のない人物は現れない。そして、望むものを得られた者も誰もいない。それだからこそ、極限状態の人間の感情が生々しく伝わっ...続きを読むPosted by ブクログ
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ノートルダムの鐘で知られる原作。
アニメとは話が異なるらしい。
今まで、読んだことも映画やアニメで見たこともないので、完全に初めて。
読みやすい。
ヴィクトル・ユーゴーは、『レ・ミゼラブル』の小説を読んだり映画で観たことがあるだけで、本書は2作目。
どちらも余談が長いが、建築と印刷の解説はしつ...続きを読むPosted by ブクログ -
ユゴーらしく、比喩や時代背景の説明が多くなかなか物語が進まなかったが後半に来てコロコロと物語が動きだし興味を引き付けられる。Posted by ブクログ
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ああ無情(レミゼラブル)は面白かったからノートルダムもディズニーでアニメ化されてるし面白いんじゃないかなって思ってたんですが。
なんと1章まるまるパリの建物や情景を描くのに使っていて驚きました。印刷技術の発達についても。
下巻を読み始めてから思いますが、様々な有名建築を描いてくれることで(知ってる...続きを読むPosted by ブクログ -
邪恋やら暴動やら、そして可憐な乙女の運命。
フランス版時代物、大ロマン小説。
ジプシーゆえに魔女狩りというのか、死刑を宣告されるエスメラルダ。その美しい娘はストーカー的に恋する中年の聖職者に追いかけられ、死刑から救ってくれた醜い背むし男にも純愛をささげられるが、娘は娘でちゃらんぽらん美男に恋焦がれ...続きを読むPosted by ブクログ -
上巻の街並みなどの景観説明が必要だったのかが最後まで分からなかった。
僕には必要ない駄文としか思えない。
それに比べると下巻の物語の展開は凄まじく、面白い。
フロロの鬼気迫る台詞は読む者を圧倒する。
この物語には本当の悪人は出て来ない。
精々、フェビュスの人間性に難が有るが時代背景や自分の恵まれた環...続きを読むPosted by ブクログ -
劇団四季の予習として。
ディズニーでは「勇敢なフィーバスとかっこよくて美しいエスメラルダの愛」「フロロはただの悪者」のように描かれているけど、実際は卑怯でずるがしこい色男のフィーバス、弱くてわがままで他人に依存的、未熟なエスメラルダ。そりゃ16歳だもんな。わかってはいるが、女としては好きになれない...続きを読むPosted by ブクログ -
全く内容知らずに読んだのだけど…
どうなるんだろう?!と。
大丈夫だよね?って。
レ・ミゼラブルは救いがあったものね…
って読み終わったら、完全に悲劇やん!
誰も助からないという。ハムレット かよ。
冤罪は多かったとのこと、ひどい世の中だ。
エスメラルダ、フェビュス殺しで絞首刑。
フェブ...続きを読むPosted by ブクログ -
やはりユゴー…レミゼラブルと同様にロマンありつつ現実的なところで話が終わる。
上巻と違ってどんどんストーリーが進むので途中、展開を予想して読み進めたくなかったです。オチまでは読めませんでしたが、悲しいお話だけどリアルな話だったんでしょうかね…。
どうでもいいですが、私の中で赤毛のアンに続いて長ゼリ...続きを読むPosted by ブクログ -
ディテールすぎる部分は真剣に読むと辛くなるなと思ったので、濃淡をつけながら読むと意外と楽しく読めた。(ユゴー自身、だらだら書いちゃったけどつまり…とサマリーをつけてくれていたのが可愛らしかったw)エスメラルダがグランゴワールを助けるシーンはワンピースばりのドキドキ・臨場感を感じめちゃくちゃ惹き込まれ...続きを読むPosted by ブクログ
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ノートルダム聖堂が火事になった時に、『ノートルダムのせむし男』というタイトルで、子供時代に読んだ記憶があり、原作を読み直したいと思っていました。
『レ・ミゼラブル』もそうなんですが、ユゴーは知識豊富で物語の合間に、地理的説明や歴史やはては建築学、印刷機の発明など、薀蓄を滔々と述べる部分が、読み進む...続きを読むPosted by ブクログ -
子供の頃からホラー映画の傑作の一つと認識していたが、NHKの「100分で名著」を観て、人間の業や欲望の醜さを、まざまざと見せてくる人間模様が面白そうと思い読み始めた。
ところが、カジモトやエスメラルダやフロロの話がなかなか始まらない(汗)。
観光ガイドのようなノートルダム寺院とパリの景観の説明が長す...続きを読むPosted by ブクログ -
映画、劇団四季のストーリーが好き過ぎて原作に手をつけたのですが…
難しい、本当に難しい。
全然関係無い話が多過ぎる、それが逆にいいのだろうけど僕には難しかった笑
100ページくらいして、ようやくエスメラルダが出てくるので、そこまでは我慢。
にしても原作ここまで内容が違うとは。
映画と違いを確かめら...続きを読むPosted by ブクログ -
建築が思想を語った時代から、グーテンベルク以降の印刷術が建築学を席巻したというこらしい。
ストーリー展開の合間にユゴーの哲学、思想がちりばめられている。Posted by ブクログ -
退屈極まりなかった上巻とは違って、一気にドラマチックになって、最後は救いのない怒涛の展開に。ミュージカルを観る前に読み終わって良かった。Posted by ブクログ
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気分悪い。
登場人物すべて考えが足りない。レ・ミゼラブルより救いがない。
それでもなお、ディズニー等の二次作品において、この世界観を崩してほしくはない。本作品はこれで完成している。手を加えるのは侮辱だ。Posted by ブクログ -
たまたま書店で見つけて購入。レ・ミゼラブルは既読だが、それに比べると、まだ荒い印象を受ける。
とりあえず総合的な感想は、下巻を読み終わってからにします。Posted by ブクログ